初心者が自転車通勤を始めるには?装備とポイントを徹底解説
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    2023.07.12

    初心者が自転車通勤を始めるには?装備とポイントを徹底解説

    ロードバイク

    筆者私物のロードバイク。自転車通勤にはいろいろなメリットが!

    運動は健康に良いと分かっているけれど、なかなか時間を取れないのが社会人のつらいところです。そこでおすすめなのが、通勤時間に運動ができる自転車通勤。

    筆者は週に数回、往復50kmの自転車通勤をしていますが、その体験から学んだ自転車通勤のメリットや、必要な装備などについて解説します。

    自転車通勤のメリットとは?

    数ある通勤手段の中でも、自転車通勤こそ最もメリットがあると筆者は考えます。

    では、具体的にどんなメリットがあるのか、さっそく紹介していきます。

    (1)運動不足の解消

    車、電車、バスなどの交通手段を使う場合と異なり、自分の体を使って移動するので、運動不足の解消になります。

    社会人になると運動する時間を確保しづらいのがつらいところですが、自転車通勤であれば通勤時間を運動に当てることができるため、時間を別途確保する必要はなくなります。

    運動の強度を上げることで、運動不足の解消を超えたトレーニングにすることもできるので、さらに体力をつけたい人にもおすすめです。

    (2)交通費の節約

    自転車通勤を始める際にはいくつか装備をそろえる必要がありますが、一度そろえてしまえば、あとは自転車のメンテナンス代や駐輪場代くらいしかかかりません。

    ガソリン代や電車代、バス代がかからない点は、特に交通費が支給されないことがあるフリーランスの方にとって大きなメリットとなるでしょう。

    (3)ストレス解消

    緑の中の舗装路

    自然の中を走るのは気持ちいいですよ。

    郊外や田舎なら自転車通勤をすることで自然を感じながら通勤ができます。また、市街地の場合は満員電車に揺られずに済むというメリットがあるでしょう。

    そもそも、適度な運動をすること自体がストレス解消につながります。

    自転車通勤を始める前の準備

    では、実際に自転車通勤をしたいと思った時、何から始めたらいいのでしょうか。ここでは、必要な準備をまとめました。

    (1)勤め先の規定やルートをチェック

    勤め先の規定で自転車通勤がどのような扱いになっているのか、まずは確認しておく必要があります。

    また、通勤ルートや所要時間、パンクなど非常時の対応方法もチェックしておきましょう。可能であれば、事前に通勤経路を走ってみることをおすすめします。

    (2)自転車保険への加入

    自転車に乗るうえで必ずしなくてはならないのが、自転車保険(自転車損害賠償責任保険)への加入です。

    自転車保険とは、自転車で走行中に誰かをケガさせてしまい、賠償責任を負った場合に適応される保険です。

    現在では多くの都道府県において、自転車保険への加入が義務になっています。もちろん筆者も加入しています。

    (3)お気に入りの自転車の用意

    ロードバイク

    筆者はロードバイクを使っています。

    筆者はロードバイクに乗っていますが、クロスバイクやマウンテンバイク、シティサイクル(ママチャリ)など、どのような自転車でも自転車通勤は可能です。

    ぜひ、自分のお気に入りの自転車でスタートしてみてください。

    自転車通勤の装備を用意しよう!

    自転車通勤を始めるにあたっての準備を終えたら、次は必要な装備をそろえていきましょう。

    (1)ライト・ベル・後方反射板

    自転車のライト

    ライト、ベル、反射板はかならず付けましょう。

    自転車通勤をする、しないに関わらず、自転車に乗る際には「ライト」「ベル」「後方反射板もしくはテールライト」が必要です。

    これらの装備は、道路交通法で装着や使用が義務付けられています。必ず用意しましょう。

    ※参照:道路交通法 | e-Gov法令検索

    (2)リュックやサドルバッグ

    自転車用のバッグ

    フロントバッグ、サドルバッグ、リュックを活用しましょう。

    着替えなどの荷物を入れるリュックやフロントバッグ、サドルバッグがあると便利です。

    背中に荷物を背負うのが苦手な人は、大型のサドルバッグを用意して、そこに荷物を入れるのもいいでしょう。

    しかし、大型のサドルバッグはスピードを出した時などにゆれて走りづらくなってしまうことがあります。リュックとどちらがいいか、実際に使ってみて決めてもいいでしょう。

    (3)十分な水分

    自転車のボトル

    こまめな水分補給をしましょう。

    長距離の場合や夏の暑い日には、必ず水を持参してこまめな水分補給をしてください。

    水分が不足すると、脱水症状になって熱中症にもなりかねないので、油断できません。

    (4)いざという時のための装備

    サドルバッグと中身

    チューブや携帯工具を用意しましょう。

    自転車通勤をしていると思わぬトラブルに遭うことがあります。そのひとつがパンクです。パンクは路面状況などによってたびたび起こるので、対応できるようにしておきましょう。

    たとえば、クロスバイクやロードバイクであれば、チューブ交換で対応できます。

    チューブと空気入れ、タイヤをホイールから外すためのタイヤレバーを携帯しましょう。いざという時にあわてないように、事前にチューブ交換の練習をしておくのがベストです。

    シティーサイクルの場合は、チューブ交換や修理が容易ではないので、通勤経路の近くの自転車屋さんをあらかじめチェックしておきましょう。

    輪行袋

    輪行袋は非常時に使えます。

    さらに、クロスバイクやロードバイクの場合は、万が一走行不能になってしまった時に輪行で移動するのもひとつの方法です。

    輪行とは、自転車を分解したり折りたたんだりして電車などに持ち込み、移動することをさします。輪行用の袋を持ち運ぶようにすると、いざという時にたすかります。

    自転車通勤Q&A

    最後に、自転車通勤でよくあるQ&Aをまとめたので、参考にしてみてください。

    自転車通勤は毎日するの?

    自転車通勤は他の通勤方法に比べ、天気の影響を大きく受けます。雨の日や雪の日、風の強い日などに無理して自転車通勤をするのは、おすすめしません。

    また、疲れている時や寝不足の時も無理をしないようにしましょう。

    なお、筆者は天気のいい日を選んで、週2〜3日程度、自転車通勤をしています。

    服装は何がいい?

    サイクルウェア

    サイクルウェアや動きやすい服装で。

    筆者はロードバイク用のジャージを着用して通勤していますが、動きやすい服装であれば何でもいいでしょう。

    スポーツバイクで通勤する場合には、チェーンでズボンのすそが汚れてしまう恐れがあるので、すそをまくる、あるいはバンドで留める、といった対策が必要です。

    さらに、ヘルメットは必ずかぶりましょう。

    着替えやシャワーはどうすればいい?

    着替えとリュック

    着替えは勤め先に置いておくか、リュックで持っていきましょう。

    会社にロッカーがあれば、着替えを置いておくのがいいでしょう。

    筆者は着替えを防水の袋に詰めて、リュックに入れて通勤しています。靴は勤め先で履き替えるようにしています。

    会社にシャワーがあるなら問題ないと思いますが、たいていの場合はないはず。ボディーシートなどで汗を拭いてから着替えることをおすすめします。それだけでずいぶんサッパリしますよ。

    モチベーションになるグッズはある?

    サイクルコンピューター

    サイクルコンピューターで走行距離などの記録がとれます。

    走行距離や走行ルートが記録できるサイクルコンピューターを導入すると、自転車通勤を続けるモチベーションになります。

    自転車通勤の記録を振り返ることができるようになるので、ぜひ活用してみてください。

    自転車で楽しくて快適な通勤を!

    自転車と風景

    寄り道も自転車通勤の醍醐味です。

    時間のない社会人におすすめの自転車通勤。心と体にはもちろんのこと、お財布や環境にも優しい通勤手段です。

    時折寄り道をしてみると、すてきな道や景色、お店が見つかるかもしれません。ぜひ、自転車通勤で楽しくて健康的な毎日を送ってください。

    私が書きました!
    アウトドアガイド・ライター
    すー(鈴木 隆)
    日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。

     

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