「八ヶ岳の大自然を活かした“超美味しいキャンプ場”で魔法のミールキットに出合った!」で取材した次世代キャンプ場「FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳」は、適度に間伐された明るい林間にある広いサイトが特徴。森の奥へ行くと本格的なサウナエリアがあり、センターハウスを中心に食や滞在を快適にする様々な仕掛けがあった。
居心地のよさの秘密とは?
キャンプ場使用料金は、100㎡のレギュラーサイトが、休日でも5800円。車両1台、5人までが、この価格で利用できる。シャワー、ランドリーほか、お湯が出る洗い場や、清潔なシャワー付きトイレなど、基本スペックにぬかりなし。
人気のサウナは、簡易的なテント式ではなく、木造の小屋で薪を燃やす本格的な北欧式。ととのったあとは、センターハウス内にあるカフェで、シェフ特製のサウナ飯や酒まで楽しめる。
さらに、豪華な内装のワーケーションオフィスや、ワンちゃんと泊まれる広々としたドッグサイトなどもある。
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳の魅力その1
アメリカ映画に出てきそうな"映える"センターハウス

敷地内に入ると、アメリカンな雰囲気が漂う2階建てのセンターハウスが迎えてくれる。室内にはカフェを併設し、チーズバーガーやオリジナルコーヒーを楽しめる。

BBQエリアもあり。

2階まで吹き抜けになった受付兼ストアエリア。ビジュアル的な仕掛けで来訪者を自然とワクワクさせてしまう空間演出がお見事。
運営会社のトランジットは遊び場づくりを得意とする企業で、食のみならず、公共施設、オフィス、ホテルなどのプロデュース事業も行なっている。その取り組みのひとつとして、この1万8000坪の開発を任された。
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳の魅力その2
廃材などを活用したエシカルなグッズ

いろいろな燻製チップを気軽に試せるように、量り売りをしているのもうれしい。ククサ山盛り200円。

村長(シェフ)が調合したという、無添加のオリジナルスパイスや、地元産の米も量り売りしている。

オリジナルTシャツは、サステイナブルなヘンプ製。1枚5,200円。2色あり。

端材を細かく粉砕し、プレス加工して成型されたオリジナルのカップ。左がヒノキ、右がスギ。各1,000円。

ゴミの再利用・再資源化に力を入れる徳島県上勝町で生産されるカミカツビールも販売。

石油系界面活性剤を使わない、環境に配慮した洗剤を自社で製品化。880円。
トレンドを熟知する食と空間演出のプロ集団が本気で開発した自然配慮型のキャンプ場で、新しい癒やしを楽しもう。
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳の魅力その3
北欧式本格サウナでキャンプしながらととのう

外気浴をのんびりと楽しめるティピー型の「ととのい場」や、ファイヤープレイスなどもあり。

バケツに溜めた水を頭からザバンッと被るアトラクションを楽しんだり、檜型の水風呂に入るのもあり。

外壁には廃材を駆使して作った本格的な木造サウナ。利用料はひとり90分1,800円。全2棟あり、1棟は完全予約制で2時間の貸し切りができる。

右手にある素敵な建物が受付棟。中には更衣室、シャワーもある。有料で、タオル、水着、ポンチョのレンタルも利用できる。
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳の魅力その4
森や木をリスペクトした未来につながるサイト作り

間伐した際に切った木は廃棄せず、場内のいたるところで有効利用されている。

伐採した木の端材は、さらに断裁し、ウッドチップにしてからテントサイトに敷いている。だから足場はフカフカ。

丸太を薄く切って、階段の滑り止めに。木のぬくもりが、場内を優しい雰囲気にしている。

廃材を利用して作られた遊具もいい感じ。どこを見ても、木で作られたものばかりだ。

スタッフがレンタルテントを設営・撤収してくれる手ぶらでキャンプができるサービスもあり。

場内の看板やトイレの扉にも、端材や廃材を利用している。

手描きの案内文字が、フレンドリーな雰囲気を生み出す。
FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳の魅力その5
異業種とコラボした取り組みも

オフィス運営の企業「リアルゲイト」が演出・運営するワーケーションルーム。セミナーや会議にも使える。

遊びグルマを得意とする自動車販売店を全国に展開する「フレックス」と提携したエリアもある。
このキャンプ場のこだわり3か条
1 本業である"食"の強みを活かす
2 森には森に似合う空間演出を徹底する
3 トレンドをきっちり提供する
※構成/山本修二 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2023年3月号より)