100均のファイヤースターターは使える?火をつけるコツとおすすめアイテムも紹介 | 焚き火のコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.01.23

    100均のファイヤースターターは使える?火をつけるコツとおすすめアイテムも紹介

    セリアで購入したファイヤースターター

    セリアで購入したファイヤースターター。(著者私物)

    キャンパーのロマンがつまった現代版打石「ファイヤースターター」

    近年、キャンプでは焚き火がすっかり定番となりました。初心者キャンパーでも、焚き火を楽しんでいる方は多いのではないでしょうか。

    そして何度か焚き火を行い、ある程度火を扱うことに慣れてくると、こう思う方も多いはずです。

    「着火をライターではなく、自力で行う方法はないかな?」

    そんな時に使える道具が、ファイヤースターターです。ファイヤースターターは簡単に言うと「現代版の打石」で、アウトドアショップなどで500円〜1,000円程で購入できます。

    さらに、アウトドアアイテムが豊富に取り揃えられるようになった100円ショップでも、ファイヤースターターは数年前から取り扱われるようになりました。

    しかし、100円ショップのファイヤースターターだと、上手く着火できるのか心配な初心者キャンパーも多いはずです。

    そこで今回は、初心者でもできる、上手に100円ショップのファイヤースターターで着火する方法を紹介します。

    ファイヤースターターと一緒に使うと便利な100円ショップアイテムも同時に紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。

    ファイヤースターターとは?

    既に述べた通りファイヤースターターは、火をおこす為に使う道具です。

    ファイヤースターターにはいくつか種類がありますが、マグネシウムを棒状に固めたものが最もよく出回っています。

    その棒状のマグネシウムを付属の金属の板(スクレーパー)で削り、火花を散らすことで、着火する仕組みになっています。

    火をつけたい場所にファイヤースターターで火花をちらし、着火できたら火を大きく育てていく、という方法で焚き火などを行います。

    100円ショップのファイヤースターターで上手に火をおこす方法

    100円ショップで売られている一般的なファイヤースターターで火をおこす方法がどのようなものなのか、実際に火をおこしながら紹介していきます。

    100円ショップのファイヤースターターをキャンプ初心者が使う際、引っかかりやすいポイントをおさえて解説するので、ひとつずつチェックしてお試しいただければと思います。

    1.最初に全体をよく削る

    ファイヤースターターの膜を削る

    マグネシウムの棒を全体的に削る。

    まずはファイヤースターターを開封したら、火をつける前にマグネシウムの棒全体をよく削ります。

    マグネシウムには薄い膜がついていることがあり、膜が残っているとなかなか火花が散りません。

    これが原因で火をつけることができず、ファイヤースターターを使用すること自体諦めてしまう方もいます。

    開封後は全体的に棒を削り、膜をなくしましょう。

    2.マグネシウムの粉をふりかける

    マグネシウム粉

    ファイヤースターターを削ると黒いマグネシウムの粉が落ちる。

    続いて、麻紐や着火剤など火をつけたい場所でファイヤースターターを削って、マグネシウムの粉を落としておきます。

    マグネシウムは粉になると火が着きやすくなる性質があるため、がっつり粉を落とした方が火をおこしやすくなります。

    粉を落とすのをおろそかにすると、着火するのが遅くなるのでしっかりと棒を削っておきましょう。

    3.火をつけたい場所に近づけてファイヤースターターを強く削る

    ファイヤースターターの火花

    ファイヤースターターをこすり続けていると火花がでてくる。

    マグネシウムの粉を落とした後、火をつけたい場所にファイヤースターターを近づけて強めに削り、火花を散らします。

    動きは小さく、かつ強めに削りとるイメージで行うと火花が散りやすいです。

    慣れないうちは、火をつけたい場所にかなり近づけてファイヤースターターを使うといいでしょう。

    4.着火したあとは火を育てる

    ほどいた麻紐に着火

    小さな火に枝や松ぼっくりなど使用し火を育てる様子。

    麻紐などに着いた小さな火種にいきなり大きな薪を使うと、火が消えてしまう可能性があります。

    そのため、着火した火種には新聞紙などの燃えやすいものを追加し徐々に火を大きくしていきます。そこから小枝などを追加して、火を育てていきます。

    ちなみに、火を育てるときに自然のものを使いたい、という方は以下のものを使うといいでしょう。

    • 松ぼっくり
    • 杉の葉
    • 麻紐

    枝は、カッターなどでフェザースティックにすると火をつけやすいです。麻紐は100円ショップでもほどいて丸めたものが売られていますので、そちらを利用してもいいでしょう。

    おすすめのファイヤースターター関連アイテム

    ダイソーのアルコールストーブ

    ダイソーで販売しているアルコールストーブ

    最近の100円ショップでは、痒い所に手が届くようなアイテムが目白押しです。

    100円ショップへファイヤースターターを買いに行ったら、ぜひ以下のアイテムも検討してみてください。

    • 着火剤(樹皮)
    • アルコールストーブ

    100円ショップのアウトドア用品売場にいくと、焚き火に使えるアイテムが多く取り揃えられています。全部買ってみても良いぐらい、安くて使えるものばかりです。

    着火剤も色々あるのですが、樹皮であれば薪や葉の中にいれてもアウトドアっぽい雰囲気のまま着火できるのでおすすめです。

    アルコールストーブは200〜300円と破格な上、火がつきやすいアイテムなのでファイヤースターターの練習にもうってつけです。

    ファイヤースターターで火を楽しもう

    今回は、100円ショップで買えるファイヤースターターでの火のつけ方を解説しました。

    難しいイメージがあるファイヤースターターですが、工夫すれば簡単に火がつけられます。

    ぜひ、キャンプやアウトドアで試してみていただければと思います。

     

    私が書きました!
    WEBライター
    女子キャンえぬ

     

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