丸子宿のとろろ汁と静岡おでんが絶品!キャンピングカー旅でも夜の繁華街に行ける秘策 | クルマの旅・ドライブ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 丸子宿のとろろ汁と静岡おでんが絶品!キャンピングカー旅でも夜の繁華街に行ける秘策

    2022.12.24 SAYAキャンピングカーひとり旅

    キャンピングカー外観

    丸子宿で名物とろろ汁を食べる

    東海道キャンピングカーひとり旅。いまなお日本の大動脈と呼べる街道沿いのルートを、ざっくりとたどっています。

    同じように宿場町をルーツとする街でも、跡地を整備して往時の面影を保つところもあれば、すっかり都市化しているところもあって趣はさまざま。

    静岡県静岡市の丸子宿(鞠子宿)は、江戸時代の雰囲気を色濃く残すエリア。当時から旅人に滋養をつける食事として名物だった「とろろ汁」が現在でも食べられるそう。

    『東海道中膝栗毛』で弥次さん&喜多さんが立ち寄ったほか(作中ではドタバタ劇でとろろ汁を食べ損ね)、浮世絵『東海道五拾三次』にも描かれているとか。

    ものづくり体験施設「駿府の工房 匠宿」

    元祖 丁子屋 看板

    向かったのは慶長元年(1596年)創業のとろろ汁店「元祖 丁子屋」。しかし昼時だったために駐車場が混雑している模様。

    普通車80台収容なので満車ということはなさそうですが、左右が埋まったスペースにスマートに入ったり、後続のクルマが注目しているなかでの駐車は私のもっとも苦手とするところです。

    難しそう、と思ったらすぐに方針を変えてUターン。少々逃げ腰ですが、これまで無事故・無違反で旅ができている理由かもしれません。

    駿府の工房 匠宿

    今回もすぐに予定を変更し、クルマで2分の体験施設「駿府の工房 匠宿」へ行きました。

    日本の伝統工芸に親しめる体験施設は全国各地にありますが、こちらは国内最大級だそう。徳川家康公のお膝元、静岡には全国から職人が集結し、手工芸が大変に栄えたそうです。

    いわゆる“王道の観光地”や“観光施設”は、意外性はありませんが大規模な駐車場を完備していることも多く、クルマ旅にはユーザーフレンドリーです。

    駿府の工房 匠宿

    施設内には伝統工芸に触れられる3つの工房と、全国の工芸品民芸品を取り扱うギャラリー、そしてカフェがありました。

    予約なしで染め物、指物(さしもの)、漆工芸、陶芸などの体験メニューをはしご可能。ひとつのメニューにつき2000円程度、体験時間も30分~60分程度と手頃です。

    駿府の工房 匠宿

    せっかくなので静岡県の伝統工芸を体験したいと思い、駿河竹千筋細工(するが・たけせんすじ・ざいく)に挑戦。もとは繊細な虫カゴを作る技術で、国の伝統的工芸品にも指定されている竹細工だそう。

    駿河竹千筋細工

    細くしなる竹ひごを穴に指して、小物入れの形を作っていきます。とはいっても、竹ひごを曲げる工程や、サイズぴったりの穴を開ける工程はすでに済んでいるので、初めてでもスナップキットのプラモデルのように簡単に取り組めました。

    駿河竹千筋細工

    それでは物足りない、という人には1時間ほどかかるコースもありました。いまはベージュ色の竹ひごですが、時間の経過によってアメ色になるそうですよ。

    ただ「見た」「写真を撮った」という体験に比べ、手を動かしたり身体を動かしたりして「参加した」体験は、より強く旅の思い出になる気がします。

    さて、そろそろ駐車場はすいたかな……?

    400年以上前から旅人を迎える「元祖 丁子屋」

    元祖 丁子屋 外観

    午後になり、だいぶ混雑も解消してきたので「元祖 丁子屋」に入店しました。立派なかやぶき屋根で、そのまま昔話に登場しそうな外観!

    豪華なセット料理もありましたが、オーダーしたのは基本の「丸子」(税込1630円)。

    元祖 丁子屋 とろろ汁

    もっともオーソドックスなセット……と思って注文したのですがテーブルに届けられたものを見て目を疑いました。

    「とろろ汁・麦めし・味噌汁・香物・薬味」というシンプルな構成なのですが、おひつに入った麦めしは、本当に1人前かと二度見してしまうような大容量。

    元祖 丁子屋 とろろ汁

    江戸時代には1人1日3合もの米を食べていたとも言いますし、徒歩の旅は体力勝負ですから、こんなところからも当時の旅人気分を味わえます。

    元祖 丁子屋 とろろ汁

    とろろは粘りが強く、それでいて米と混ぜると空気を含んでふんわりとします。とても箸ではすくえないので、普通は無作法とされる「ザーザーと音を立てて流し込む」のが美味しさの秘訣だそうですよ!

    メニューブックには「むかごの唐揚げ」「切りとろ」など珍しい一品料理も並んでいたので、場合によっては追加しようかと思っていましたが、とんでもない。

    食べても食べても麦めしがなくならない!必死の思いで食べきりました。おまけにご飯はお替わり自由だとか……!

    天然の滋養強壮食品、自然薯(じねんじょ)のパワーで今後の旅は安泰でしょう。

    車中泊スポットから訪ねる静岡市のおでん街

    エキチカ温泉・くろしお

    今日の車中泊スポットは湯YOUパーク「エキチカ温泉・くろしお」です。

    湯YOUパークとは、キャンピングカーのオーナーズクラブ「くるま旅クラブ」メンバーが利用できる車中泊スポット。基本的には会員向けですが、施設によっては非会員も広く受け付けているところもあります。

    「エキチカ」の名にあるように、焼津駅から徒歩2分。そして焼津駅から静岡駅までは、わずか3駅です。クルマを停めて遊びに出かけることができます。

    夜の静岡駅

    夜の静岡駅は人通りも多く賑やか。私にとって馴染みのあるJR東日本のテーマカラーはグリーンなので、オレンジ色のJRロゴを見るだけで新鮮です。遠くに来たなぁ……という感慨があります。

    静岡のおでん街

    静岡駅からは「青葉おでん街」と「青葉横丁」という2つの飲食街が徒歩圏内。お酒を飲まない私は入店しませんでしたが、どのお店も10人も入ればいっぱいになるような風情あるカウンター店。赤ちょうちんが灯り、昭和の香りのするノスタルジックなアーケードが伸びています。

    静岡のおでん街

    前回、富士山本宮浅間大社の横丁で食べた「静岡おでん」ですが、串ごと黒い出汁に煮込まれた具材はお酒が進みそうな力強い味。コンビニエンスストアなどで食べ慣れた淡泊なおでんとは一線を画します。

    駅イメージ

    ところで、今夜のように都市部に出かけたいときのポイント。

    たとえば静岡市の中心部に行きたいとき、ついつい住所に「静岡市」と含まれた車中泊スポットを探してしまいます。しかし、広い土地を車中泊スポットとして提供できるような施設は、往々にしてクルマ移動を前提とした郊外だったりします。

    一方で、市内でなくとも今回のように「公共交通機関の駅の近く」に車中泊スポットを確保すると、予想外に便利なケースが。クルマを置いて身軽になり、財布ひとつで夜の街に出かけることができました。

    同じく東京近郊でも、23区から離れた千葉県などの駅直結のスーパー銭湯で、かつ宿泊者割引があって駐車場が格安なところに(車中泊ではなく)長期滞在したことがあります。電車1本で便利に東京に通いました。

    湯YOUパーク「エキチカ温泉・くろしお」

    エキチカ温泉・くろしお

    話は戻って、「エキチカ温泉・くろしお」では施設周辺の複数か所にP1P2P3……と駐車場が点在しています。そのうちのひとつが車中泊地となりました。

    エキチカ温泉・くろしお

    パーク利用者は専用のネームタグを預かり、館内トイレの利用時に提示します。

    別途入館料が必要ですが、温泉はもちろんコミック・雑誌が読み放題のライブラリーや、リクライニングルームなど、豊富な館内設備が揃っていました。レストランも完備、旅の途中でなければ一日過ごしてしまいそうな充実した温泉施設です。

    エキチカ温泉・くろしお

    前述のとおり駅が近く、また徒歩圏内にコインランドリーもあり便利な立地。たまった洗濯物を一気に片づけることができました。

    コインランドリーの使用中、私は店内で待っていることが多いです。この日も業務用らしきリネン作業をしている地元のご婦人たちの様子をぼんやりと眺めて過ごしました。

    当たり前の話ですが、私にとっては見知らぬ土地でも、ここで生まれ育ったり人生を送っている人々がいるということ。そんな日常が、日本中のあらゆるところで繰り返されていること。不思議な感覚です。

    キャンピングカーの窓

    施設詳細

    私が書きました!
    フリーライター
    SAYA
    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

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