「旅行以上定住未満」の宿泊施設が充実した長野県飯綱町で2拠点生活体験 | 田舎暮らし・移住 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 「旅行以上定住未満」の宿泊施設が充実した長野県飯綱町で2拠点生活体験

    2022.12.05

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    週末だけの田舎暮らし、自分だけの遊び場……住んでいる場所とは別に、拠点をもうひとつ設ける2拠点生活が楽しい!

    どこから何から始めたらいいのかわからないという人も、大丈夫。おためし体験などができる、施設や自治体が心強い味方となってくれる。

    長野県飯綱町「いいづなコネクト」の記事「泊まれて、 集えて、 仕事もできる 元廃校『いいづなコネクト』で2拠点デビュー!」に続き、ここでは「人と地域のコネクター」として2拠点生活をサポートする取り組みの実例を紹介しよう。

    移住体験を提供

    リモートワークの環境を整えながら、町は住宅の提供にも力を入れてきた。

    「移住を希望する人がいても、住宅がなければ移り住むことはできません。また、町としても活用されない空き家が増えるのは望ましくない。そこで地域と密に連携し、空き家が出たら持ち主にお声かけして新しい入居者へと引き継いでいます」 
     
    そう話すのは飯綱町役場人口増推進室の篠原大也さんだ。

    飯綱町役場の篠原大也さん。「移住を検討するご家族はぜひ!」

    「さまざまな情報をもとに空き家の所有者にコンタクトを取れるのが町の強み。しかし町は不動産取引を行なえません。そこで所有者の同意が得られたら、資格をもつ事業者に引き継ぎ、住宅の仲介やリフォームを行なっていただいています」
     
    町から空き家を紹介された不動産業者は、町の運営する空き家バンクを通じて物件を周知。希望者へと家を引き渡す。

    「空き家には築年数が高い古民家もあります。雪深い地域の古民家の暮らしは未経験者には想像がつかないので、移住を考える方には古民家を貸し出す移住体験も行なっています」
     
    移住体験住宅は今秋リフォームが完了。指定管理者のカンマッセいいづなへ申し込むと利用ができる。

    移住気分が味わえる
    宿泊無料の移住体験住宅

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    飯綱町が管理する元役場の古民家。町への移住を検討している人を対象に最長で1週間の期限で貸し出している。風呂、水洗トイレ、冷蔵庫、レンジなどの生活に必要な設備と家電はひと通り整っており、利用料金は無料(ただし1回の使用あたり1000円の清掃料が必要。寝具を希望する場合は1組あたり1日1000円のレンタル料金がかかる)。食堂、ジム、シャワーを備えるいいづなコネクトWESTまで徒歩で数分の距離にある。

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    (上の写真から続く)千葉工業大の田島研究室の学生とともに改装し、既存の和室に加えて27畳のLDKを新設。快適に暮らせる家へと生まれ変わった。

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    なお、新型コロナウイルスの感染症対策として、検温等の協力が求められている。詳しくは飯綱町サイトの「移住体験用住宅について」を参照。問い合わせ先:カンマッセいいづな TEL026(219)1210

    賃貸も売買も!

    お値打ち空き家バンク

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    飯綱町移住定住支援サイトで町内の賃貸物件と売買物件を紹介中。古くからの集落に建つ古民家と別荘地の物件を中心に扱われる。「空き家は所有者個人だけでなく、地域の資産としての面もあります。仲介時に心がけるのは、購入希望者様と地域のマッチング。購入希望者様と相談しながらニーズに合う物件をご紹介しています」とは、空き家を仲介する工務店の西村さん。上の物件は980万円。

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    こちらは68万円。

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    こちらは800万円。

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    こちらは290万円。

    ツチクラ住建 西村啓大さん

    寒冷地のリフォームに長けた工務店が購入後も支援。「別荘地の家は比較的自由に住めますが、古くからある集落の家は歴史も背負っている。そんなところも大切にしつつ仲介しています」と西村さん。問い合わせ先:飯綱町移住定住支援サイト https://www.town.iizuna.nagano.jp/ijuportal/live/

    長期泊向け宿泊施設

    移住者が営むアウトドア派の宿
    The Nook Lodge

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    「隠れた場所」や「奥まった場所」を意味する「Nook」の名のとおり、森のなかに位置する静かな宿。ハワイから移住してきたシントロンご夫妻が営む。近くの霊仙寺湖では夏にはカヌー、冬にはワカサギ釣りが楽しめる。1泊1名朝食付き5000円、朝・夕食付き7000円。4泊以上で宿泊料を10%割引。 問い合わせ先:長野県上水内郡飯綱町川上2755-1596  TEL026(217)7382

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    奥様の仁美さんは日本語・英語ともにOK。看板犬のアップルちゃんは英語対応のみ。

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    客室は全5室。料理は食物の嗜好や体質に応じて、ベジタリアン食やアレルギー食に対応。

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    ご主人のアルバートさんはニュージャージー州出身。

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    庭に据え付けた自作グリルを駆使して、本場仕込みのBBQを提供してくれる(要予約)。

    民間の工務店や宿泊施設も移住希望者を後押ししている。町内で古民家を改装した宿と一棟貸しのコテージを営む「Cafe のらのら」は農的暮らしを志す若者を対象にゲストハウスの個室を格安で提供している。

    「菜園の草むしりを手伝いながら、いいづなコネクトでリモートワークをしています」
     
    と話すのは、このサービスを利用している河唯貴さん。

    「現在の私の仕事はパソコンがあればどこでもできる営業職。ヤギの世話をしたあとにWeb会議に出席、といった感じで自由に働いています」
     
    飯綱町で育った若い世代も民宿を通じて町の活性化を図る。牟礼駅から徒歩1分の場所にある「まちやど丸為旅館」を切り盛りするのは佐々木彩花さん。オーナーの松田さんはビジネスマンや工事現場で働く人を対象に宿を営んできたが、コロナ禍で利用が激減。体制を素泊まりに変えたタイミングで佐々木さんが加わり新サービスを開始した。

    「長期泊の方を対象に1週間2万円、1か月6万5000円でお部屋を提供しています。このプランを作ってみたところ、移住先を探す人やアウトドアを楽しみたい人、北信地域をじっくり旅したい人のベースとして使われるようになりました」
     
    移住体験住宅、援農ゲストハウス、素泊まりサブスク……。旅行以上定住未満の宿泊施設が充実した飯綱町は、2拠点生活の体験にぴったりの町だ。

    宿を手伝って援農ロングステイ
    Cafe のらのらゲストハウス

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    農的な暮らしを実践したい人やアートなどの活動に力を入れる若者に離れを提供。 作業時間に厳密な決まりはないが菜園での手伝いをお願いしている。ゲストハウス使用料は光熱費込みで1か月2万円から。冬季は暖房費5000円がプラスされる。築160年の母家はカフェ&ホテルとして営業中。1泊1名素泊まり5000円。朝・夕食付き8800円。 問い合わせ先:長野県上水内郡飯綱町袖之山310  TEL090-8688-8051

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    利用者 河 唯貴さん

    1年ほど利用。東京と飯綱町を往復しながらリモートワークを実践中。「旅するように 暮らしてます!」

    サブスクで暮らすように泊まる
    まちやど丸為旅館

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    牟礼駅前で100年近く営まれてきた商人宿で現在のオーナーの松田さんご夫妻が3代目。食事付きの宿として営業してきたが、コロナの流行を機に素泊まり宿へと変更。長期泊向けのサービスも開始した。料金は1週間2万円、1か月6万5000円(冬季は暖房費をプラス。短期の素泊まりは1泊1名4000円)。北信地域でのアウトドアのベースに最適。 問い合わせ先:長野県上水内郡飯綱町牟礼509-3   TEL026(253)2136

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    オーナーの松田さんと宿を手伝う佐々木さん。若い世代の大胆なアイデアで再び宿に息が吹き込まれた。

    ※構成/藤原祥弘 撮影/柳沢牧嘉

    (BE-PAL 2022年11月号より)

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