![ごま塩をかけた白いご飯とおにぎり](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8964.jpg)
手作りごま塩を振った白いごはんとおにぎり。
乾燥の気になる季節におすすめの食材‘‘ごま”を使って、おいしいごま塩を作ってみよう
ごまは、「白」「黒」どちらを使っても、おいしい「ごま塩」が作れます。ごまの特徴としては、「白」は甘み、「黒」はコクがあります。
白、黒、種類はどうする?
栄養的には、ほぼ同じといわれていますが、漢方の考え方では、白ごまは、余分な熱を取り除き、渇きを潤す作用があり、肺や喉の乾燥などによいとされています。
![黒ごまと白ごま](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8901.jpg)
お好きなごまを選んで、自分好みのごま塩を作ってみましょう。
黒ごまには、腸を潤す作用、滋養強壮作用があるとされています。白ごま、黒ごま、どちらのごまにも乾燥が気になるこれからの季節におすすめです。
【ごま塩のレシピ】
![今回使用した材料と道具](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8910.jpg)
今回使用した材料と道具です。
【材料】ごまと塩味のバランスのよい配合(ごま、水、塩の割合が5:2:1)
- 洗い黒ごま(炒りごまでも可) 75g
- 水 15ml
- 天然塩 7.5~10g
<下準備>
- 塩と水をしっかりと混ぜ合わせておきます。
<作り方>
(1)ごまを炒ります。鍋にごまを入れ中火から弱火にかけます。
(2)木べらで全体を常に混ぜながら5~10分ほど焦がさないように炒ります。ごまが香ばしく、粒がふっくらとして、指でつまんでプチッと弾けるようになったら炒りごまのできあがりです。
![ごまを炒る](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG-8999.jpg)
炒りごまはそのまましっかりと冷まします。
(3)鍋に冷ました炒りごま、混ぜ合わせておいた塩水を入れます。
![炒りごまに塩水を入れる](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8927.jpg)
沸騰するまでは中火で、沸騰したら火を弱火にして水分がなくなるまでていねいに混ぜ、水分を飛ばしていきます。
![数本の菜箸を使って水分を飛ばす](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8932.jpg)
このときは、菜箸を数本使うと炒りやすいです。
(4)水分が飛んで、ごまがさらさらして、白っぽくなってきたら火を止め、キッチンペーパーなどで余分な油を取りながらざるやバッドなどに広げて冷まします。
![キッチンペーパーで油分、粗熱をとる](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8921.jpg)
粗熱、油分を取り除きます。
十分に冷めたら、容器などに入れて保存します。
![ごま塩を器に入れる](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8943.jpg)
うっすらと塩をまとった黒ごま。
「ごま塩」おすすめのごま、水、塩の割合
続いて好みに合わせたおすすめの「ごま」「水」「塩」の割合を紹介します。
- 塩味強め 4:2:1
- ごまの風味強め 6:2:1
- バランスよく 5:2:1
ごまは擦るか、ひねりごまにして
ごまは種子の外皮が硬いため、消化しにくいといわれています。ごまの栄養素を効果的に摂るなら、ごまは擦って、またはひねりごまにして食べると吸収されやすくなります。ひねりごまとは、ごまを親指と人差し指、中指で挟んで、ねじるように潰すことです。
「洗いごま」と「炒りごま」の違い
「洗いごま」は、ごま粒を水で洗って加熱乾燥させたもので別名、「生ごま」「乾ごま」と呼ばれています。一方、「炒りごま」は洗いごまを香ばしく焙煎したものです。
![洗いごまと炒りごま](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8886.jpg)
後列左から「金洗いごま」「黒洗いごま」、中央が「黒いりごま」。今回は、「黒洗いごま」を使いました。
炒りごまは、そのまま食べることができますが、洗いごまはまだ生に近い状態ですので、食べる際には加熱をする必要があります。ただ、炒りごまも時間が経つと湿気などにより風味が落ちてきますので、使用前に炒りなおしをすると、ごまの香りやプチプチとした食感、風味が戻ります。
「ごま塩」作りのポイントは鍋選びから。ステンレス製、鉄製、チタン製の鍋がおすすめ
![スキレットと、おすすめの鍋2種類](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2022/11/IMG_8879.jpg)
アウトドアクッキングでお馴染みのスキレットや、チタン、ステンレス製の浅いクッカーは、ごま塩作りにおすすめです。
おいしいごま塩を作るポイントとなるのが、ごまをていねいに炒る作業。すでに炒ったごまを使用するときでも、炒りなおすことでごまの風味が格段によくなります。ごまを炒るときに、フッ素樹脂加工されたフライパンなどを使うとコーティングが剥げてしまう可能性があります。できるだけステンレス製や鉄製、チタン製の鍋を使ったごま塩作りをおすすめします。
しょうゆの代わりにぱらり
ごまは、食べる量も1日小さじ1杯~大さじ2杯程度で十分なのだとか。ごまの栄養はもちろんのこと、手作りごま塩を白いごはんやおにぎりにさっと振りかけて、しょうゆ代わりにぱらりと、いろいろな料理に使ってみてください。ごま塩の素朴でやさしいおいしさをぜひ味わってください。
![](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2020/02/yumi_prof.png)