45メートル、ビル15階分の高さ!? デンマークの森に立つらせんのタワーで空中散歩が楽しめた | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 45メートル、ビル15階分の高さ!? デンマークの森に立つらせんのタワーで空中散歩が楽しめた

    2022.11.12 針貝有佳

    フォレストタワーの頂上から見下ろした様子。

    子どもたちが大好きなフィールドアスレチック。そして近頃大人にも子どもにも大人気のグランピング。そんな二つが合体したら昼も夜も大満足の一日になりそうですよね? そんな都合のいい施設なんてあるわけないと思われるかもしれませんが、北欧デンマークにはあるんです! その名も「キャンプアドベンチャー」。今回はこの複合施設の魅力を余すところなくお伝えします。

    ※現地在住記者が2022年10月に行った取材を基に構成しています。

    バリアフリーのフォレストタワー

    森に敷かれている遊歩道。歩き心地がいい。

    施設に入ると、まずは心地のいい木製の遊歩道が森に続いています。これから先、都会での日常から自然の中へと入り込む。そんな期待感が膨らみます。

    遊歩道を抜けると突如そびえたつ巨大オブジェが目に飛び込んできます。その名は「フォレストタワー」。なんと高さは45メートル、ビル15階分です! 2019年にオープンして以来、「空中散歩を楽しめるタワー」として大人気のアトラクションです。

    フォレストタワーの高さは45メートル(ビル15階に相当)。

    大空に突き抜けるようにそびえ立つフォレストタワー。下からみると相当高く見えるのですが(私は高所恐怖症です)、どんな感じなのでしょうか? 

     内側に入ってみると、おおおっ、なんというか、新世界です!

     真ん中に2本の木が伸びていて、その2本の木を囲うように、らせん状に遊歩道が伸びています。木製の遊歩道に木漏れ日、オアシスのように癒される空気が漂っています。

    フォレストタワーの中心には木が伸びている。

    遊歩道は幅が広くて傾斜もゆるやか。登っている感覚はあまりありません。内側には2本の木を、外側には森を眺めながら、ゆっくりと歩いて行きます。

    この日は、犬連れのカップルや、電動車椅子に乗った障がい者の方も。森の入口からずっと段差のない遊歩道が続くフォレストタワーは、誰でもアクセスできる「ユニバーサルデザイン」なのです!

    フォレストタワーは、ゆるやかな傾斜の遊歩道をのぼっていく。

    真ん中を超えるといよいよ絶景が出現

    しばらくすると、だんだん足元が不安な感じになってきます。

    はじめの4周くらいは余裕なのですが、5〜6周になると、急に高さを感じるようになります。たとえるならば、巨大観覧車に乗って真ん中あたりに差しかかる感覚でしょうか。え、これでまだ半分なの!?という感じ。

    それでも真ん中を超えると樹木よりも上になるため、いよいよ視界が開けてきます。

    くびれになっている真ん中を境に、回廊は大きな円を描いて外側に突き出していきます。遠慮がちに真ん中の穴を覗くと、はるか下の方に地上が見えて、ドキッ。最高のスリルを味わいたかったら、ぜひ内側の柵から真ん中の穴を覗いてみるのがオススメです。

    いよいよ、頂上です。ここで、高所恐怖症の私は、へっぴり腰に(笑)。

    けっこう、想像以上に怖いです。高さ45メートル(ビル15階)のところにある幅3メートルの遊歩道ですからね。全身に強い風を感じて、迫力満点。まさに「空中散歩」です。

    回廊は全部で12周。上るにつれて風を強く感じます。

    それでも、柵の向こうを眺めると、視界に美しい緑とブルースカイ!とってもいい眺めで、爽やかで、最高です。

    せっかくここまで来たので、全方向の景色を味わうために、頂上の回廊もひと回り。

    私は始終へっぴり腰でしたが、なんとか任務(?)完遂!

    頂上からの眺め。

    帰り道は、不思議とラクラク。

    一度頂上の高さを見てしまうと、感覚が麻痺するのでしょうか。まったく怖くなく、足どりも軽く、達成感とともに回廊を下ります。

     タワーから降りて来ると、再び森に続く遊歩道へ。遊歩道の入口からフォレストタワーに登って出口まで、トータルの歩行距離は3,2キロになります。

    フォレストタワーの麓からは、遊歩道が森へ続いている。

    ジップラインで森を駆け抜ける

     次に、もう1つのアトラクションをご紹介します。それは、ワイルドなアスレチック施設「クライミングパーク」です。フォレストタワーはスリリングでしたが、こちらもこれまたスリリング。木と木の間を木片やロープが張り巡らされているのですが、それがけっこう高い位置にあるのです。

    森の中のアスレチック施設。遊歩道から眺められる。

    タワーからの帰り道の遊歩道を歩いていると、シャーッ!という音が聞こえてきます。見上げると、たくさんの人がジップロープで森を駆け抜けています。木から木へとどんどん渡っていき、トータルで500メートルのジップラインが楽しめます。

    ジップライン。森のあちこちに張り巡らされている。

    「クライミングパーク」は全部で11のコースがあり、タイプやレベルに合わせて異なるコースを選べるそうです。ぜひ自分に合ったコースを見つけて挑戦してみたいですね。

     自然も飲食も楽しめるグランピング施設

     さて、気になるのが、飲食事情。自宅からお弁当を持参している人もいるかもしれませんが、出入口付近にはうれしい飲食エリアがあります。センスのいい飲食店が並んでいて、ベンチでゆっくり休憩も。

    入口・出口付近の飲食スペース。

    焚き火スペースもあって、涼しい季節には焚き火を囲んで温まれます。また、ボルダリングジムや小さな子ども向けのアスレチック施設もあって、子どもも飽きずに長時間滞在できます。

     そして最後に、こんな素敵なところで連日たっぷり過ごしたい人に朗報が!

     冒頭でも述べたように、グランピング施設もあります。ゲルのような宿泊施設があり、団体で宿泊できるのです。中は覗けなかったのですが、写真を見る限り、木の温もりが感じられる素敵な施設。サウナもあって、最高のグランピングを満喫できそうです。デンマークへお越しの際は、旅のプランに加えてみてはいかがでしょう? 北欧の自然を気軽に体験できますよ。

    高台にある宿泊施設。裏側は眺めもいい。

     キャンプアドベンチャーのホームページはこちら

    https://www.campadventure.dk/en/

    デンマーク在住ライター

    針貝有佳(はりかい ゆか)

    東京・高円寺生まれ。「幸せな国」「SDGs先進国」の価値観や社会のあり方に関心をもち、早稲田大学大学院・社会科学研究科でデンマーク研究の後、2009年末にデンマークへ移住。コペンハーゲンで5年間暮らした後、現在はコペンハーゲン郊外のロスキレで暮らす。10年以上にわたって雑誌・テレビ・ラジオ・書籍などから現地の生情報を発信している。海外100か国以上の現地在住日本人ライターの集団「海外書き人クラブ」の会員。https://www.kaigaikakibito.com/

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