山散歩で足取りが軽くなる!確かな機能のハイキングシューズ2選 | フットウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 山散歩で足取りが軽くなる!確かな機能のハイキングシューズ2選

    2022.11.21

    秋の行楽シーズンはまだまだ終わらない。そこで、山散歩やハイキングにおすすめのシューズをアウトドアライターのホーボージュンが解説。性格の大きく違う個性溢れる2足をご紹介しよう。

    トレランシューズから進化した
    Sporty Hiking Shoes

    ホカ/カハ 2 ロー GTX

    image

    フランスで生まれた画期的な厚底シューズがホカ。優れたクッション性とその反発力を推進力に変える特殊なソールデザインが特長だ。近年ではランニング系だけでなくハイキング系モデルも充実していて、これはその代表作。悪路走破性の高いソールを採用している。ほかにミッドカットのモデルもある。

    ¥31,900
    問い合わせ先:デッカーズジャパン 0120-710-844

    SPEC
    ●サイズ=25~29、30㎝
    ●重量=533ℊ(メンズ)
    ●カラー=全3色

    野山を軽快に歩きたいならスポーティなローカットで

    野山には涼しい風が吹き始め、秋の行楽シーズンがやってきた。ULハイキングや日帰り登山に挑戦してみたい人も多いだろう。

    「でもトレッキング用のブーツを持ってないよ」「硬くてゴツイ靴で歩く自信がないな」
     
    そんな人におすすめしたいのが、トレランシューズから進化したこんなスポーティなローカットモデルだ。日本でもトレランが市民権を得たこともあり、近年ではこのタイプを本格登山に流用する人も増えている。
     
    フランスを発祥とし、世界中のランナーに愛用されている『ホカ』は極厚のソールが大きな特徴。これはホカのハイキング用モデルで、グリップ力の高いブロックに加え、耐久性に優れるレザーアッパーを備える。
     
    実際に履いて歩いてみると、ふんわりとした非常に柔らかいクッショニングに感動する。踵の厚みは33㎜、前足部は27㎜もあり、体重のある人でもひざや足関節にとても優しい。さらにすばらしいのが踵を着地させたときの安定感と、そこからつながる足運びのしやすさだ。これならあまり山歩きに慣れていない人でも気持ちよく履ける。ハイキングデビューを考えている人は、ぜひ試してほしい。

    ここがスゴい!

    マシュマロのような優れたクッション性

    image

    度肝を抜くような超厚底のミッドソールが最大の特徴だ。この優れたクッション性が着地事の衝撃を吸収し、ひざや足関節への負担を軽減してくれる。

    大きなヒールは安定感が抜群だ

    image

    踵部分のアウトソールは左右の幅が11㎝もありブレがまったくない。また踵は斜めにカットされていて着地の際に引っかからず、下り坂も安定して歩ける。

    レザーアッパーでゴアテックス内蔵

    image

    スタイルはまるでトレランシューズのようだが、アッパーはプロテクション能力の高いフルレザーで、ゴアテックス内蔵により悪天候にも対応している。

    安定感がありプロテクション性が高い!
    Approach Shoes

    アゾロ/エルド MID レザー GV

    image

    イタリアのアゾロ社が手がけた最新アプローチシューズ。シームレスなアッパーは足を包み込むようなフィット感があり、徹底的な軽量化を行なって片足415グラムに抑えたことで、これまでにない歩行感を実現した。アッパーにははっ水スエードを採用し苛酷な環境に対応。

    ¥29,700
    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740

    SPEC
    ●サイズ=UK6.0~10.0
    ●重量=415ℊ(UK8.0片足)
    ●カラー=全2色

    最新アプローチシューズは軽くて自然環境を選ばない

    いっぽう「ケガや捻挫が怖いから、足首をサポートしてくれるミッドカットがいい」「なるべくシンプルで軽いブーツが欲しい」という人にはコレ。イタリアの名門登山靴ブランドがこの秋にリリースする最新アプローチシューズである。

    「アプローチシューズ」というのは、長期遠征登山隊やクライマーがベースキャンプまでの移動に使うもの。長距離を楽に歩けることやどんな環境でも使える汎用性が重視される。
     
    このモデルの特徴はフルレザーなのに片足415グラムと軽量なことだ。アウターソールも薄くてフラットなので一般的な登山靴にありがちな腰高感がなく、安心して歩ける。なんというか「地に足が着いた感じ」がとても強いのだ。もちろんゴアテックス内蔵の完全防水仕様で、タンの部分までカバーされているから水深10㎝程度の水たまりならザブザブ入って行ける。
     
    またつま先部分にはクライミング用の高グリップなコンパウンドが奢られているから岩登りだって得意である。
     
    フルスペックを備えながら軽くてシンプル。低地のハイキングから本格登山に挑戦してみたい人にもおすすめだ。

    ここがスゴい!

    スウェードレザーとフルカバーのランド

    image

    アッパー外周にはぐるりとランド(プロテクション用のカバー)で覆われ、ハードな使用に耐えられる。つま先には耐久性の高いラバーで保護されている。

    ソールは薄いがハイグリップだ

    image

    ミッドソールをランドが覆うので重心が低く見える。ソールは極薄だがどんな路面もグリップ。つま先のグレー部分にはクライミングゾーンを備え岩場に強い。

    ゴアテックス内蔵で荒天を寄せ付けない

    image

    アッパーとタンが一体化した構造により内部に泥や砂が入りにくい。またゴアテックスを内蔵しているので激しい雨や浅瀬の徒渉にも余裕を持って対応できる。

     

    ※撮影/中村文隆

    (BE-PAL 2022年10月号より)

    私が書きました!
    ホーボージュン
    大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。

    RELATED ARTICLES

    関連記事

    NEW ARTICLES

    『 フットウェア 』新着編集部記事

    あの定番イエローブーツがシックなブラックに!?「Timberland」×「eYe JUNYA WATANABE MAN」初コラボ

    2023.11.27

    コスパと機能性の高さはさすが!コメリのオリジナルブランドから登場した防寒ブーツ

    2023.11.23

    よりスポーティに進化!ホカ「アナカパ 2 ロー GTX」を履いてみて&前作との違いを徹底レビュー

    2023.11.22

    こんなウィンターブーツがほしかった!コロンビアの「YELLOWTAIL」はアウトドアからタウンユースまで余裕で使えるぞ

    2023.11.18

    低山ハイキングの三種の神器「靴・雨具・バックパック」の最新おすすめ10アイテム

    2023.11.06

    コロンビアの「サップランド」は、驚きのグリップ力と保温力で冬の足元を支えてくれる!

    2023.10.29

    職人が一足ずつ手作り!個性たっぷりなSPINGLE MOVE×PENDLETONコラボのスニーカー

    2023.10.26

    待望のWhite Mountaineering×MERRELLコラボ第二弾!マルチカラーが目を引く「MOAB」が発売中

    2023.10.22