エシカルな自転車ライフを追求する、京都のサステナブルパーク | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • エシカルな自転車ライフを追求する、京都のサステナブルパーク

    2022.11.02

    image

    右/コンズサイクル 営業企画室室長  近藤大督さん(41歳)。  コンズサイクルは、1995年に創立。カフェの併設や百貨店内に出店するなど、近年、新しい取り組みにチャレンジしている。 左/コンズグリーンパーク店長  山本 悟さん(28歳) 。コンズグリーンパークの店長兼スクールのインストラクター。街でスカウトされて就職。この店で働きだしてから、自転車に深くハマったとか。

    楽しみながら考える「エシカル」な取り組みが各地で始まっています。今回は自転車を持続的に安全利用するための教育施設「 コンズサイクル/コンズグリーンパーク」をご紹介します。

    Ethical Acitivities

    楽しみながら考える「エシカル」な取り組み

    コンズサイクル/コンズグリーンパーク

    2021年3月。環境に優しく、健康促進にも貢献する自転車を持続的に安全利用するための教育施設として、京都市は郊外にある大宮交通公園をサステナブルパークとしてリニューアルオープンした。
     緑豊かな公園の一角にコンズグリーンパークはある。コンズサイクルは、京都を中心に17店舗を構える地元に根付いた自転車販売店。この店舗では、市から委託され、自転車教室を実施している。営業企画室室長の近藤大督さんに話を聞いた。

    「うちのような小さな販売店が生き残るには、もっと地域のために貢献しなければならないと考え、2013年に『京都市未来まちづくり100人委員会』に参加しました。その一員として、京都カーフリーデーなどのイベントで、自転車普及や交通安全を啓蒙する活動をすることで、様々な立場でエシカルな行動をする人とつながることができました」

    伐採した樹木を活用する サステナブルパーク

    image

    樹木や土壌の専門家が公園の緑を管理。伐採した樹木も余さず遊具などに再利用している。

    image

    優しい雰囲気の店内。公園整備の際に廃棄された枝や、自転車の廃パーツを什器に利用。

    image

    公園内にある自転車教室用のコース。教室では、道路のどこを走れば安全かなどを学べる。

    同時期に市の放置自転車撤去作業を手伝った。排出ガスを出さない環境に優しい乗り物であるはずの自転車が、街に放置されることで交通の妨げとなり、事故や渋滞の一因になっていることを目の当たりにしたという。

    「自転車を安全に利用するためには、子供のうちから正しいルールを身につける必要があります。放置自転車や事故が減れば、自転車はより利用しやすくなります。そんな環境が整えば、町全体の交通網がスムーズになり、環境負荷の少ない持続可能な都市が実現するのではないでしょうか?」

    楽しく遊びながら自転車の乗り方が上達する!

    image

    大宮交通公園では、休日を中心に自転車教室が開催されている。キックバイク教室のほか、大人向けには子乗せ自転車や電動アシスト自転車の教室もあり。

    自転車ライフを促進するには安全教育が第一。「大人も子供もヘルメットが命を守ります」

    ゲーム感覚で遊びながら技術を磨ける自転車教室。昨年は100回以上実施し、1500名超が参加した。

    image

    子供たちが自転車を安全に利用するために、京都市が発行しているイラスト満載の冊子。

    環境先進国では、自転車を使った脱炭素な町づくりのベースとして子供の自転車教育が盛んだという。近藤さんたちが京都市や仲間と協力して実践する交通安全教室には、そんな壮大な未来図が描かれているのだ。
     
    店内を覗いてみると、公園リニューアルの際に切られた樹木を再利用したという什器が目を引く。

    「ここで扱う製品は、なるべく環境に配慮したものを選び、什器や小物などもアップサイクルして、できるかぎりゴミを出さないよう配慮しています」
     
    自転車も工業製品である以上、製造段階での環境負荷は少なくない。それを踏まえ、できることをやり、自転車がクリーンで持続可能な都市の成長に貢献できるよう活動を続けている。

    環境に配慮した製品を扱っています

    image

    酸や化学物質など危険な成分を含まないマックオフのクリーナー。

    image

    リサイクル可能な材料で作られたシュワルベのチューブとタイヤ。ポップを作りわかりやすく解説。

    自転車も什器もできるかぎりアップサイクル

    image

    廃棄された自転車を回収し、使えるパーツなどに組み替えて再生したアップサイクル自転車も販売。こちらは作業途中で、3万円程度で販売を予定。

    image

    公園整備の際に伐採された樹木は、できるかぎりバイクスタンドや什器などに再利用している。

    image

    山本さんとスタッフが、廃材を使って自作したメカニックスタンド。ゴミを出さないことにこだわる。

    image

    京友禅の端材で作られたオリジナルのキーホルダー。

    image

    京都のSDGsラボ『ことす』に展示されているアップサイクルした自転車。

    コンズグリーンパーク

    住所:京都府京都市北区大宮西脇台町17-1
    電話:075(493)1700
    営業時間:10:00~18:00 
    定休日:水曜

     

    ※構成/山本修二 撮影/岩波純一

    (BE-PAL 2022年9月号より)

    RELATED ARTICLES

    関連記事

    NEW ARTICLES

    『 自転車・MTB 』新着編集部記事

    佐藤ジョアナ玲子がドナウ川下り後、次なる旅へ。自転車経験ゼロからの東南アジア横断チャリ旅

    2022.11.25

    電動バイクと自転車が1台に!夢のような二刀流バイク「glafit」の仕組み

    2022.11.19

    豊かな山の恵みを満喫!「ジャパンエコトラック東三河 デジタルスタンプラリー」開催中

    2022.10.11

    ジャイアントのマウンテンバイク10選!初心者向けから本格派まで紹介

    2022.09.01

    コンパクトでも走りはスイスイ。注目のミニベロ&フォールディングバイク7選

    2022.08.06

    コンパクトな折りたたみ自転車を持って新幹線旅。岡山のミニベロ試乗会へ行ってみた

    2022.08.03