キャンプギアだけがキャンプギアにあらず
コスパの良さが嬉しい100円ショップ、ダイソー。近年ではキャンプ用品に力を入れてきています。ダイソーのメスティンやスキレットなどは、もはや初心者キャンパーの定番グッズといっても差し支えないでしょう。
しかし、ダイソーの本当の魅力は、キャンプギアに留まらない豊富な品揃えにあります。ダイソーで売られている多種多様なアイテムの中には、工夫次第でキャンプを助ける、便利で素敵なアイテムが数多く眠っているのです。
そこで今回は、ダイソーの人気商品であるマルチシェイカーをご紹介。本来はキッチン用品であるマルチシェイカーの、キャンプ活用法をお伝えします。
ダイソーのマルチシェイカーはどんなアイテム?
今回ご紹介するダイソーのマルチシェイカーは、プロテインを混ぜるシェイカーとしての使用が主に想定されている商品です。内容量は最大500ml、重量は60g。本体に50ml~450mlまで10ml間隔で目盛りがついているのが特徴です。
500mlのペットボトルと比べると、高さがそこそこな反面、胴回りが太めな印象を受けます。太い、と思われるかもしれませんが、むしろこれぐらい大きい方が握りやすく、シェイクに力を入れられるのです。
シェイカーとしての使い方は、いたって簡単。本体にシェイクしたい物を入れたらフタを閉めて、上下に振るだけです。フタの縁が二重構造になっており、本体をしっかりロック。液漏れをしっかり防止してくれますので、思いきりシェイクできるのがこの商品のポイントです。
また、口が広いので中を洗いやすいのもメリット。汚れが定着しづらい素材なので汚れをすばやく落としやすく、衛生的に使っていけます。
この通り、原始的なシェイカーに欲しい機能が揃っていて、価格は110円。コスパのよさが光るキッチン用品といえるでしょう。次の項目からは、このマルチシェイカーの具体的なキャンプ活用法を解説していきます。
マルチシェイカーをキャンプで使ってみよう
活用法その1.マルチシェイカーでお米を研ぐ
メスティンの普及もあり、キャンプ場でお米を炊くキャンパーも増えてきました。そして、お米を炊く上で欠かせない作業がお米研ぎです。手が水に濡れたり、お米を研ぐためのザルを用意したりと、なにかと面倒な工程でもあります。
そんなお米研ぎに使えるのが、マルチシェイカーです。
まず、自宅であらかじめ1合分のお米を入れておきます。そして、お米を研ぐ際に現地でお米が浸る程度の水をシェイカーに注いで、フタをして思いきり上下に20回ほど振りましょう。
すると、画像のように水が真っ白な研ぎ汁になります。お米がしっかり研げている証拠です。これを研ぎ汁が半透明になるまで2~3回ほどくり返せばOK。
あとは、メスティンや飯ごうに入れていつもどおり炊飯しましょう。この方法なら、手を濡らすこともありません。研ぐためのザルも必要ないので、荷物が減るのもうれしいですね。
また、家族連れならばお子さまにやってもらうのもいいでしょう。シェイカーを振る作業は小さな子どもにウケがよく、レクリエーションと調理のお手伝いを同時に楽しんでもらえますよ。
活用法その2.合わせ調味料の容器に
10mlごとの目盛りを利用して、調味料の入れ物に使うのもいいでしょう。こちらのマルチシェイカーには10mlごとに目盛りがついているので、調味料をレシピ通りに合わせやすいです。
画像は3倍濃縮のめんつゆを50ml入れていますので、キャンプ場で200mlの目盛りまで水を入れればそうめんやそばのつけ汁が完成します。
自宅であらかじめ調味料をマルチシェイカーにまとめておけば、キャンプに持っていく荷物を減らせます。移動の際の負担をぐっと抑えられるので、レジャーを満喫する手助けになるでしょう。
最後に
以上、ダイソーのマルチシェイカーの活用法をご紹介しました。本商品の洗いやすさを活用すれば、複数のタスクをこれひとつでこなせるのもポイント。たとえば、お米を研いだ後に水洗いしてから調味料を合わせる、なんて使い方も可能です。上手に応用すれば、さらに使い道が広がるでしょう。
道具は工夫ひとつでいくらでも便利になります。今度ダイソーに寄った時は「これってキャンプに使えないかな?」と考えながら店内をめぐってみてはいかがでしょうか。