【長野修平の青空工房 第21回】叩いて打ち出すアルミのキャンプ皿【前編】 | 自作・DIY 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 【長野修平の青空工房 第21回】叩いて打ち出すアルミのキャンプ皿【前編】

    2016.12.31

    誰もが一度は目にしたことがあるアルミの雪平鍋。その表面の鱗模様こそ、打ち出した際の槌目のあと。金属を打って鍛え、外使いにも耐える頑丈なキャンプ皿を紹介します。

    傷をつけずに加工できる木槌

    DMA-_DSC4858

    左に並ぶ大小の木槌は、ほとんどが長野さ んのお手製。市販されているものは頭部に 硬いカツラの木が使われることが多い。金 槌よりも打撃面が軟らかく、叩くものを傷 つけたくないときに活躍する。小型のもの はかんなの刃の調整やのみを叩くのに用い、 大型のものはほぞを組む際に、ほぞ穴にほ ぞを叩き込むのに使われる。

    道具

    DMA-_DSC4276

    右から金切り鋸、刃が細かく弾力性がある曲 線用金切り鋸、木槌、丸形土台用のスキレッ ト小、大、革手袋、当て金に使うブロックハ ンマー、打ち出し用の金工用ハンマー、アル ミ用研磨剤、サンドペーパー各種、金やすり。

    切り出す

    DMA-_DSC4287

    空豆形の形紙を作り、ペンでアルミ板(縦300×幅200×厚み2㎜)に書き写す。

    DMA-_DSC4311

    DMA-_DSC4315

    最初に金切り鋸で周りの余分な部分や直線部分を大雑把に切り落とす。そのあと曲線用金切り鋸を使い、細かい部分や曲線部を切り出す。

    丸く形を作る

    DMA-_DSC4327

    スキレット(木槌で打っても割れない物)に当て布をかけ(底側にも敷く)型にする。

    DMA-_DSC4356

    DMA-_DSC4371

    皿の丸い受け部分を作るため、スキレットの上に切り出したアルミ板をのせ、木槌で打って丸く形作る。端のコップ置きも小さなスキレットで同様に。

    後編で仕上げていきます!

    教えてくれた人

    DMA-_DSC4568

    長野修平さん
    自然素材を使った物作りを得意とする、ネイチャークラフト作家。「金属も自然素材の一種。打つことで自然の味が出て、磨けば磨くほどピカピカになります」と語る。

     

    RELATED ARTICLES

    関連記事

    NEW ARTICLES

    『 自作・DIY 』新着編集部記事

    新聞紙の便利な使い道はまだまだあるぞ!ゴミ箱、スリッパなどキャンプで使える活用術4選

    2023.05.27

    簡単ペットボトルランタンの作り方とは?キャンプ・防災に役立つ工作に挑戦

    2023.04.18

    今度は森に小屋を建設中!さばいどる かほなんが新しい秘密基地を作りはじめた

    2023.03.06

    大人は手出し無用!子供の自立心を育てるオランダの秘密基地作りとは

    2023.01.06

    キャンプの思い出を形に残せる!親子で作れるクリスマスオーナメントの作り方

    2022.12.11

    そろそろ冬支度!ベランダ栽培のローズマリーで、うがいやヘアケアに使える「ハーブチンキ」作りを

    2022.11.12