キャンピングカーにデメリットはある?買う前にはわからなかった困りごと3選 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.03.19 SAYA

    キャンピングカーイメージ

    キャンピングカーにデメリットはあるか

    「恋は盲目」という言葉がありますが、現在キャンピングカーに楽しく乗っていて、しかも何台か乗り継いでいる人はキャンピングカーライフを愛しています。

    例にもれず私もそうなので、デメリットと言われても実は「たいして浮かばない」というのが正直なところです。はじめは心配だった運転も、慣れやアシスト機能でカバーできますし、たいがいの問題には解決方法があります。

    けれど思っていたのと違った、予想外に苦労した、というポイントはいくつか。今回は「買う前には知らなかった、キャンピングカーの困りごと」をご紹介します。

    任意保険に入れない!

    自動車保険カタログ

    車社会の地方都市で暮らしていると、20歳前後で運転免許を取得してから、どこかしらの任意保険を長期継続している人も多いでしょう。運転歴が長くなるとノンフリート等級も上がり、かなりの優良条件になっていることも。

    キャンピングカーに乗り換えたときも、長年の保険を「車両入替」で継続できると信じて疑わなかった私。ところが特殊用途自動車、いわゆる8ナンバー車両は対象外だったのです。

    8ナンバー車両の保険加入を認めていない会社は意外に多く、「キャンピングカー専門」の保険に加入するほかは、ほとんど選択肢がありませんでした。

    キャンピングカーは特殊な構造をしています。たとえば側面をぶつけるような物損事故の場合、すぐ内側にある家具や電気設備まで壊れてしまったり、そうでなくてもボディ修理のためにすべてを取り外さなければいけないなど、普通車とは違った作業工程になります。

    そのためちょっとした事故でも修理費用が高額になると言われています。また、1台1台構造が異なるため価値を算出しにくく、扱いにくい商品だとも聞きます。

    今後ユーザーが増えることで市場も広がるとは思いますが、任意保険に入りにくい状況は現在でもあると思います。

    常設バックモニターの違和感

    キャンピングカーイメージ

    キャブコン(トラックなどのキャブオーバー車に、シェルと呼ばれる専用の居室を架装したキャンピングカー)はもちろん、バンをベースにしたバンコンでも、運転席から車両後方が十分に見えないモデルが多くあります。

    そんなときに活躍するのが常設バックモニター。バック時だけ自動的に切り替わるモニターは普通車でもよく見かけますが、走行中に常時後方カメラ映像を映しているものです。

    ルームミラー

    私はルームミラー型の受信機を使っています。広角タイプで、人間の視野よりも広い範囲が見えるというメリットもありますが、なかなか慣れないのが距離感の違い。

    「実際よりも遠くに見える」ために、後続車との距離を誤認してしまいます。サイドミラーを併用することでズレを補正するわけですが、慣れるのにしばらくかかりました。天候や角度によっては液晶画面が見にくいという弱点もあります。

    車の構造上は不可能なのですが、実はいまでも「本物のルームミラーで確認したいなぁ」とたまに思います。

    一方、カーナビ画面に投影されるバック時のカメラには大助かり。夜間でも赤外線撮影されるため人間の目よりも優秀で、もはやこれなしでは駐車できない、というくらい頼りにしています。

    普通車の常識が通じない

    キャンピングカーイメージ

    キャンピングカーは、言ってみれば「改造車」です。8ナンバー登録のための構造要件はありますが、家具や装備の統一規格があるわけではありません。各社が自主的に安全基準や品質基準を設けているという状況です。

    また、ビルダーも大規模な工場をもつ大手から、家族経営のような小さなところまでさまざま。

    オーダーメイドの小規模生産という色合いも強いため、ビルダーにとって「初めて作った」というデザインも多いはずです。

    そのため納車後も家具が壊れた、内張りが外れてきた、見知らぬ部品が落ちている、といった細々した不具合もたくさん。

    浮き上がってきた内装パネル。

    もし新車で購入したばかりの自家用車で同じことが起きたらディーラーに駆け込むでしょう。「初期不良だ」と文句のひとつも言うかもしれません。

    けれどキャンピングカーの場合、「多少の不具合は自分で直せる」というくらいの覚悟と自主性が求められるようにも思います。普通車の常識が通用しない感覚です。

    また、小規模なビルダーでは「営業」兼「事務」兼「経理」とひとりで何役もこなすスタッフもいます。

    社内でダブルチェック、トリプルチェックができるような体制ではないのか、契約書や見積書が大幅に間違っていた、なんてこともありました。

    「相手は専門家なのだから任せてよい」と盲信するのではなく、現物を見る、書類は細部まで確認する、口約束ではなく文字に残す、といった消費者側の意識も大事だと痛感しました。

    キャンピングカー業界は、いい意味でも悪い意味でも緩やかな雰囲気があるように思います。ほのぼのとした納車セレモニーが行われたり、購入後にオーナーズイベントで家族ぐるみのつきあいが始まったりとメリットもあります。

    そのぶん「なあなあ」や「馴れ合い」にならないよう、自己責任を強く意識しなければならない面もあると感じています。

    メリットに比べればささいなこと

    そのほか運転に苦労したり、立体駐車場やドライブスルーに入れなかったり、横風に弱かったり、山道を上れなかったり、悪目立ちしてしまったりといったことはありますが、多くのオーナーにとっては「メリットに比べればささいなこと」という感覚でしょうか。

    私もその場その場では頭を抱えるのですが、解決してしまえば魅力の方が圧勝。喉もと過ぎれば……という感覚です。

    けれど、当時はやはり「どうしてこんなことが!?」と驚いたり「信じられない!」とあきれたり、いろいろな感情があったことを思い出しました。

    ユーザーが増えることで法整備が進んだり、保険に入りやすくなったりと社会情勢の変化にも期待しています。

    私が書きました!
    フリーライター
    SAYA
    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

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