上昇気流を生み出す焚き火台「トレイルブレイザー」を使ってみた | 焚き火道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

上昇気流を生み出す焚き火台「トレイルブレイザー」を使ってみた

2022.01.29

ブランドのロゴ

アメリカ発のアウトドアブランド「ファイヤーサイドアウトドア」は、2年前に62cm四方の特大焚き火台「ポップアップピット」を国内で発売し、アウトドア業界人を含む多くの人を驚かせた。しかも抜群の燃焼効率も話題となり、一時は完売が続いたほどだ。

そんなファイヤーサイドアウトドアが、デザインはほぼ同じでソロキャンプ、デュオキャンプに最適な焚き火台を発売。実際に使ってみた所感を紹介しよう。

多くの人が待ち望んだ人気焚き火台の小型バージョン

小型の焚き火台「トレイルブレイザー」

「トレイルブレイザー」¥12,650。

今回紹介する「トレイルブレイザー」は、30cm四方のボックス型焚き火台。従来品の「ポップアップピット」が62cm四方なので、半分以下の大きさとなる。

下が透けるメッシュ生地の火床

下が透けるメッシュ生地の火床。

「ポップアップピット」の特徴である抜群の燃焼効率は、「トレイルブレイザー」にも引き継がれている。

その秘密は、全面にメッシュ生地を使った火床である。下から多くの酸素を送り込む構造のため、火吹き棒を使わなくても効率的に空気を送り込める。

また、二次燃焼に迫るほどまで燃焼効率を高め、煙を燃やし尽くすことに成功している。煙の除去率は80%と非常に高い。

高さ35.5cmのフレーム

高さ約10cmのフレーム。

燃焼効率を高めているのが、火床を囲む4枚のフレーム。これがあることで煙突効果のように「下からの給気」と「上への排煙」という空気の流れが作り出される。

フレームがないと上部と下部とで温度差ができず、スムースな空気の流れが生まれにくい。このわずか約10cmのフレームが、じつに大きな役目をはたしているのだ。

火床の下に設置されたヒートシールド

火床の下に設置されたヒートシールド。

次の特徴として挙げられるのが、アルミ箔に覆われたヒートシールド。ベルクロで設置する簡単なもので、火床で生じた熱が地面に伝わらないように遮断するもの。

近年販売されている焚き火台は、別売りの耐火・遮熱シートを敷くケースが多いが、ファイヤーサイドアウトドアの商品はこれが標準装備になっている。

熱を防ぐだけでなく、焚き火の際に抜け落ちる灰の受け皿の役割もあり、環境にもしっかり配慮しているのが魅力である。 

組み立て方も非常に簡単

収納サイズは10×10×35.5cm

収納サイズは10×10×35.5cm。肩がけできるストラップ付き。

優れた機能を備えるトレイルブレイザー。スゴいのはそれだけでなく、組み立て方法ととても簡単なのだ。

すべての付属品。

パーツは右からフレーム、スタンド、焼き網(付属品)、ヒートシールド、そして火床。

組み立て方その1

スタンドは収束式ですぐに開く。

組み立て方法は、まずスタンドを広げてヒートシールドをくくりつける。

組み立て方その2

フレームは脚の先端に差し込むだけ。

次に4枚のフレームを差し込む。これも穴に入れていくだけなので力は必要ない。

組み立て方その3

火床も穴に通して押し込むだけ。

最後に、メッシュ生地の火床をセットすれば完成。力を入れる箇所はひとつもなく、慣れれば子供でも扱えるほど。この簡単な設計もトレイルブレイザーの魅力なのだ!

付属の焼き網。

焼き網は脚の頂点部にある穴に差し込む。

また、付属の焼き網は穴に差し込んで固定するので、安定性は申し分なし。四方どこからでも使えるので、家族や友人を囲ってバーベキューをするのもいいだろう。

実際に焚き火台に火入れをしてみた

薪をくべた状態

40cmの長い薪もセット可。

組み立て終わったところで、最後に実際に火入れをして焚き火をしてみた。メッシュ生地で耐久性はどうなのかと感じたが、ステンレス製で丈夫に作られているため、広葉樹も問題なく収まった。

また、薪をくべて感じたのが、薪を上へ積み上げやすいこと。これによって高さを出すことができ、広がった炎ではなく上にのぼる炎を生み出して暖房効果を得やすくなる。

また、薪を交互に組めば、空気が通る空間を生み出すこともできるので、火力も上げやすい。

炎があがったところ

着火剤に点火したら1分もせずに炎に。

火を点けてみると、すぐに薪に火が移り、見るみるうちに大きい炎と化した。立体的に薪をくべられることもあり、炎は美しい山型を演出。

キレイな炎

燃焼効果もバッチリ!

火床が平らでなおかつ広いこともあり、大小たくさんの薪をくべることができた。また、火が大きくなるにつれて完全燃焼になり、煙もほぼ出なくなったことに感心。これなら冬キャンプの暖房にもひと役買いそうだ。 

フレーム間の隙間は気にするべからず

フレームの隙間

ほんの少しだが空いてしまった隙間。

個人的に気になったのが、フレーム間の隙間。フレームを差し込む順番を変えてもどうしても出てしまい、フレームが少し傾いてしまうのも心配になった。

実際に焚き火をすると、フレームが倒れることはないので安心したが、完璧に隙間を埋められないので頭の片隅にでも入れておこう。

安定した炎で焚き火をしたい人におすすめの逸品

くべた薪

冬キャンプは暖房器具を持ち込むほか、焚き火で暖を取る人も多いはず。ファイヤーサイドアウトドアのトレイルブレイザーなら、安定した火力と高い燃焼効率で焚き火を楽しめる。

簡単な構造で、初心者でも使えるおすすめの焚き火台。気になる人はぜひ試してみてほしい。

商品概要

ファイヤーサイドアウトドア「トレイルブレイザー」

  • 価格:¥12,650
  • サイズ:30×30×28cm
  • 収納サイズ:10×10×35.5cm
  • 重量:1.45g
  • 耐荷重:20.4kg

ファイヤーサイドアウトドア 公式ページ

https://www.e-mot.co.jp/naturalspirit/firesideoutdoor.asp

私が書きました!
『ロウホウ』代表
小川迪裕
アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行う。日産・エクストレイルの上にルーフトップテントを載せて車上泊をするのがキャンプスタイル。愛犬のジャック・ラッセル・テリアと旅をするのが今の夢。https://www.michihiro-ogawa.com
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