初心者も釣れるおいしい魚!ルアーを使った「タチウオ釣り」の魅力とコツを解説!
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    2021.10.21

    初心者も釣れるおいしい魚!ルアーを使った「タチウオ釣り」の魅力とコツを解説!

    秋はタチウオ釣りのシーズン!

    鋭い歯と刀のように光り輝く長い身体が特徴のタチウオ。

    タチウオは晩夏から初冬にかけて、大群で接岸する魚で、秋の釣りものとして大変人気があります。

    筆者のホームである関西地方では連日、タチウオを狙った釣り人で釣り場が埋まります。

    ルアーを使ったタチウオ釣りは、ヒットしたときのガツンとしたアタリが魅力。

    食材としても大変優秀で、刺身にしても焼いてもおいしくいただけます。

    初心者の方にもタチウオ釣りの魅力を知っていただくために、釣り方から、ちょっとしたコツまで、筆者の経験を交えながらご紹介していきます。

    夕マズメがチャンス

    タチウオは夕マズメに釣れやすい魚です。

    岸からタチウオが釣れる時間帯は、夕方から朝方にかけてです。

    この時間帯を「タマズメ」と呼びます。

    特に太陽が沈み始める夕方くらいから、魚の活性が上がり、ベイト(エサとなる小魚)を追って岸際まで接近するので、この時間帯を狙うのがオススメです。

    また、夜でも、潮が動き出すタイミングで爆釣なんてこともあります。

    釣るために必要なものは?

    タチウオ狙いの釣りは暗い時間帯に行うので、ヘッドライトなどの道具が必要です。

    また、タチウオの習性を利用した釣り具を使うことも大切です。

    ヘッドライトは必須

    ヘッドライトは夜釣りの必須アイテムです。筆者私物。

    暗い時間帯の釣りはどうしても視界が悪くなるので、常に危険と隣り合わせです。

    夜の釣りでは、暗い視界を一瞬で明るく照らしてくれるヘッドライトを必ず着用するようにしましょう。

    特に釣り専用のモノは足元まで、しっかり明るく照らすように設計されているので、安全につながります。

    また、仕掛けづくりの際にも、手元をしっかり照らしてくれるので、釣りが快適になります。

    ワインドワームとジグヘッド

    タチウオ専用ルアーは多数販売されています。筆者私物。

    タチウオをルアーで狙うには『ワインド』と呼ばれるジグヘッドとワームを使った釣りをオススメします。

    ジグヘッドとは頭の部分にオモリがあり、ワームを装着できるものです。

    タチウオ用のものは、さらにトレブルフック(3本針)が装着でき、オモリの形は三角錐になっています。

    タチウオ専用ワームには、中にケミホタルと呼ばれる発行体を差し込むことができたり、ワームに光を当てると本体が発光したりします。

    この仕掛けはロッドを上にあおる動きを繰り返すと、右に左にピョンピョンとエビが跳ねるようなアクションになります。

    この動きのことを釣り用語で『ダートアクション』と呼び、この動きを利用した釣り方を『ワインド釣法』と呼びます。

    このダートアクションがタチウオにはたまらない動きになっているらしく、たまらず食いついてきます。

    テンヤ(引き釣り)

    ゆっくり巻くだけでOKなテンヤ仕掛けです。筆者私物。

    テンヤとはジグヘッドのようなオモリに、大きな針が下についており、その上にエサやワームを針金などで巻き付けた仕掛けのことです。

    一般的にはキビナゴなどのエサを付けますが、活性が高いときはワームでも十分釣れます。

    誘い方もシンプルで、投げてゆっくり巻いてくるだけなので、初心者の方でも気軽にチャレンジできます。

    初心者でも安心!釣るためのコツ

    ちょっとしたコツを覚えれば、初心者の方でも簡単に釣れます。

    タチウオ釣りはちょっとしたコツをつかめば釣果を伸ばすことができます。

    タチウオは『タナ』が大事

    タチウオは群れで行動する魚です。

    タチウオがいる場所は時間帯や日によって、海中の表層、中層、底近くとバラバラなので、まずはどの層にいるのかを探らないといけません。

    釣り用語ではこの層のことを『タナ』と呼び、タナを意識しながら釣りを行うと釣果に結び付きやすくなります。

    コツとして、ルアーでもテンヤでも、まずは表層付近を探ります。

    反応がなければ、仕掛けが着水してから3秒数え、沈めます。

    そしてまた、ルアーをアクションさせたり、テンヤを引いてくるようにします。

    これでも反応がなければ、今度は着水して6秒数え、さらに下の層を探るといったことを繰り返します。

    探っているうちに、ヒットしたり、魚の反応があれば、そのタナにタチウオの群れがいる可能性が高いので、そこを重点的に攻めます。

    反応がなくなったら、違うタナに移動した可能性があるので、改めて表層から探っていくことを繰り返します。

    早く巻きすぎないようにする

    タチウオは捕食がとても下手な魚です。

    ルアーアクションを早くしすぎて、テンヤを巻くスピードを早くしすぎると、タチウオが食い損ねたり、動きについていけなかったりします。

    わりとゆっくりとしたアクションや巻きスピードでも、十分食いついてくるので、慌てず焦らず、じっくり誘うように攻めることを意識します。

    タチウオ釣りで気を付けること

    タチウオの歯はとても鋭いので、取り扱いに注意しましょう。

    タチウオは歯がとても鋭い魚なので、噛まれると大ケガにつながります。

    特に顔付近は絶対に素手で触らないようにしましょう。

    釣り上げたら、魚つかみとプライヤーを使って針を外すようにしましょう。

    エラ付近をつかむと魚がおとなしくなるので、作業がしやすくなります。

    タチウオを釣りに行こう

    秋の夜釣りの風物詩とも言えるタチウオは、ルアーで気軽に狙えるターゲットのひとつです。

    ヒットしたときの、竿が持って行かれそうになるガツンとしたアタリは、やみつきになります!

    釣っても楽しい、食べてもおいしい、ルアーで狙うタチウオ釣り。

    この秋、みなさんも近くの海で挑戦してみてはいかがでしょうか?

    最後に

    初めての釣り場へ行くときは釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。

    釣りをする際はライフジャケットを必ず着用しましょう。

    ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行いましょう。

    私が書きました!
    ソルトアングラー
    フジノ・キュー
    週末になると関西圏の海辺に突如出没するソルトアングラーライター。趣味はもっぱら海でのルアー釣り。
    Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。

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