アウトドアシーンにおいて、使用する機会が多いカラビナ。カラビナとは、一般的に登山やクライミング用品として欠かせない登山用ギアで、金属製のリングに一部開閉機能を有したものを指します。
現在では各メーカーから日常使いも想定した材質やサイズなど、幅広い商品が展開されています。
100円均一も例外ではありません。例えば、セリアには「アルミニウムカラビナ」シリーズというカラビナがあります。商品名にはキーフックとも記載がありますが、アウトドアから日常使いまで可能で、複数持ちたくなるギアです。
今回はそんなセリアの「アルミニウムカラビナ」について、種類や用途、注意点までを、愛用者目線で紹介していきます。
アルミニウムカラビナの種類
セリアから展開されているアルミニウムカラビナは、いつくかの種類に分類されており、かつカラーバリエーションが豊富です。
その中から、筆者が実際に購入して愛用しているカラビナをご紹介します。
ベントゲート型
いわゆるHMS型(洋梨型)と言われるタイプで、開口部が大きく開くのが特徴です。太めのロープやギアなどに掛けることができるので、幅広い用途がありそうです。
ちなみに、このベントゲート型のカラビナの開口径は約12mmなので、それ以下の径ものには取付けが可能と考えられます。
ダブルゲート型
写真の通り、S字型の本体の両方向に開口部がある形状となります。このタイプは2箇所のフックにより、例えば物の取り付け及び取り外しを個別に行なうことができます。
また、この型は軸が細身のため、引っ掛けたい箇所の大きさを選ばないのもメリットといえます。
アイデア次第で用途は無限大
セリアのアルミニウムカラビナは複数の種類があるように、さまざまな用途があります。そこで、筆者が実際にやってみた使い方を紹介します。
アウトドア使いとして
まずは、ベントゲート型とベルトループがあるギアとの連結です。先述したとおり、ベントゲート型の開口部径である12mm以下であれば、ポールやフレーム、ベルトループなどに掛けることができるので、このように吊り下げが可能になり、利便性の向上に繋がります。
続いて、ベントゲート型のポールへの吊り下げ例ですが、コップなど、単体のギアでも吊り下げが可能。アイデア次第では、多様なギアを吊るすことができそうです。
次に、ダブルゲート型の使用例です。個人的には、吊り下げるためのループがたくさんあるようなデイジーチェーンとの相性が良いと感じています。カラビナを使うことで、複数のギアを吊るすことが可能になりますので、好みのギアを吊るして楽しみましょう。
また、両方向にゲートがあることで、カラビナを吊り下げた状態のままで、ギアのみの交換が可能です。
テーブルに設置するランタンハンガーのような、細めのポールにも使えます。
日常使いとして
カラビナは日常においても活躍してくれます。例えば、吊り下げる箇所が少ないカバンやリュックでも、カラビナがあれば、日常で必要なものや使用頻度の高いものをすぐに取り出せる状態にしておけます。
鍵などもカラビナでひとまとめにしておけるのでおすすめの使い方。ズボンのベルトループや、カバンの内側などに掛けておけば、探す手間も省けます。
財布やポーチなど、内側にちょっとしたループがある場合にも、カラビナを使ってまとめておくことが可能。この場合には、軸が細身であるダブルゲート型が使いやすいでしょう。
使用上の注意点
アルミニウムカラビナについて触れてきましたが、使用するにあたって注意点があります。
アクセサリー品であることを前提に使用する
このカラビナはあくまでアクセサリー品ということを理解した上で、小物など軽量でかつ安全なものと判断できるギアを掛けるようにしましょう。
本来のカラビナの用途である、登山やクライミング、負荷が掛かるような場所での使用はできませんので、注意してください。
いくつあっても困らないギア
セリアのアルミニウムカラビナについて紹介しました。
まだまだ、用途がありそうなこのカラビナ。1セットあたり複数のカラビナが付いてきますので、用途に合わせて選択してみてはいかがでしょうか?
100円均一とはいえ、今回紹介したカラビナのクオリティには目を見張るものがあります。
最近、アウトドアグッズを幅広く展開中の100円均一。ますます、目が離せなくなりそうです。
アルミニウムカラビナ
ベントゲート3P
サイズ : 約4.8cm×3cm
材質 : アルミニウム
ダブルゲート3P
サイズ : 約3.9cm×1.5cm
材質 : アルミニウム、スチール