「DS4クロスバック」フランス流のひねりが効いたクロスオーバーSUVはコスパ高し!
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 試乗記

    2016.08.19

    「DS4クロスバック」フランス流のひねりが効いたクロスオーバーSUVはコスパ高し!

    124

    記者・櫻井と編集・沢木による試乗レポート。今回は、DSオートモビルズ「DS4クロスバック」です。

    凝ったデザインが目を惹く、オプション装備のレザーシート。革 の風合いを生かした高級なセミアニリン仕上げだ

    凝ったデザインが目を惹く、オプション装備のレザーシート。革 の風合いを生かした高級なセミアニリン仕上げだ

     まずは“DS”の説明からお願いできますか?
     フランスの老舗、シトロエンが新たに立ち上げた上級ブランドで、個性を際立たせた大人っぽいクルマ作りをコンセプトとしているんだ。DS4は中核を担うモデルで、さらに車高を3㎝上げてSUV的な装備を加えたのが、このDS4クロスバックというわけ。

    直感的に操作できるよう、操作系を配置した上品なコクピット。

    直感的に操作できるよう、操作系を配置した上品なコクピット。

     

     

     それでも全高は1530㎜だから、立体駐車場に入れられて便利ですね。後ろの窓のデザインが尻下がりなので後席が狭い印象を受けましたが、座ってみると全然そんなことない。でもこの窓、開きませんよ!

    リアドアのガ ラスは開閉できない。ルーフモール が付き、ホイールアーチ部分に樹脂 製ガードを備えたアウトドア仕様。

    リアドアのガラスは開閉できない。ルーフモールが付き、ホイールアーチ部分に樹脂製ガードを備えたアウトドア仕様。

     メーカーの担当者に聞いたら、どうやら今でもフランスではデザイナーの権限が大きいらしくて、デザインを優先するために後席をハメ殺しにしたのだとか。
     日本車ではありえない話ですね。でも確かに、ボディーの面構成がすごく凝っていて、個性を感じます。
     乗り味にもフランス車の伝統が感じられるね。

    開口部は若干狭いが、フル乗車時でも2名分のキャンプ道具は楽に積める。

    開口部は若干狭いが、フル乗車時でも2名分のキャンプ道具は楽に積める。

     ドイツ車ほど固くなく、かといってフニャフニャした感じもありませんでした。
     中世に敷かれた石畳や未舗装の田舎道も軽快に走れるセッティングなんだ。しかもスピードが上がるほど吸い付くように走る。シートも昔のフランス車ほどじゃないけど、柔らかいなかにコシがあって、長時間座っても疲れにくい。

     

    クロームで縁取られたフロントグリルが"DS"の証。

    クロームで縁取られたフロントグリルが"DS"の証。

     まさにアウトドア向きの設計ですね。ラゲッジも奥行きがあって積み込みに苦労しませんでした。値段も現実的だし、人とは違うクルマに乗りたいなら、いい選択肢でしょう。
     スペックでは見えてこない独特の「味」は、乗れば乗るほど良さがわかってくるはず。おすすめです。
     やはり、いいモノを長く使うヨーロッパの文化で育まれたんでしょうね。

    脚を折り曲げ てなんとか休憩できる広さ。た たんだシートとラゲッジの段差が大きいので、マットは必須だ。

    脚を折り曲げてなんとか休憩できる広さ。たたんだシートとラゲッジの段差が大きいので、マットは必須だ。

     ブランドは違うけど、昔、プジョー・205に乗っていたときのことを思い出したよ。大して速くないのに乗り心地が絶妙で、すごく楽しかったな~。半年で手放しちゃったけどね。
     どうして?
     窓が開かなかったの。
     それも伝統ですか?
     いや、単にボロかっただけ(笑)。今どきのフランス車は故障も少なくなったのでご心配なく!

    DSオートモビルズ/DS4クロスバック
    DS AUTOMOBILES
    DS4 CROSSBACK
    ¥3,129,630
    問い合わせ先/シトロエン・コール(フリーダイヤル)0120-55-4106 http://www.dsautomobiles.jp

    "DS"濃度が高い上級モデルもおすすめ125-7フラッグシップモデルのDS5は、ミニバンとクーペを掛け合わせたようなスタイリングが特徴。2列5人乗りのインテリアもDS4クロスバック以上にお洒落。しかも、天井に大きなパノラマガラスが付き、開放感は抜群だ。後席は座面を前に倒して背もたれをたたむダブルフォールディング式につき、フラットで奥行きのあるラゲッジとなる。唯一無二の存在感が光る、モダンなRVだ。¥3,787,037~

    構成/櫻井 香 撮影/篠原晃一

    NEW ARTICLES

    『 試乗記 』新着編集部記事

    ボルボ「EX30」で、京都から東京まで500kmのロングドライブをしてみた!

    2024.10.06

    なぜ、クルマはモデルチェンジごとに大きくなってしまうのか?

    2024.09.29

    内装は?サイズは?ファミキャンに超便利なでっかい3列SUV、マツダ「CX-80」を徹底レビュー

    2024.09.28

    小さくたためてよく走る!車載できる電動オートバイ「タタメルバイク」ってなんだ?

    2024.09.14

    4輪バギーで泥んこ遊び!専用コースなら安心して思いっきり楽しめるのだ

    2024.09.02

    街中で「ランクル250」に「ランクル300」のオーナー・ピストン西沢が乗ってみた!どこが違う?

    2024.09.01

    スズキ・ジムニーからレクサス・LBXまで!たくさん積めて安心な「人気ソト遊びグルマ」8選

    2024.08.30

    ホンダ「WR-V」の自慢はコスパだけじゃない! サイズは?内装は?フィールドテストでわかったこと

    2024.08.29