「シュヴァルベネスト」誕生60年
空飛ぶカップルのツバメのロゴで親しまれる、ドイツの名門キャンピングカーメーカであるクナウス。そんなクナウス初のトレーラーが1961年に誕生した「シュヴァルベネスト」。丸っとしたコンパクトで可愛いらしいボディでヨーロッパをはじめ世界で人気となりました。
今年はそんな「シュヴァルベネスト」の誕生60年を記念し、定番モデルの「スードウィンド」シリーズに豪華装備を搭載したイヤーモデルが登場しました。日本には「スードウインド 500PF 60YEARS」の1モデルのみの導入ですが、いったいどんなモデルかチェックしていきたいと思います。
専用のボディパネルを採用
クナウスのキャンピングトレーラーである「スードウインド 」シリーズはハイエンドモデルの位置付けで、欧州では全長約6.4mから9.5mまで16タイプのモデルをラインナップ。「500PF」は全長約7.2mとラインナップの中では中間のサイズ。日本ではけん引免許が必要なタイプとなります。
通常は外装がエンボス仕様になりますが、記念モデルはフラットパネルのボディを採用。ALKOプレミアムブレーキに17インチアルミホイール、サイドオーニングも標準装備された太っ腹な内容になっています。
インテリアも上質。充実の装備群で大満足
フロントエントランスにフロントキッチンを配したモダンでクラシカルなインテリア。中央に大きなリビング、後方に常設ダブルベッドとトイレ&シャワールームというレイアウトになっています。ゆとりのボディサイズだけにフロントからリヤまでしっかりとした動線が確保されているのはもちろんのこと、室内高も197cmもあり室内の圧迫感は皆無。
リビング部分は肉厚の座り心地抜群のソファに大きめのテーブル。横にはLEDライン照明が配された棚やテレビ台が備わり、ホテルのような空間です。また、Bluetoothサウンドシステムを標準装備するなど充実しているのもポイント。
フロントに配されたキッチンは、大型のサンルーフにより採光性もよく、タワー式142L大型冷蔵庫や3口コンロなどを搭載。キッチン天板も180×58.5cmと広く、自走式のキャンピングカーでは味わえない優雅な調理が楽しめます。
また、フロントエントランスは電動ロック付きで、内側には網戸や傘立ても内蔵されています。さらに、エントランス脇のワードローブは温風による乾燥機能も搭載。まさに至れり尽くせりの仕様です。
ホテルのような居心地のよさ
後部に縦置きされるダブルベッドと通路を挟んで洗面台やシャワー&トイレルームを設置。ここはリビングとカーテンで間仕切ることもでき、独立した寝室としても利用ができる設計。
常設ダブルベッドは2000×1390mmのサイズ。広い洗面所にトイレ&シャワールームとどこにいても快適な作りになっています。
ラグジュアリーな空間と、多くの収納スペース、そして快適装備を満載した特別なスードウインド 500PF。家族とのゆったりとした旅や定置利用などにもぴったりのモデルと言えます。価格は449万円〜。限定モデルだけに気になる人は早めにチェックするのがお薦めです。
問インディアナRV
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構成/伴 隆之