「サウナハット」とは? 本場の女性サウナーにオリジナルの作り方を教えてもらいました | ナチュラルライフ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.01.31 サウナ第一回日本サウナ祭りレポート

    サウナハットをかぶった外国人女性と横たわる日本人女性

    そもそもサウナハットとは何か?(第一回サウナ祭りレポート3)

    リトアニアのサウナトリートメント「ウィスキング」を披露してくれたヴィクトリア・ビュセルテさん(『第一回サウナ祭りレポート 2』)であるが、彼女のもうひとつの顔“サウナハットデザイナー”をいかした『サウナハット作り講習会』も、サウナ祭りではおこなわれた。

    そもそもサウナハットとは何か? 

    文章で説明する前にまずオレ(筆者:カーツさとう)の私物の写真! 

    サウナハット

    ようするに帽子なんですが、フィンランドでもラップランドのような北の方、それにバルト三国、それにロシア(サウナといわずバーニャという)なんかでは、このサウナハットをかぶってからサウナに入る人が多い。

    なんでそんなものかぶるかというと、二つの理由がある。

    本場のサウナ好きがサウナハットをかぶる2つの理由

    ひとつが頭の保護。サウナ室内は上の方ほど温度が高いので、座って入ってると頭部、つまりは脳味噌が一番熱くなっちゃう。

    さらにそういった国々では、日本でいう“セルフロウリュ”がサウナで頻繁に行なわれるので、熱い蒸気がしょっちゅう頭上に降り注ぐ。

    体を暖めるのは気持ちいいが、あんまり脳味噌を暖めるのは、人間ボ~ッとしちゃうんで、そんなダブル脳熱々から脳を守るために、このサウナハットを被る。

    そしてもうひとつの理由が、頭髪の保護。よくテレビのシャンプーとかなんか、そういうヤツのCMでも“髪は熱に弱い”とかいってるじゃない? そこで美容的な理由でこのサウナハットを被るワケですよ。

    日本では今のところ、かぶってる人はほとんど見かけないけれど、サウナーならばひとつは持っておきたいアイテムなんですな。

    「オレ、一個もってるよ!」

    なんていうと一目置かれるワケですよ。“コイツ、やるな!”って。ま、オレなんかそういう見えで持ってるんだけどさ。

    でさ、かぶる目的に“美容的”っていうのがあるっていうことは、ファッション的な意味もあるっていうことですよ。となると本来の“脳と髪を守る”という目的以外にも、やっぱりファッション的にデザインの凝った、そしてオシャレなモノも最近は登場してるワケです。

    おしゃれなサウナハットとは?

    ということでサウナハット作り講習会で展示されていた、ヴィクトリアさんデザインのおしゃれなサウナハットがコレ!

    サウナハット

    まずカラフルなんだよね。模様とかも入ってて。

    なかには、ものすげェ欲しくなったデザインのヤツもある。これがすごい気になったデザインのサウナハット!

    サウナハット

    タヌキすよ、タヌキ、タヌキ!! 

    「違う! これはリトアニアにいる穴熊の一種だ!」

    なんて指摘されても困るけど、これはそうとう欲しかったな~オレ。とにかくオシャレだけではなくこういう遊び心もサウナハットにはあるワケですよ。

    で、このサウナハットの素材が超厚地のフェルト地なんですよ。その厚みがあるからこそ熱を遮断することができるんだろうけど、そんな熱いフェル地がまったく縫い目もなく、シームレスで一体形状になってるんですよ。

    あ、タヌキのヤツとか最初に写真で見せたオレの私物の右側は、素材もリネンで縫い目あったね。でもそれはごく一部っつうことで。

    でも、この一体形状をどうやって作るんだろうと思ってはいたんだけど、この講習会でわかった!

    サウナハットを作る女性たち

    謎に包まれたサウナハットの製作過程を知る

    これが製作はじまったばかりの写真なんだけど、テープで三角形っぽくなってるプチプチのエアクッションあるでしょ。アレが型紙なんですね。

    実際の人間の頭のサイズよりは二まわりくらい大きく、そして帽子の形状に作ったこの型紙の回りにフェルトの素材である羊毛ウールを巻き付けるていくんだけど、その巻き付けていく量がハンパじゃない!

    ウールでサウナハットを作る

    見てくださいよ。この膨大なウールの量!! 

    フェルトというか、まだフワフワの毛玉の塊みたいな感じなんだけど、すごい量でしょ。さらにこれに模様となる別の色の素材を乗っけていく。

    ウールでサウナハットを作る

    石けん水でフェルトを作る

    で、ここに温かい石けん水を垂らして素材を濡らして、上から優しくこすってあげる。すると、温かい石けん水によって、羊毛のキューティクルが開き、毛と毛がからんでいくのだ! 

    あとはタオルを被せ、ネジリン棒のようにグルグル丸めて圧力をかけ、毛と毛を圧着させながら水分を抜いていく! 

    サウナハットを作る女性たち

    するとこんな風にかなり毛がピッチリと詰まって、フェルトっぽくなってきてるのがわかると思う。

    あとは型紙を抜いて、麺棒みたいのに巻き付けてウドンを打つようにゴリゴリやっていくと、繊維はどんどん密着し、大きさもどんどん小さくなっていくんで、好みの大きさになったら出来上がりであり! 

    全然知らなかったんだけど、フェルトってこうやって作るのね。サウナハットの作り方に限らず、ひとつ物知りになったわ、今度呑んだ時にでも誰かに自慢気に話してやろうと決めた。

    サウナブームに続いてサウナハットもブームに!?

    それにしてもハッキリいっとく。今年とはいわないが、来年あたりサウナハットブームが必ずくるからね、つうかもう来ることになってる。

    なんで、ひと足先にサウナハットの作り方を知ったっていうのは、今や流行最先端ですよ! モテモテ三度笠ですよ。

    『第一回サウナ祭り』は、こうして、熱い(物理的にも)1日を閉じていったのであった!!

    ●この記事は2016年3月7日に行なわれた『第一回日本サウナ祭り』の取材記事です。

    構成・文/カーツさとう

     

    『第一回日本サウナ祭りレポート 1』はこちらへ。
    『第一回日本サウナ祭りレポート 2』はこちらへ。

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