
秋も深まり、日を追うごとに寒くなってきた、今日このごろ。冬キャンプの準備は万全でしょうか?
冬キャンプでは、日が落ちると気温がグッとさがります。キャンプに出かけたのに寒すぎて、ろくに楽しむことができなかった、なんて思いをしないように、衣類や寝袋、暖房などの防寒対策をしっかりしておくことが大切です。
今回は最高品質のダウンを使用し、圧倒的な防寒性がある、FEATHERED FRIENDS(以下フェザードフレンズ)のダウンジャケット、ヘリオスフーディをご紹介したいと思います。
フェザードフレンズとは?

フェザードフレンズのロゴ
フェザードフレンズは1972年にアメリカのシアトルで生まれたブランドです。高品質な寝袋やウェアなどのダウン製品に定評があり、世界中のアウトドア好きから高い評価を受けています。フェザードフレンズには、創業当初から、その時代における最高品質のダウンと、表地の素材を使用するという哲学があります。
シアトルにある工場には、30年以上前の製品が持ち込まれ、修理の依頼を受けることがあるそうです。購入すれば、一生ものになる製品を作りつづけているブランドです。
フェザードフレンズの製品の中でも、今回ご紹介するヘリオスフーディは看板商品のひとつですので、ぜひおすすめしたいと思います。
900フィルパワーの最高級のダウンを使用

最高級のダウンを使用しているので、パンパンに膨れています。重さはわずか510g。
ヘリオスフーディを着ていれば、真冬でも寒さ知らず。その圧倒的な防寒性のわけは、900フィルパワーの最高級のダウンが詰められているからです!
そもそも、ダウンジャケットが暖かいのは、ダウンが空気を取りこんで、体と外気のあいだに空気の層をつくるからです。フィルパワーの値が高いダウンほど、空気を多く取り込むことができます。
一般的に、700フィルパワー以上が高品質ダウンとされているので、ヘリオスフーディに詰められている900フィルパワーのダウンは最高級のダウンです。
ヘリオスフーディはダウンがパンパンに膨らんで分厚く、着心地は、まるで羽毛布団につつまれているかのようです。
ただ、ダウンジャケットの良し悪しはフィルパワーだけでは決まらないので、注意が必要です。
ダウンジャケットには、ダウンとフェザー(羽)が詰められています。フェザーはダウンに比べて、保温性が低く重い素材です。いくらフィルパワーが高いダウンをつかっているダウンジャケットでも、中身にフェザーの割合が多い場合、高品質なダウンジャケットとはいえません。
その点、ヘリオスフーディはダウンが95%、フェザーが5%の混合率なので、保温性が高く、軽量です。まちがいなく高品質なダウンジャケットといえるでしょう。
私は真冬の0度ほどに気温が下がった屋外で、Tシャツ1枚とヘリオスフーディのみで過ごしたことがあります。個人的な体感ですが、寒さを感じることがなく快適でした!
水分によるダウンつぶれに強い表地

格子状のリップストップ(引き裂け防止)生地です。ツルツルと光沢があり、しなやかです。
表地にはPERTEX ENDURANCE(以下パーテックス・エンデュランス)が使われています。
パーテックス・エンデュランスとはナイロンの上に、うすい膜がコーティングされた生地です。コーティングにより、外側からの水と風の侵入を防ぎます。
一般的なダウンジャケットは雨天の場合、濡れないように気をつかう必要があります。ダウンは水分を含み、つぶれてしまうと大幅に保温性が低下するからです。

霧吹きで水をかけても、中身のダウンに影響はありません。
パーテックス・エンデュランスを表地に使用した、ヘリオスフーディは水を寄せつけません。水に弱いダウンジャケットの弱点を克服しています。
強い撥水性があるので、雨天の中でも気をつかうことなく、快適に行動することができますよ!
ただ、完全防水ではありませんので、長時間の雨にさらされた場合は内側に水が浸入することがあります。その点はご注意くださいね。
また、パーテックス・エンデュランスには内側の湿気を外側に逃がす性質もあります。ヘリオスフーディを長時間着ていても、蒸れにくいので、汗による内側の結露でダウンがつぶれてしまうこともありません!
機能的で無駄のないデザイン
ヘリオスフーディのデザインは無駄がなく、その機能を生かすために細かいところまで工夫がほどこされています。
風の侵入を防ぐジッパー部分の工夫

フロントジッパーの内側に配置されたチューブ状のパーツ。
フロントジッパーを開けると、ジッパーの内側にそって、チューブ状にダウンが詰まったパーツがあります。このパーツにより、ジッパー部分からの風の侵入を防ぎ、保温性をアップしています。
頭部や顔面を寒さから防ぐフィット感のよいフード

フードの部分もダウンがパンパンに詰められています。
フードをかぶり、フロントジッパーを閉めれば、外気にふれる部分が、目から口までのわずかな部分だけになります。顔面や頭部が寒くないので、風の強い日でも快適に過ごすことができますよ。

フードを絞った状態。
フード左右にドローコードがあり、ワンタッチでフードを絞ることができます。
特徴的なポケットのデザイン

左右にひとつずつポケットがあります。
一般的なダウンジャケットはポケットの部分がジッパー式になっています。ヘリオスフーディは軽量化のためにジッパーをあえて排除しています。

ジッパーが無いので、開け閉めが簡単。
ヘリオスフーディのポケットの部分は、上部が下部を覆った、特徴的なデザインになっています。ジッパーが無くても中に入れたものが落ちにくいつくりになっています。
個人的な考えですが、ジッパーを開けるわずらわしさが無く、寒いときに、すぐに手を入れられるのが便利ですね。
付属のスタッフバックでコンパクトに収納できる

ヘリオスフーディと化繊のジャケット。同じぐらいのサイズです。
ヘリオスフーディには、防水のスタッフバックが付属しています。スタッフバックに収納すれば、驚くほどコンパクトになります。

付属のスタッフバックに収納したヘリオスフーディと、化繊のダウンジャケット。
どれほどコンパクトになるのか?2つをスタッフバックに圧縮して収納し、比較してみました。
スタッフバックに収納してみると、ヘリオスフーディが縦28cm×横21cm×厚み12cm。化繊のダウンジャケットが縦30cm×横30cm×厚み23cmでした。ヘリオスフーディの収納サイズは化繊のダウンの収納サイズよりもかなり小さく、厚みは半分ほどです。普段使いのバッグに入れても、持ち運びが苦にならないサイズですね!
サイズ感

170cmの私がMサイズでピッタリです。
フェザードフレンズの商品は他のアメリカのブランドの物より、若干サイズが小さめに作られています。170cmでやせ型の私の場合、他社のダウンジャケットのMサイズを着ると大きめに感じますが、ヘリオスフーディはMサイズでピッタリです。
まとめ

ワンシーズン使用したヘリオスフーディ。
最高品質のダウンと、表地に防水・防風性に優れたパーテックス・エンデュランスを使用しているヘリオスフーディ。お値段はそれなりにしますが、ダウンジャケットはケアを怠らなければ、何十年も使うことができるので、十分に元を取ることができます。
今現在はメーカーから個人輸入するか、シアトルの直営店で直接購入する、もしくはアウトドアショップが海外から仕入れたものを、国内で購入することで、手に入れることができます。
圧倒的な防寒性があるので、冬キャンプでも寒さ知らずになりますよ!この着心地と快適さを、ぜひ感じてほしいです!
重さ:510g(Mサイズ)
表地:PERTEX ENDURANCE(パーテックス・エンデュランス)
中わた:900フィルパワーダウン95% フェザー5%