
左「オリーブ」、右「ブラウン」。
「BE-PAL」2020年12月号の付録は、恒例の「旅人手帳」(トラベラーズ・ダイアリー2021)。コクヨのフィールドノート(測量野帳)と同じサイズで、2021年のカレンダーのほか方眼メモ用紙がたっぷり入ったお得な手帳だ。この手帳がちょうど収まるダイアリーカバーが完成したので、ご紹介したい。
製造を担当したのは、「カードをたくさん入れても薄い財布」で評判のスィンリー(THINly)。このダイアリーカバーも、牛革を薄く漉(す)くことによって、非常に薄い仕上がりとなっている。手帳を2冊差し込めるスリットと4か所のカードポケットが付いているが、折りたたんだときの厚さは約8mmに収まる。そのカードポケットにはそれぞれ最大5枚のカードが入り、取り出しやすいように幅を広めにしてあるので、名刺を入れたときも取り出しやすい。こうした薄さや使いやすい工夫はスィンリーの得意とするところだが、このダイアリーカバーは革そのものにもご注目。オイルを染み込ませた、いわゆる「オイルレザー」なので、しっとりとしたなめらかな手ざわりだ。使うほど色や風合いの経年変化も楽しみだから、2021年だけとはいわず、末永く使っていただきたい。

しおり(スピン)は2本。内張りはカモフラージュ柄で、「オリーブ」と「ブラウン」では色が違う。内張りの素材はポリエステルなので、滑りが良く抵抗感が少なく、手帳やカード類の出し入れもスムーズにできる。

「ブラウン」カラーは、内張りの色がダークグリーン。

スリットには、手帳(コクヨのフィールドノートサイズ)が2冊収まる。

カードポケットの中央には長方形の窓があいているので、中にどんなカードが入っているかわかりやすく、指で押し出すことができ、取り出しやすい。カードポケットの裏はスリットになっていて、領収書やチケットなどをはさんでおくのに便利。ペン差しも付いている。ペン差しは可動式(すこし外側に引っ張りだせる)なので、万年筆などの太めのペンも差すことができる。

縫製は熟練の職人が細かく丁寧に仕上げている。さすがの日本製だ。

内側には「BE-PAL」と「THINly(スィンリー)」の刻印入り。
各11,000円
※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。
トラベラーズダイアリーカバー ver.2021
https://www.pal-shop.jp/item/A55012001.html