小豆島ハイキング「皇踏山(おうとざん)」のおすすめコースを紹介! | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 小豆島ハイキング「皇踏山(おうとざん)」のおすすめコースを紹介!

    2020.10.06 ゲストハウスオーナー・NORIの小豆島の歩き方

    小豆島で一番の町である土庄町。この町の中心の背後にそびえる山が皇踏山(おうとざん)です。「オリーブタウン」という、大型チェーン店が集まるエリアから見ると、ロッククライミング場じゃないかといわんばかりに町中に、どどん! とそびえ立っています。

    この存在感から、とても難易度が高そうな山に思えますが、標高はほんの394m。ハイキングコースも多様で、子どもと一緒に登れるコースもあり、実はとても親しみやすい山なのです。

    今回ご紹介するのは、この皇踏山を通る「色々楽しめる淵崎~皇踏山山頂~笠ケ瀧コース」と「ファミリーコース」です。

    今年から土庄町地域おこし協力隊に就任された立屋さんが、皇踏山ハイキングマップを作ったという話を、友人からタイミングよくキャッチ。すぐにもらいに行き、その地図を片手に、さっそく登ってきました。

    地図はこちらから! https://www.town.tonosho.kagawa.jp/kanko/map_pamphlet/1919.html

    その1.淵崎~皇踏山山頂~笠ケ瀧<2~3時間コース>

    片道40分〜1時間の皇踏山ハイキング

    今回は「淵崎(ふちざき)」という地区から出発。この看板が登山口入り口の目印です。分かりやすい看板が登山路の要所にも立てられているので、迷うことはほとんどありません。

    最初のダムを過ぎた後は、ずっと森の中を歩きます。木陰で空気が気持ちいい

    登山路にあるいくつかのダムのうち2つめのダムに来た頃、ぐっと視界が高くなり眺めがよくなってきます。

    想像どおり急な登り道ですでに息があがってきましたが、登山口からここまででまだ15分しか経っていません。
    この後「見晴らし台(第一展望所)」までは、ほぼ真っ縦(まったて)に登ります。トゲのある草木も多いので、長ズボン着用必須です。

    摑まれるように紐をつけてくれている道も出てきました

    時々膝を手で押し込みながら、ほぼ無言で進み続け、「見晴らし台(第一展望所)」に到着!
    ほぼ休まず一気に登ったので45分で着きました。(地図上の目安時間は1時間)

    眼下には見えるのはちょうど干潮のエンジェルロードに、遠くは屋島。息を切らしながら登ってきた、それまでの苦労を一瞬で忘れる一時。

    さて、皇踏山の魅力はこの抜群の眺望と、見晴らし台のさらにこの上に登った山頂周辺。ほぼ平坦になっていて横長に広いため、いろんなコースがあります。

    この見晴らし台(第一展望所)から山頂(394m)までは約10分。山頂直前だけまた少しゴツゴツで足場の悪い岩場になりますが、見晴台からはそれほど急な登りもなく簡単に行けます。山頂も大きな岩場の上にあり、絶景を拝めます。

    ただ、山頂に着いてからお昼ご飯を食べようと思って登る方はご注意を。前述したように皇踏山の頂上は台地のように長く平たくなっているため、同じくらいの高さに展望台がいくつもあるんです。山頂は岩場ばかりなのでうっかりお弁当など落とそうものなら一環の終わり。

    個人的に一番好きなのは、東権現社の近くにある芝生広場園地。名前の通り広場になっていて、視界もとても開けています(注:山にある実際の道しるべは、どこも「展望所」としか書かれていません。芝生広場へは東権現社を目印に行ってください)。

    屋根とテーブル付きベンチも整備されているので、山頂でゆっくり休憩してランチしたいならここを目指していくのがお勧め。

    皇踏山の歴史も面白く、山城伝説があったものの幻の城だったとか。証明する文献は残されていないようですが、土塁や空堀の遺構などが発見されたことから中世の山城があったことが分かったそうです。

    「山城史跡」へ行くと、その説明と石垣が残されています。

    城門のようにここを越えて中へ

    さて、このように山頂周辺は興味の向くままに歩いてみてください。

    小豆島八十八か所霊場札所の一つ、東方面の笠ケ瀧

    今回はその後、東方面の笠ケ瀧(かさがたき)という小豆島八十八か所霊場札所の一つへ向かいます。

    笠ケ瀧へ向かう道中の「広場」にある、歴史を感じる案内板

    平坦だった山頂付近を過ぎると再びしばらく登り道が続きます。その後、先ほどの芝生広場と同じくらい開けた展望広場が出てきます。

    その後はしばらくずっとウバメガシという小豆島によく生えている木のトンネルが続きます。木陰でふかふかで、とても気持ちいい道です。尾根づたいにどんどん歩いていきます。

    このウバメガシの道を抜けると、急に雰囲気が変わる場所に。お遍路道との合流点です

    ここからは道の両側にところどころお地蔵様が座って迎えてくれます。

    「清めの不動堂」まで来ると、笠ケ瀧はもう目の前。ただし、この先は絶壁を伝い歩いていくことになります。

    実はこの笠ケ瀧、山岳霊場と呼ばれる札所が多い小豆島の寺院の中でも有名な屈指の霊場。本堂は断崖絶壁の中にあり、そこに行くには正面からでも鎖を伝って急勾配の道(というより岸壁)を登らないと参拝できません。そのせいか、参拝時間は14時までです。雨の日に行くのも絶対止めましょう。

    そんな場所に裏側から行くので、まぁ普通に道があるはずはありません。

    この急勾配を鹿や猪になったつもりで絶壁にしがみつくるように進み、ようやく到着。お疲れ様でした!

    本堂に続く道(崖)。この先が本堂です

    本堂の前から。この岩の向こう側からやってきました。本堂はこの岩の中

    無事に到着したお参りをし、あとは小馬越(こうまごえ)バス停まで下りていくだけ。と言いたいところですが、先述した難所が待ち構えています。

    先が見えない階段。今回はここを下りてきましたが、このコースはもちろんこちらを始点にすることもできます。ただしこの階段を見た瞬間、心が折れそう。

    どちらにしても最初がキツいですが、多様な道を歩けて満足感たっぷりのコースです。始点から終点のバス停まで、昼食は取らず簡単な休憩だけの場合、約2.5時間かかります。

    その2.野外活動センター発着<ファミリーコース> 1~2時間

    今度は、小さな子どもと一緒に歩けるコースです。地図真ん中に見える「野外活動センター」から出発し、ここに帰ってきます。

    野外活動センターへは路線バスがないため、車で「P」の駐車場まで直接行きます。
    その後坂を登ると、初めに見えるのはアスレチックコース! しかもなかなかの規模で、3歳~小学校高学年くらいまでと幅広い年齢の子どもが楽しめます。大きな木に吊られたブランコや長い滑り台もあり、大興奮することは間違いなし。

    しかし山に登るのが目的であればアスレチックはほとほどにしておいて、下りてからの楽しみに取っておきましょう。登る前にここで存分に遊んでしまうと子どもたちの山へ登る体力がなくなります。また、最初にほどほどにしておけば、子どもたちが疲れてきた時、「山を下りたら滑り台しようね~」と、自力で前へ前へと歩かせる手段として使えます。笑

    野外活動センターの芝生広場の奥に登山口があるので、後はそれに従って登るだけ。時々少し急で滑りやすい道もありますが、しっかり手を握ってあげていれば大丈夫。

    子ども連れなので、山頂より「その1」のコースで説明した芝生広場園地を目指していくのがお勧めです。そこまで大人の足で約20分、子供とだと年齢によりますが、ゆっくり休憩しながら歩いて約1時間。

    芝生広場園地で休憩したり遊んだ後、子どもが行けそうなら山頂を目指す。そのくらいの気持ちでいってみてください。絶景は芝生広場園地でも十分満喫できます。

    山を十分に楽しんで野外活動センターまで下りてきたら、お待ちかねのアスレチックで存分に遊びましょう。ここでの所要時間は子どもたち次第。

    山に登らずとも、野外活動センターはアスレチックでただ遊んだり、芝生広場でピクニックするだけでも楽しいです。

    気軽に歩いて絶景を拝めるこのコース、観光のついでにぜひ!

    アスレチック上にある「GOAL」の鐘。無事に帰ってきたぞーーー!! の音が爽快

    私が書きました!
    ゲストハウスオーナー
    アイエアナロン範子
    ゲストハウス「Sen Guesthouse」を夫婦で経営。香川県出身。ニュージーランドのホステルで働いてから、世界中の旅人が「自分の家」のように帰ってきてくれるゲストハウスを将来作りたいなぁと大阪のゲストハウスで修行した後まずは松山で6年半ゲストハウスを開き、Senの第二幕として小豆島へ移ってきました。四国から、関西・本州・世界に近い立場として、もっともっとディープな四国ファンを増やしていこうと思います。Sen Guesthouseホームページ https://www.senguesthouse.com/about-us-jp

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