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    2020.08.03 山岸周平

    私が書きました!
    山小屋スタッフ
    山岸周平
    東京都最高峰の雲取山の山腹、標高1,103mにある温泉付きの山小屋「三条の湯」のスタッフ。前職は東京消防庁の消防士として約10年勤務。奥多摩消防署異動を機に、登山、トレッキング、クライミング、ケイビング、バックカントリー、ヒルクライム、ラフティングなどを楽しむようになる。ブログ:山ちゃんの小屋番日誌  

    スリングをハーネスとして使った場合

    スリングの使い方を練習しよう

    前回(https://www.bepal.net/know-how/ropework/103728)では、エイトノットとダブルエイトノットの作り方を紹介しました。今回はスリングの使い方についてお伝えします。

    スリングはどういう時に使うのか

    スリングと言ってもどのような目的で使われるものなのか、分からないかもしれません。スリングとは、輪っかになったロープです。単体で使うことはあまり想定されておらず、カラビナやロープ、もう1本のスリングと連結することで、物を支えたり、簡易ハーネスを作ってレスキュー時に役立てることができます。

    では、2本のスリングを連結する方法をお伝えします。

    スリングの連結

    例えば木にスリングを巻いて使いたいと思った時に、支点の立ち木が太く、1本のスリングだと届かない場合などは、2本のスリングを結合して長くして使います。

    まず、黄色いスリングの輪に、赤いスリングの輪を通します。

    黄色いスリングを、赤いスリングの輪にかました状態で、引っ張り出します。

    黄色と赤のスリング双方を引っ張ります。

    2本のスリングが連結されて長さのあるスリングが1本できました。

    これでスリングの連結ができました。次に、スリングを使ってチェストハーネスを作ります。

    スリングを使ってチェストハーネスを作ってみよう

    あまり耳にしないギアかもしれませんが、スリングはセルフレスキューの際に役立ちます。前述した120㎝のスリングで、自分自身の安全を確保する簡易ハーネスを作成します。自分だけでなく、救助する相手にも付けられるように練習しておきましょう。

    (1)スリングを背中に回し、片方の輪に腕を通し、もう一方は脇から前に、両端末を両手で持ち結んでいきます。

    (2)片方の輪にもう一方の端末を通します。

    (3)通した端末を絞り内側に通します。

    (4)下から出た端末を、写真の指の位置に入れて絞ります。

    (5)締め上げたら、端末の輪に安全環付きカラビナを掛けて完成です。

    チェストハーネス完成!

    スリングの使い方がこれでおわかり頂けたかと思います。次回では、ロープワークとスリングを使って、「支点」の確保について説明します。


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