刃の形状は薪割り鉈、サイズは小型ナイフというユニークな商品が登場した。明治25年創業の金物卸問屋、馬場長金物(株)(新潟県三条市)のオリジナルブランド「BABACHO」の「多喜火鉈」である。サイズは刃長約11cm、全長24.5cm。これは、たとえばモーラナイフの定番「コンパニオン」や「ガーバーグ」や「ブッシュクラフト」とほぼ同じ、オピネルのフォールディングナイフでいうと「#10」と同じくらい。つまり、使いやすい一般的なサイズといえる。たとえば、小刀のような使い方で(鉛筆を削るような使い方で)、薪の表面を薄く削って焚きつけを作ることができる。もちろん鉈として薪割りに使うことも可能だ。小さいとはいえ、刃厚が5mmと厚く、刃の材質が柄の全体を貫通しているフルタング構造なので、気兼ねなくバトニング(薪で刃の背を叩く)で薪を割ることができる。先端が四角い形をしていて、しっかりとした重さがあるので、多少の遠心力を効かせることもできて、鉈の使い心地を味わうこともできる。子どもや力のない女性が鉈に慣れるのに最適といえるだろう。
9,350円
※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。
多喜火鉈 110mm
https://www.pal-shop.jp/item/A55008006.html