
アウトドアに便利なスマートウォッチ

時間を正確に把握することに特化し、フィールドでの使用に適したギアといえば、アウトドアウォッチです。計画的な行動が安全に直結する登山などにおいて、欠かすことのできないアイテムと言えるでしょう。
そんなアウトドアウォッチの特長をさらに引き出してくれるのが、スマートウォッチです。アウトドア体験をより豊かに、そして安全にするための新しいツールとして、単なる時間の確認だけでなく、ルートの記録、身体の状態のモニタリング、さらには緊急時の連絡手段まで、スマートウォッチはアウトドアの心強い味方となります。
今回は、アウトドアでのスマートウォッチの活用法と、失敗しないモデル選びのポイントを詳しくご紹介します。
アウトドアにおけるスマートウォッチの基本的な活用法
活動の記録

登山やトレイルランニングなどでの歩数・距離・心拍数・消費カロリーなどをリアルタイムで記録できます。自分の活動量を可視化することで、モチベーションの維持やトレーニングに役立てることができ、この機能が特に欠かせないものになっています。
ナビゲーション
GPS機能を使って現在地を確認したり、事前に登録したルートをたどったりすることが可能です。アプリと連携すれば遭難のリスクを下げることができ、安全に目的地に到達できます。
天候の確認と予測

気圧の変化から天候の急変を予測したり、降水確率や気温を確認したりすることができます。山の天気は変わりやすいため、こまめな情報収集が安全な行動に繋がります。
健康管理

一部のモデルでは、睡眠の質を測定する機能を搭載しています。ちょっとした変化が不調の兆しとなり、行動を決定づける要素となるアウトドアにおいて、スマートウォッチによる体調の確認は大きな助けとなります。
スマートウォッチ選びのポイント
バッテリーの持ち時間

アウトドアではキャンプ場や山小屋などの施設で充電ができますが、最低でも1日問題なく稼働できるバッテリーが求められます。また、テント泊などで施設を利用せず、電源がモバイルバッテリーのみで充電回数に限りがある場合、長時間の使用に耐えられるバッテリー性能は最も重要なポイントになります。
モデルによってはGPSを常時使用した場合でも数日間、省電力モードでは数週間も稼働するものがあります。登山やキャンプの日数や頻度に合わせて、十分なバッテリー容量を持つモデルを選びましょう。
耐久性

転倒で岩や木にぶつけるなど、身につけているギアは常に破損のリスクがあります。そのため、衝撃や傷があっても問題なく稼働する耐久性の高いモデルを選ぶことが不可欠です。また耐久性が高ければ破損を気にせず行動できるので、集中力を高く維持するためにも耐久性は非常に重要な要素です。
防水性

水濡れはアウトドアではほとんど避けらず、濡れても稼働できる防水性が必須です。耐久性と同じく、防水性が十分でないとユーザー自身が十分なパフォーマンスを発揮できず、また故障することで遭難リスクが高まります。
スマートウォッチの防水性能は、日常使いの「生活防水」ではなく、水深数メートルまで耐えられるといった「防水性能」に注目しましょう。
GPS機能

スマートウォッチのアウトドアでの最大の強みの一つがGPS機能です。地図表示機能付きのモデルは、事前にダウンロードした地図上で現在地を確認したり、迷子になりそうな場所で正しいルートに戻るといった、紙地図ではできない画期的な機能が搭載されています。
また、万が一遭難した際には、正確な位置情報を伝えるための重要なツールとなります。GPS機能はモデルによって精度が変わってくるので、事前に装備されているGPS機能を確認しておくとよいです。
画面サイズ

アウトドアでのスマートウォッチの画面は、太陽光の下でも見やすいことや、すぐに目視確認できる十分なサイズであることが重要です。またグローブを装着したままでも操作できるサイズ感であることも大切です。
とはいえ大きすぎる画面はかさばり、腕に負担をかける可能性もあるので、ご自身の腕のサイズや行動中の操作性を考慮しながら、最適な画面サイズを選びましょう。
アプリとの連携
スマートウォッチは、スマートフォンや対応アプリケーションなど、外部機器やサービスとの連携をもって真価を発揮します。登山向けやランニング向けなど、活用したいアプリがスマートウォッチに対応しているかを事前に確認しておきましょう。
スマートウォッチで安心便利なアウトドアを

スマートウォッチは瞬時に豊富な情報を確認できる優れたアイテムです。正確な位置情報やコンディションをリアルタイムで確認できるだけでなく、登山やランニングの記録をより詳細に残せることもポイント。再訪の際にも参考となり、使い続けることでより有用性が高まるアイテムです。
スマートウォッチを活用して、より安全にアクティビティを楽しみましょう。