フィールドで撮ろう! 動画撮影の魅力と撮影のコツを解説 | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.09.18

    フィールドで撮ろう! 動画撮影の魅力と撮影のコツを解説

    フィールドで撮ろう! 動画撮影の魅力と撮影のコツを解説
    スマートフォンとSNSの普及により一般的となったカメラ撮影。静止画と同じく、動画撮影も一昔前より簡単に撮れるようになりました。今回は動画撮影の魅力と活用・撮影方法についてご紹介します。

    動画撮影はアウトドアの記録と思い出にピッタリ

    アクションカメラで撮影
    スマホでもアクションカメラでも。

    動画撮影はその場の空気感や音、動きをそのまま記録できる、アウトドアの思い出を鮮やかに残すのに最適な手段です。写真のように一瞬を切り取って表現する手法も、切り取った一瞬から情報を読み取りイメージする時間は、とても楽しく魅力的です。

    一方、動画は時間そのものを記録し、豊富な情報を得られる映像は、時が経っても当時のことを鮮明に思い出せます。凝縮されたたくさんの体験ができるアウトドアと動画撮影の相性はとても良く、おすすめの表現方法です。

    動画撮影の魅力

    静止画では伝えづらい風や声など、豊富な情報を記録できる

    眺望
    動画は空気感も伝えやすい。

    写真では雄大な景色や楽しそうな表情を記録できます。しかし、そこに流れる時間や雰囲気までを伝えるのは、撮影スキルを磨かないと難しいもの。その点、動画は、その場の雰囲気を誰でも記録できることが強みです。例えばそよ風に揺れる木々や葉の音・水流・焚火・仲間との楽しそうな会話や笑い声・鳥のさえずりや虫の鳴き声など。音だけで考えても、これほど沢山のものを動画に残すことができるのです。

    動画に収めれば、五感で感じた記憶が鮮明に蘇ります。後から映像を見返したときに、「あのときこんなことがあったんだな」「こんな話をして盛り上がったな」と、当時の感動や興奮を追体験できます。

    動画を繋げることでストーリーが作れる

    愛犬と愛娘
    作った動画は作品ともいえる。

    一本の動画を保存して楽しむのもよいですが、複数の動画を繋げてひとつの作品として作るのも楽しいです。スタートから最後までを幾つか撮影、編集ソフトを使って作成できれば、その日の記憶がストーリーとなって残すことができます。例えば登山。出発から撮影して移動中・登山中・下山中・下山完了といった流れを撮影します。出発時のワクワク感、笑顔で汗をかいて登る姿など、一連の流れにすることで、より感情や雰囲気が伝わりやすく、その場にいるかのような没入感を体験できます。

    動画撮影は単に映像を記録するだけではなく、思い出を何倍も美しく彩ってくれます。

    鮮明な思い出を残せる

    写真と同じく、動画はその時の思い出を残すことができます。写真と異なるのは、一本の動画で「一瞬」ではなく「1日」を記録し、より鮮明な思い出を残せるのが魅力です。1枚の写真から「こんなこともあったな」と思い馳せるのも楽しいですが、確かな情報としていつでも振り替えられるのは、動画ならではの特長です。

    動画撮影のコツ

    構図を考える

    愛でる花
    配置を考えるだけでクオリティが上がる。

    動画撮影も写真と同様に、構図を意識することが大切です。好きなように撮ってみるのもよいですが、以下を意識するだけで映像が綺麗に、伝わりやすいものに仕上がります。

    三分割法:画面を縦と横に三分割し、被写体をその交点に配置すると安定した構図になります。動画でもこの三分割法をまずは意識してみるとよいです。

    日の丸構図:被写体を画面中央に配置する構図です。被写体をより強調できる撮影方法で、三分割法と合わせて必要に応じて入れてみるとよいです。

    手前(前景)を入れる:奥行きのある映像を撮りたいときは、手前に草木や岩などを少し入れることで、より立体感のある映像になります。

    カメラを動かさず固定でもOK

    アクションカメラの固定
    三脚や手持ち固定して撮影。

    カメラや撮影者が動いて撮るのがアクションカメラ、というわけではありません。ときにはカメラを固定して撮るのもよいです。また動画撮影をはじめた頃は、カメラを動かしすぎて何を撮ったのかよく分からないことになりがちです。

    カメラを動かさず撮影してみると、実はよく撮れていることも珍しくありません。例えば、流れる川の映像を数秒間固定して撮る・焚き火の炎が揺らめく様子をじっくりと撮る・テントのそばでコーヒーを淹れる様子を撮る。このように、カメラを固定して、一つの動作や風景をじっくりと撮影する「フィックス撮影」は、その場の空気感を伝えるのに非常に効果的です。

    映像のつなぎ(トランジション)を多用しない

    朝の海
    本編とは別の動画を数秒入れて時間の移り変わりを演出。

    動画編集ソフトを使って1本の作品を作るとき、映像と映像が切り替わるときに使用する様々なトランジション(ワイプ、フェード、スライドなど)が用意されています。使うと映像の切り替えがスムーズになり、それっぽい作品になるのですが、多用するとかえって見づらい映像になってしまいがちです。

    基本は、映像と映像を単純に繋がるよう撮影時点で意識したり、メインの映像の他に幾つか撮影しておくこと(花々や木々が揺れている映像や、食材をカットする場面・陽が沈む場面など)で繋ぎましょう。

    トランジションは、シーンを切り替えるときなど、本当に必要な場面でだけ使うようにすると、プロのようなすっきりとした映像に仕上がります。

    たくさん撮ってたくさん観る

    登山道
    思い立ったらすぐ撮影。

    ここまで色々とお伝えしてきましたが、一番大切なことは、まずはたくさん撮って、たくさん観ることです。最初は上手く撮れなくても大丈夫です。まずは複雑に考えず、好きなように、楽しんで撮ってみましょう。

    そして自分が撮った映像を観てみると「こうしたらもっと良くなるな」という発見がたくさん見つかります。また、他の人が撮った映像をたくさん観てみましょう。YouTubeやInstagramなど、プロの映像や他の人の動画を参考にして撮影して反復すると、自然とある程度のスキルが身につきます。

    動画撮影でアウトドアの思い出をたくさん残そう

    麓から見る富士山
    記録にも思い出にも。

    動画撮影は手軽に行える写真と違って難しいと思う方もいるかもしれません。上手く撮れないことは確かにあります、しかし振り返って動画を見ると、上手い下手ではなく「こんなことあったな」と、当時の情景が一気に蘇る感覚があり「撮っておいてよかった」と思えます。動画撮影という新たな表現にぜひ挑戦してください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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