
極上サバイバル飯第20弾は、夏の定番である素麺を使った「鯛麺」を紹介します!
20膳目「素麺を使った鯛麺」
どーもこんにちは!元自衛隊芸人のトッカグン小野寺耕平です!
「戦場でもコメが食いたい!」という兵士達の声を叶えるために日本軍が開発し、ドイツ軍のメスキットM1893を参考にして明治31年に誕生した機能美溢れるそら豆型の日本の飯盒。
円形より省スペースで携帯性も良し、熱効率が高く角がないので洗浄が容易で使い勝手も良しと、開発の際に当時の日本軍がこだわった数々のポイントが現代のキャンプ事情にもマッチし、今なおアウトドア界隈で愛されています。
そんな飯盒を使用して作る極上サバイバル飯第20弾は、夏に余りがちな素麺を使って「贅沢鯛麺を作っていこう!」です。
夏になったら食卓の定番になる素麺。私は割と年中ストックしていて、にゅうめんにして頂くこともあります。
暑くてあまり食欲がないときや、なるべくキッチンで火を使う時間を短くしたいときに最適なのが素麺です。ただ、夏になるとスーパーでは売り場が拡張していることもあり、つい普段より多めにストックしてしまうなんてことはありませんか?
夏が終わる頃には、ちょっと買いすぎたな…と、急いで茹でて連日素麺ということもありますよね。
最近では素麺のアレンジレシピもいろいろ紹介されています。なので、食べ飽きるということはありませんが、今回は昔の軍隊調理法にもあった歴史ある素麺アレンジレシピを紹介します!
【材料(1人分)】
鯛・・・100g(切身でも刺身でもOK)
素麺・・・20g
葉葱・・・60g
醤油・・・少々
砂糖・・・4g
味の素・・・少々
鰹節・・・4g
水・・・150cc
☆麺を茹でる水・・・分量外

【作り方】
①飯盒の体(本体)で水150ccを沸かし、鰹節を入れて煮出し汁を作る
※鰹節は本来取り除きますが、おいしいので入れたままにします
②葉葱を2cmほどの小口切りにする
③鯛をバーナーで炙り、素焼きする
④飯盒の蓋を用い、表記より短めの時間で硬めに素麺を茹で、水でしめる
※下で紹介している動画では初めから長さが短い私の地元の白石温麺(うーめん)を使っていますが、一般的な素麺の場合は適当な長さに折って茹でてください
⑤先に作っておいた煮出し汁を温めながら、醤油、砂糖、味の素で少し濃いめに味をつける
⑥葱と炙った鯛を入れ、葱に火が通ったら素麺を加えてざっと温める



出来ました!!
鯛がおいしそうだったのでついつい炙る前にひと切れ醤油をつけて刺身で食べてしまいましたが、その時点で確信していました。醤油ベースのつゆに鯛と葱って、そりゃあうまい組み合わせですから。これぞ、ご馳走めしだ!
では、早速いただいてみます。
濃いめの煮出し汁に合わせて下味を付けずに敢えて鯛を素焼きにしているのでバランスが考えられていて、とてもおいしいです。飯盒で作るために短い麺にしましたが、それがかえって食べやすくてとても良い。

かつて日本軍が実際に食べていたのは各自の飯盒ではなく大量調理されたものと思われますが、こんなに贅沢なメニューが出たら士気も上がりますね。
手軽においしく作れるメニューなので、素麺アレンジレシピ、是非お試しください。
本日はこれまで。それじゃーまた!
今回紹介したレシピ含め、飯盒を使った様々な料理レシピは、動画(公式チャンネル:トッカグンの東京サバイバル)でもご覧いただけます。