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カウボーイの野宿スタイルに憧れて

2021.11.02 (閲覧数) 483

年期の入った牛革ブーツ、一足ごとに鳴り響く拍車の音、砂まみれのジーンズにテンガロンハット。颯爽と馬に跨り、最小限の装備で荒野へと旅立つ。森の中で焚火を熾し、料理するのはチリビーンズ。バーボンをあおり、布切れ一枚で夜を明かす……。
幼なかった頃、西部劇で見たそんなカウボーイの姿に憧れました。
残念ながらそんな暮らし方は難しい。ですが、キャンプツーリングではその気分をちょっぴり味わえます。

年期の入ったライディングブーツ、一足ごとに静かに鳴るキーホルダーの音、履き慣れたズボンにホルスターバッグ。見知らぬ地へとバイクを走らせ、星を枕にタープと寝袋だけで夜を明かす……。

地面で寝るのって気持ちいい。
土の感触、草の匂い、はぜる薪の音、虫の声。

そこには「自然」という中心と「自分」という中心があるだけ。時には「ムカデ」や「ヤブ蚊」という中心が訪れて対面したりする。風や雨、寒さや暑さとじかに交わらなければならない。
そんな関係性の中、ほんの少しだけ、いつもより自分を鮮明に感ずることが出来る。シンプルであればあるほど自然とサシで向き合える。本来の時間の流れをゆっくりと楽しめる。
普段の生活ではなかなか味わえない、僕の宝の時間です。

バイクなのでそもそも荷物は少ないんですが、そんな具合だから次第に軽装になっていきました。
よほどの天候じゃないかぎり、テントは使わない。タープだけになり、椅子もテーブルもなくなった。

暖かい時期は、260×210cmのグランドシートをタープ代わりに使っています。
とにかく小さくて軽い。手のひらサイズで390g。
寝れる最小限の大きさで、狭いゆえに、どこにでもすぐに手が届いて実は逆に便利。オープンにしているから閉塞感もないし、結露なども少ない。軽装備と快適性は必ずしも反比例しない。
持ち運びが楽なのはもとより、小さいぶんだけ設営も撤収も楽です。

天候が荒れそうだったり、場所によっては、状況に合わせて様々な張り方が出来る3×3mのタープを。
こちらは870g。中国製の安価なものですが、しっかりしています。裏面が銀皮膜になっているので少しばかり遮熱性が高い気がする。真冬でもしっかりとした寝具と焚火さえあれば、薪ストーブやヒーターがなくとも充分に過ごせます。今までマイナス10度までは大丈夫でした。

装備の重量は、秋冬なら6〜8Kg。(食材や撮影機器などは除く)

春夏であれば、5、6Kg。(食材や撮影機器などは除く)

軽装備になったのは8年前にバイクでキャンプするようになってからでした。
登山するわけではないので特に軽量化する必要はないが、カウボーイのお手軽装備を倣っているうちに自然とこうなった。

シンプルにしていくと、本当にいろいろと気付かされます。地面の虫たち、星の動き、風の向き。
椅子を使っていた時は、地面の温度や虫たちの様子はわからなかった。明るいライトでは夜空や星の動きは見えない。四方が囲まれていれば、微妙に変化する大気の匂いや風の向きなど知るよしもない。
カウボーイやネイティブアメリカンの野宿スタイルが教えてくれました。

おかげで身軽さと自然に対する繊細な感覚を少しばかり手に入れた。
さて、次はどこへ行こう。

SYUJIさん

キャンプ歴25年。バイクと武道が好きなオヤジです。(心は小6) どうぞよろしくお願いいたします。 YouTube https://www.youtube.com/user/psydolphin インスタ https://www.instagram.com/syuji_97/

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