千歳川を下る

2018.10.10 (閲覧数) 1,031

初夏の千歳川をカヌーで下った。

千歳川は、北海道の支笏湖を源として石狩川に合流する108㎞の清流である。アイヌ語ではシコッペッといい、もとは支笏川と呼ばれていたが、改名されている。

中部国際空港から新千歳空港へ飛ぶ。インフレータブルカヌー、パドル、ライフジャケット、釣り道具などは手荷物として預けて運んだ。

空港に着くとレンタカーに荷物を積み込み、支笏湖へ向かった。
訪れたのは6月で、本州は梅雨入りしていたが、北海道には梅雨がなく、風は爽やかで新緑の原生林が美しい。
支笏湖は火山活動によってできた湖で国内では1.2位を争う透明度を誇る。
湖で獲れたヒメマスの寿司と塩焼きを食べた。身が多く、味は良かった。

支笏湖から漕ぎ出して千歳川を下りたかったが、すぐに発電用ダムが4つ連続するため、ダムを過ぎた第1ウサクマイ橋から出艇することにした。
ゴムカヌーを膨らませていると、フライフィッシングをしていたおじさんが話しかけてきた。
神戸から昨年北海道に移り、主に富良野辺りの自然の写真を撮ることを仕事にしているという。
「理想的な暮らしですね」と僕が言うと、「まぁ、ルンペンみたいなものだな」とニヤッと笑った。
おじさんは釣ったヤマメの腸を出し、網にいれて木に吊るした。少し干すと味が良くなるそうだ。

カヌーに乗り込み、川下りを出発。
6月の北海道の川は新緑に覆われて、川面にも黄緑色が写っている。
千歳川は水が冷たく澄んでいて、流れは速く両岸を木々に囲まれ、くねくねと蛇行している。
川底にチトセバイカモが自生して、白い小さな花がゆらゆらと見える。

ゆるやかな流れのところでカヌーを降り、持参したタモ網でガサガサをした。
草地を足で踏んで魚を追い出すと、網にヤマメの稚魚が入った。
酒の肴にしようと思ったが、まだ小さかったので放してやった。

野鳥の鳴き声と水の音が心地よく、僕は自然界の一員になったと感じた。

支笏湖は風が強かった。

千歳川の源流。支笏湖の澄んだ水が流れていた。レンタルカヌー店が1軒ある。

支笏湖で食べたヒメマス定食。

第1ウサクマイ橋付近から出艇した。すぐ上流に千歳さけます情報館があり、季節によってサケのふ化の様子を観察できる。

千歳川の水は、冷たく澄んでいた。

途中に千歳頭首工がある。左側の魚道をカヌーで下った。

頭首工を過ぎると、適度な瀬がある。それほど大きな瀬はないが、倒木に注意したい。

ガサガサをすると、ヤマメの稚魚が網に入った。

のんびりカヌーさん

川遊びが好きです。 釣り、カヌー、キャンプ、狩猟をして、1年中、川で遊んでいます。 カヌーイストの野田知佑さんのファンです。

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