雲仙岳(長崎県)の一座、絹笠山でヤマボウシを堪能する初夏ハイキング

2020.06.11

私が書きました!
日本山岳協会認定登山ガイド
河野綾子
九重町飯田地域おこし協力隊/山のことライター。福岡県出身。2019年秋にくじゅう連山の麓、九重町に移住。九重町地域おこし協力隊として活動し、九重連山、温泉、観光など旬な情報を「九重町飯田 地域おこし協力隊」(Facebook)で発信中。2020年全国山の日大会のワーキンググループメンバー(大分県で開催)。楽しく学びながらをモットーに、山のガイドや、九州の山雑誌「のぼろ」に執筆中。 

ヤマボウシ越しに雲仙温泉街が見える。この時期ならではの光景だ。

長崎県の雲仙岳ってどんな山?

長崎県雲仙は、昭和9年(1934年)に、瀬戸内海国立公園、霧島錦江湾国立公園とともに日本で最初の国立公園の一つに指定されたエリア。最高峰の平成新山をはじめ、三岳(普賢岳、国見岳、妙見岳)、五峰(野岳・九千部岳・矢岳・高岩山・絹笠山)の代表的な山を含め20座以上を総称して雲仙岳と呼ばれており、島原市、南島原市、雲仙市にまたがる。ちなみに平成新山(登山禁止)は、噴火活動でできた、日本で一番新しい山。

それぞれ人気のある山だが、今回は気軽に登れて、雲仙の温泉街が一望できる絹笠山をぐるりと一周してみよう。雲仙は雲仙地獄、雲仙温泉、仁田峠ロープウェイなど楽しめることがたくさんある。時間があれば宿泊して、楽しんでみてはいかが。

山頂の展望台から雲仙普賢岳の姿も一望できる。堂々とした姿が素晴らしい。

人気のミヤマキリシマの後は、6月のヤマボウシ!

新緑もきれいで一番気持ちの良い時期は5月だろう。ミヤマキリシマ(ツツジの一種)の見頃を狙うなら、4月下旬頃の温泉街周辺、5月中旬頃には仁田峠、雲仙岳とだんだんと標高を上げて楽しめる。その後、6月初旬から半ばにかけては、ヤマボウシが満開を迎え、山が白に染まる光景は圧巻だ。

仁田峠からはロープウェイに乗って気軽に妙見岳まで行ける。絹笠岳をはじめ九千部岳も人気があるが、九千部岳は山頂付近一帯が岩場の連続で、急な斜面なため登山技術がより要される。絹笠山へ登る前に、登山口近くにあるお山の情報館で自然や雲仙の知識を頭に入れて出発だ。

参考コースタイム:

雲仙お山の情報館(15分)→登山口(45分)→絹笠山(25分)→白雲の池(20分)→お山の情報館

(1時間45分 休憩なしの場合)

広い山頂ではイスもありのんびりできる。

気持ちの良い静かな木陰の樹林帯を歩いて山頂を目指す

登山口から樹林に囲まれた道を歩いて行く。樹林帯なのでほとんど日陰で気持ちが良い。鳥の声が賑やかで楽しみながらのんびり歩いていける。しばらく行くと階段になり、ゆっくりと登りを詰めて行く。歩いて1時間足らずで山頂へ着きいきなり展望が開ける。

山頂は、展望台とベンチがあり、雲仙の温泉街、雲仙岳が一望できたり、ヤマボウシを見ながら景色を見下ろせる。どっしりとした普賢岳も一望でき、ロープウェイも見えるだろう。素晴らしい景色を味わいながら、ベンチに座ってゆっくり休憩しよう。

気持ちの良い木陰を歩いて下山する。

下山も木陰のルートが快適

山頂でゆっくり休憩したら、下山しよう。木々が日陰を作ってくれる整備された歩きやすい道を下って行くと、白雲の池が現れる。ここまで来るともうゴールは近い。下山をしたら、雲仙地獄めぐりを楽しみ温泉卵を食べるもよし、温泉で汗を流して帰るのもよしと色々楽しめる。

プラスで楽しむ­­!温泉や情報館

雲仙お山の情報館

雲仙の歴史や温泉をテーマとした展示、自然情報が入手できる。最新情報も得られるため、登山前に立ち寄るとより面白いだろう。自然、火山などの展示のほか、パンフレットも入手できる。

住所:長崎県雲仙市小浜雲仙320
休館:木曜日
時間:9:00-17:00
料金:無料 
電話:0957-73-3636

温泉

雲仙よか湯

源泉掛け流し100% 内湯、露天風呂、貸切風呂あり。

住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙380
休み:なし
時間:9:0021:00
料金:450円 
電話 :0957-73-3482

アクセス情報

公共交通機関

J R諫早駅―(バス)―雲仙お山の情報館 下車
問い合わせ:島原鉄道
電話:0957-62-2234

マイカー

長崎自動車道諫早I C下車。国道57号線で雲仙方面へ。付近に有料駐車場あり。

登山ウェアや持ち物について

6月以降は梅雨前線がやってくる。湿度と気温が上がるので熱中症対策を。風通しの良いウェア、日を避ける(帽子、日焼け止めなど)対策を。水分補給はしっかりと。

絹笠山データ

山頂所在地:長崎県
山域:雲仙天草国立公園
標高:絹笠山(879M

今回のコース
コースタイム:約1時間45分
コース距離:約4キロ
コース:雲仙お山の情報館(15分)→登山口(45分)→絹笠山(25分)→白雲の池(20分)→お山の情報館(1時間45分 休憩なしの場合)

<問い合わせ>
雲仙温泉観光協会
電話:0957-73-3434

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