一度は訪れたい世界自然遺産の屋久島。縄文杉に会いに日帰り登山! | BE-PAL

一度は訪れたい世界自然遺産の屋久島。縄文杉に会いに日帰り登山!

2021.06.24

ウイルソン株の中に入り、祠にお参り。見上げるとハート型!

屋久島ってどんな島?縄文杉ってなに?

屋久島は鹿児島県大隅半島佐多岬より南南西約60kmに位置する、日本で7番目の面積をもつ島(北海道、本州、四国、九州を除く)。九州最高峰の宮之浦岳(1936m)があり、世界自然遺産登録地域。なんと島の90%が森林であり、1000m級の山々の連なりは洋上アルプスとも言われる。屋久島に自生する最大級のヤクスギが縄文杉だ。ヤクスギと言われるには樹齢1000年以上ものを言うから驚きだ。ちなみに1000年以下のものは小杉という。縄文杉に一目会いたいと目指す人は多いが、なかなかのロングルートなのでしっかり計画を立てたいところ。さあ、準備を万端にして挑戦だ。

一度は見てみたい縄文杉。その道のりはロングだ。

トロッコ道を約8キロ歩く!道中でヤクシカに会えるかも

一番人気の荒川登山口からの、往復の日帰り登山に挑戦。縄文杉往復コースは約10時間をみておいた方が良い。バスも早めの時刻に乗り、時間に余裕を持って行動をしよう。バスに揺られ荒川登山口に着き、トイレと準備運動を済ませたら出発だ。スタートからトロッコ道になっており、人一人歩ける幅なので一列で歩こう。雨上がりは特に滑りやすいので要注意。ヤクシカが出てくることもあり、出会ったら休憩がてら挨拶しよう。小杉谷集落跡を通過し白谷雲水峡からのルートと合流する楠川分かれの先にトイレがある。また、トロッコ道の終点にもう一箇所トイレがあるからありがたい。トロッコ道は片道約8キロ続き、長いからストックを使うと便利だ。休憩する時は、少し広くなった所で譲り合って休もう。

トロッコ道は片道約8Km。時間には余裕を持って行動しよう。

トロッコ道が終わるといよいよ大株歩道へ

トロッコ道の最後にトイレがあり、少し広くなっているから小休止したらいざ、登りのスタートだ。トロッコ道のなだらかな登りは終わり、木の根が張った道や、整備されているが登りが続くため気合が入る。しばらく行くと、ウイルソン株が見えてくる。ウイルソン株は切り株になっていて、中に入ることができる。内側には祠があり、見る角度で空がハート型に見えるから人気のスポットだ。混む時期は行列ができるほど。ここも譲り合って楽しもう。

ウイルソン株は切り株だが迫力満点。中に入ることができる。

縄文杉に向けてのぼるのぼる

ウイルソン株からハートの空を見終えたら、さらに整備された木の階段をひたすらのぼる。なかなか急だから慌てずに、一歩一歩確実に進もう。大王杉を通過すると世界自然遺産エリアに入る。ヒメシャラの木も美しい。夫婦杉を見てさあもう一息だ。頑張って進むと、整備された木のデッキが見えてくる。

デッキを上がるとお待ちかねの縄文杉に会える。

デッキをのぼると大きな木が。これが縄文杉だ!

木の階段を登って行くと、縄文杉が現れる。デッキ越しではあるが、やはり大きく、歩いて見にきた甲斐があるだろう。ついつい何枚も写真を撮ってしまいたくなる特別な場所だ。のんびりと楽しんだら頑張って、登ってきた道を戻ろう。今回もお疲れ様でした!

トロッコ道を歩き通せば、荒川登山口にてゴール。歩き通せたことにも満足することだろう。

プラスで楽しむ­­

白谷雲水峡

白谷雲水峡は標高600~1,100m、面積424ha、ヤクスギなどの原生的な森林を楽しめる。ハイキングなど気軽に訪れる最適の森林レクリエーション地区として、昭和49年3月に自然休養林に指定された。宮之浦から車で30分、宮之浦港からは路線バスが利用できる。自然休養林内は、弥生杉コース(60分)、奉行杉コース(3時間)、太鼓岩往復コース(4時間)と、コースを選ぶことができる。

住所:〒891-4205鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1593
電話:0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
駐車場 :約50台(無料)
森林環境整備推進協力金: 500円

大川の滝

屋久島の滝では一番大きな滝であり、「日本の滝百選」の一つでもある。島内一の高さを誇る88メートルの断崖から、豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様は圧巻。滝壺の真下まで行ける。暑い時期は特に気持ちが良い。

住所:〒891-4409鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
電話:0997-43-5900(屋久島町観光まちづくり課)
駐車場:約5台(無料)

アクセス情報

 公共交通機関

荒川登山バス(3月〜11月):屋久杉自然館―荒川登山口 
屋久島交通:0997-46-2221

タクシーを利用

まつばんだ交通タクシー:0997-43-5555
屋久島交通タクシー:0997-42-0611

登山ウェアや持ち物について

縄文杉への道のりは往復約910時間かかるので、朝早くの行動をお勧めする。登山装備の準備、トロッコ道は片道約8キロあるからストックがあると便利だ。ヘッドランプ、地図、雨具上下、携帯トイレ、食料などお忘れなく。

縄文杉データ

所在地:鹿児島県
山域:屋久島
標高:約1300M

今回のコース

コースの距離:約22キロ
コース:荒川登山口(90分)→楠川分かれ(90分)→大株歩道入り口(30分)→ウイルソン株(80分)→縄文杉(60分)→ウイルソン株(25分)→大株歩道入り口(80分)→楠川分かれ(90分)→荒川登山口(合計9時間5分 休憩なしの場合)

<問い合わせ>
屋久島町観光まちづくり課 0997-43-5900

※地域の新型コロナウイルス状況を必ずご確認ください。

私が書きました!
日本山岳協会認定登山ガイド
河野綾子
登山ガイド/山のことライター。福岡県出身、くじゅうネイチャーガイドクラブ所属。2019年秋にくじゅう連山の麓、九重町に移住。九重町地域おこし協力隊としても活動し、くじゅう連山、九重町の情報を「九重町飯田 地域おこし協力隊」(Facebook)で発信中。楽しく学びながらをモットーに、山のガイドや、九州の山雑誌「のぼろ」などに執筆中。
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