【MC FOREST FARM通信(3)】MC FOREST FARMで育ててみよう! 宝物の伝統野菜 エアルーム野菜ってなんだ!?【後編】 | BE-PAL

【MC FOREST FARM通信(3)】MC FOREST FARMで育ててみよう! 宝物の伝統野菜 エアルーム野菜ってなんだ!?【後編】

2015.07.17

MC FOREST切り口が星型になることを名前の由来とするエアルーム品種のオクラ”スターオブデイビッド”。

エアルーム野菜(=「先祖伝来の家財・家宝」という意味を持つ伝統野菜)を育ててみよう! というMC FOREST×BE-PALの畑プロジェクト「MC FOREST FARM」を行なうにあたり、エアルーム野菜を育てている、大和伝統野菜のお店『清澄の里 粟(あわ)』を経営する三浦雅之さんにお話を聞いてきました。このインタビュー後編では、エアルーム野菜への愛情とともに、栽培時により楽しむためのアドバイスまで教えてくれました。

-そもそも、昔からエアルーム野菜を含めた在来種・固定種を育ててきた人たちは、なぜそれを連綿と続けてきたのでしょう?

ぼくが大和伝統野菜の発掘調査をしていた時にも、野菜を栽培しているお年寄りたちに”なぜ栽培して種を繋いでいくの?”と尋ねていたのですが、意外なことに「後世に残すため」といった社会的な意味あいが動機になっている人はまるでいませんでした。みなさんが口を揃えるのはすごくシンプルに、「おいしくて気候風土に適していて作りやすいから」なんです。

MC FORESTこちらも珍しい”赤オクラ”。お皿の上に彩りを見せてくれる。

-肩にチカラが入っていないというか、明るくていいですね。海外のエアルーム野菜を育てる場合も、「おいしくて育てやすい」という点にフォーカスすると楽しそうです。

そう思います。これも意外に思うかもしれませんが、実は元々日本原産の野菜はたった20種類しかないと言われていて、現在わたしたちが野菜といってすぐに思い浮かぶ、冬なら大根、キャベツ、白菜、レタス、夏なら、きゅうり、トマト、ピーマン、といった馴染み深いものたちは、すべて元は外来種なんです。いつかどこかで誰かによって運ばれてきて、淘汰されてその土地で残ったもの。その残っていくフィルターとなったのが、「おいしくて作りやすいもの」だったのでしょうね。こうした野菜のうち、それぞれの地域で残っていったものが伝統野菜になっていったのです。

MC FOREST葉をかき分けると”へび瓜”が存在感のある姿を見せていた。

-その土地の気候風土と、そこに住む人の嗜好が伝統野菜を育むというのは興味深いです。土地によって残っていく野菜が異なるのも当たり前ですね。

ただ、「昔ながらの伝統野菜を残す」ということと同時に、おいしくて作りやすいものをその時代時代で追求していくことも大事だと思っています。
奈良伝統野菜でいえば、昔ながらの40種類を繋いでいくことも大事だし、もしご縁があって外からいただくものがおいしければ、食べ繋ぐという営みの繰り返しによって、それが新しく未来の伝統野菜になっていくはずですから。エアルーム野菜だって、土地に馴染んでいけば未来の伝統野菜になる可能性を秘めています。

-それは夢が広がる話ですね。淘汰されて選ばれたものが残っていくわけですから、基本となるベースはありつつ、少しずつ進化していくのは当たり前かもしれませんね。

人は新しいものや未知のものに対して、わくわくしたり、好奇心を感じるものですよね?バラエティ豊かなエアルーム野菜はその点から見てもやっぱり面白いと思います。

MC FOREST“へび瓜”の花。野菜と同じように個性的な花たちの美しさにも目を奪われる。

-これからMC FOREST FARMでも野菜を育てていくのですが、なにか心掛けるとよいことなどはありますか?

ぼくの場合、大和伝統野菜の種を譲っていただくときなどは、食べ方を含めた食文化や、どういう思いで作ってきたかという歴史や物語、栽培方法を聞くようにしています。これは、野菜を育てていくときは、その野菜の魅力をきっちりと表現して、美味しいものにしていくという文化が必要だと思っているからなんです。
エアルーム野菜も、見た目の個性や味を楽しむだけでなく、裏側にあるストーリーを知ることでもっと楽しめるのではないでしょうか? 野菜の命を繋げてきた人たちに思いを馳せ、感謝する気持ちを持つということですね。

お話を伺うほどに、エアルーム野菜を育てることが楽しみになってきました。三浦さんは、在来種・固定種・エアルーム野菜を育てる理由について「おいしくて作りやすいから」と教えてくれましたが、”育てる”という行為自体を楽しんでいるからこそ、きっと長く続けられるのだなと感じました。
エアルーム野菜は、種を繋げていくことで自分たちだけの野菜になっていくことが魅力。MC FOREST FARMで、愛着あるみんなのエアルーム(=宝物)を一緒に作っていきませんか? 野菜を通じて、仲間の輪も広がりそうです!

<文=磯木淳寛>

MC FOREST

第1回 ~エアルーム野菜について学ぼう~
種まき体験&バーベキューランチ

日程 2014年10月25日(土)
場所:農園リゾート「THE FARM」
千葉県香取市西田部1309-29
TEL:0478-70-5551
*MC FOREST(東京都千代田区丸の内)から農地(千葉県香取市)まではバスで送迎。
(8時頃集合、17時解散予定)
定員 40名(ひとりでも、グループ、家族でも参加できます)
参加費:大人(中学生以上)3,000円
    子供(小学生)1,500円

●申し込み方法
E-mail,FAX又はハガキに以下の項目をご記入いただき、事務局までお申し込みください。
◆記入項目
E-mail、FAX、ハガキともに件名に「10月25日 MC FOREST FARM申し込み」と記入のうえ、①代表者氏名(ふりがな)/性別/年齢 ②郵便番号/住所 ③電話番号/FAX番号 ④E-mailアドレス ⑤同行参加者全員の氏名(ふりがな)、性別、年齢を記載し、ご応募ください。*件名含め、必要事項をすべて記入していない場合は、受付できない場合があります。
◆申し込み締め切り
E-mail、FAX、ハガキともに10月7日(火)必着有効。抽選の上、10月14日(火)ごろまでに当落通知と当選者には詳しいインフォメーションをお送りします。
*携帯電話のメールなどでお申し込みの方は、事務局メールアドレスの受信を許可・登録をしておいてください。事務局より送信できない場合は参加不可とさせていただきます。
●申し込み先
〒150-0011 東京都渋谷区東1-13-4 MATビル102
有限会社ビーネイチャー内 ビーパルイベント事務局あて
FAX 03(6450)6482 (平日10:30~17:30)
メールアドレス:be-pal@be-nature.jp

*お申し込みの際の個人情報は、今回の企画に関するご連絡をはじめ実施運営に必要な範囲で利用し、その他の目的では利用いたしません。お客様のハガキ、FAX、データは本企画終了後速やかに断裁、消去し、6か月を超えて保有することはありません。*参加申込書にて今後のお知らせ送付を希望した方を除く。

 

【MC FOREST FARM通信(1)】
【MC FOREST FARM通信(2)】
【MC FOREST FARM通信(4)】

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