ブッシュクラフトの達人に聞く「サバイバルキットに必要な道具」6選

2020.06.20

私が書きました!
スウェーデンのアウトドアガール
ヤンニ・オルソン
北欧スウェーデン出身のトリリンガルタレント、レポーター、アウトドアコラムニスト。いつも赤ズボンを履いて登山やハイキングに出かけることから、ついたニックネームは「赤ズボンのヤンニ」。英語・日本語・スウェーデン語を自由自在に操るトリリンガル。自然やアウトドアをこよなく愛し、日本各地を旅するレポーターとしてタレント活動をする傍ら、アウトドアや北欧の暮らしに関するコラムを執筆する。日本の温泉が大好きで、現在は温泉ソムリエの資格取得のため勉強中。

サバイバル・ブッシュクラフトインストラクターJoe Price。

もしもの時のために持っておくと良い「サバイバルキット」ですが、一体どのようなアイテムを入れれば良いのでしょう? その質問を世界中でサバイバルインストラクター・アウトドアギア評論家として活動しながら複数のアウトドアギアメーカーの製品企画にも携わるJoe Price(ジョー・プライス)に聞いてみました。

サバイバルキットのおすすめ商品

Joe Priceが今回おすすめしてくれたのは、一般的なサバイバルキットのベースとなる装備です。ハイキングやハンチングなど、どのアクティビティーにも、役に立つでしょう。

① ステンレススチールボトル

水を集めたり、浄化したりするために便利な道具なのですが、ここで注意して欲しいのは、魔法瓶のような二重構造のものを使っては絶対にダメ! 魔法瓶を焚き火に入れると、爆発する危険性があるので、ご注意を!

 

「パスファインダー950ml ボトル&カップセット」

② フィックスドブレードナイフ(固定式のナイフ、最小長:10cm)

バトニングにも、フェザースティック作りにも優れた「Garberg Black Carbon」

折りたたみ式ナイフに対し、フィックスドブレード(固定式ナイフ)の方が頑丈で、バトニング(ナイフで木を裂く技術)のような力のいる作業にも使える。比較しても、折りたたみ式ナイフは(バトニングのような力のいる作業をすると)壊れやすく、指の上で折れてしまう危険性もあるので、サバイバルキットとしては避けることを勧めます。

今回おすすめするモーラ・ナイフの「ガーバーグ ブラックカーボン」はファイヤースターターのストライカーとして使用することもできますよ。

 

「モーラ・ナイフ ガーバーグ ブラックカーボン マルチマウント」

③ ライター

大抵のコンビニで売られているBicライター。これをEXOTACのライターケースに入れると、防水性があって、水に落としても浮かんでくるので、とても便利です。

 

「エクソタックファイヤースリーブ」(BIC社製J26レギュラーライター専用のケース)※ライターは付属しておりません

④ ロープ

タープやテントの設営など、様々なシチュエーションで役に立つロープ。

ロープは、シェルターの設営、靴やバックパックの補強などに役立つ装備です。サバイバルキットには、麻紐のようなナチュラルファイバーで作られているロープより、パラコードの方がおすすめです。パラコードの中は、2層構造で、ひもの外側が解けても、内側に細い糸がいくつも編まれているため、高強度。しかもパラコードをほどいて中の細い糸を取り出せば、魚釣り用やトラップ用などにも使うことができます。

 

「TOUGH-GRID 750ポンド ミルスペックパラコード 100フィート」

⑤ カバー

タープ、サバイバルブランケットやウールのブランケットなど、カバーとなるものは多いですが、今回は防水シートやシェルターとしても使えるサバイバルブランケットを紹介します。収納袋も付いているので、持っていくのが楽です。

「パスファインダーサバイバル ブランケット」

最後に、キットのベースとなる装備ではないのですが、Joe Price自身が必ず持っていくという多機能の装備があります。
それは・・・ごみ袋!(正確にいうとドラムライナーという丈夫なゴミ袋)。

多機能のドラムライナー。ここは、シェルターの素材を集め中。

⑥ ドラムライナー

重さがほぼゼロで、あらゆるシーンで役に立つ多機能のアイテム!

ドラムライナーをどのように使えるのか?
例えば、
・ベッド(乾燥している葉っぱを入れると、地面の冷えを防ぐことができる)
・レインウェアー(頭と腕を通す穴をあければ、ポンチョのように着れる)
・水の浄化(水を入れたゴミ袋に温めた石を入れると、水を茹でられる)
・応急処置(傷の手当など)
・ブーツ・足のカバー(ブーツのように片足ごとに袋に入れたら、濡れずに川などを渡れる)

 

「ドラムライナー」

100ドルの斧を買うのなら・・・

サバイバルを始める時に、装備や技術に集中して、一番基本的なことを忘れている方が多いと思うとJoeは言います。それは、意外にも「良質な服を持っていくこと」です。
サバイバルには体温調節がとても大切です。体温を下げるのはそんなに難しくないですが、上げるのは相当難しいです。なので、100ドルの斧を買うのであれば、ぜひそれと同じくらいの投資を良質なベースレイヤーにもしてください。斧より、バックアップの服が必要となる時が多いですからね。

いきなり寒くなったり、濡れてしまったり時があるため、バックアップの服も忘れずに!

協力:
Joe Price:https://www.instagram.com/joe_price_l2l/
UPI Outdoor Products:https://www.uneplage.net/
Anton Engblom:https://www.instagram.com/antonengblomphotography/
Ida Olsson:https://www.instagram.com/iskogochmark/

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