ソロキャンプの装備について考えてみる | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    キャンプのコツ

    2019.09.11

    ソロキャンプの装備について考えてみる

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
    1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、
    『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

    ソロキャンプは、マナーさえ守れば時間の使い方も、食べるものも、使う道具も、楽しみ方も全て自分で決めて好きなように楽しめばいい。キャンプの中でもっともフリースタイルなソロキャンプだけど、なんでもかんでも自由なだけにお隣ご近所が気になることもしばしば…。「何をしたらソロキャンパー?」「何を持ったらソロキャンパーとして正解?」今回は、そのソロキャンプを装備の視点から紐解いてみたい。

    ソロキャンプは、いつでも、どこでも、誰でも楽しめる自由なキャンプなのだ!

    ハセベ式ソロキャンプ装備の紹介

    これは僕がソロキャンプをするときの服や食料を覗いた基本セット。実際は、ここからアイテムを足し引きすることで川、山、森、海外と色々なフィールドでソロキャンプを楽しんでいる。語り出したら止まらない相棒ばかりだけど、今回は装備リスト的に紹介します!

    1:バックパック

    全ての道具を詰め込んで自由に移動するための重要な装備。そしてどこまでも遠くへ背負って歩けるくらいのフィット感と丈夫さが何よりも優先される。容量は80リットル。背負える容量と重さやフィット感は個人差があるので上手に選んでほしい。

    2:テント

    シンプルなテントで小さな家形をしているタイプ。ポールやトレッキングストックを使って設営ができ、ロープで吊しても設営できるという自由なスタイルが気に入っている。とある冒険の準備としても今特に愛用中。

    3:タイベックシート

    タイベックという建築素材で、丈夫で防水素材の特殊な紙。サイズはテントのグランドシートからごろ寝用など使い勝手がいい120cm×230cmに切ってある。

    4:タープ

    サイズは3m×3m程度の正方形で、張り綱の数が多い物を好んで使っている。ソロキャンプのリビングともいえるのがタープの下。様々な設営方法ができる僕の秘密基地だ。

    5:マット

    バルブを開けると半分程度まで空気が勝手に入ってくれるタイプ。フカフカの完全寝心地重視のマットよりも、秘境や山にも持って行けるコンパクトかつ快眠できる絶妙なバランスのものを選んで使っている。

    6:寝袋

    ソロキャンプで大切なのは、夜更かしして睡眠時間が短くなってもちゃんと快眠できる寝具を持っていること。「とりあえずこれ」というときは、コンパクトになる高性能化繊が入ったものを選ぶことが多い。

    7:シュラフシーツ

    面倒くさくてお風呂に入らないから身体はベタベタ…。ちょと肌寒い、暑くて寝袋はいらないといった時に活躍するさらり感が気持ちよいシルク製のシーツ。今やこれが無くては僕の快眠はない。

    8:焚き火台

    昨今、焚火をするには欠かせないのが焚き火台。色々なタイプを使ってきたが、僕はしっかりと大きめの薪も置けて、とにかく薄くてバックパックの背中に収納できるものが好き。焚火を見つめ、焚火でチリチリ焼いたおつまみで一杯!

    10:防水シート

    エマージェンシーシートとしても使えるもので、主にテントの中に敷いて使っている。断熱効果があるので地面からの冷気を防いでくれたり、そのままくるまれば寝袋の保温力もアップさせてくれる。

    11:水筒

    容量は1リットルで、飲用やキャンプ時のポリタンク用など活躍どころが多い。あえてコンパクトタイプにしないのは、中にお湯を入れて湯たんぽ代わりにしたり、あまり大きな声では言えないが脱いだパンツや靴下とお湯、石けんを少し入れてシャカシャカ振って洗濯機がわりにすることもあるから。

    12:カトラリー

    カトラリーは調理や食事に使う大切な食用武器。主にスプーンとフォークを愛用。箸も欲しいところだが、パッキング時によく折ってしまうため、使いたいときはその辺の枝を削って使う事が多い。

    13:ストーブ&ガス

    焚火は好きだけど、絶対に焚火だけで料理も暖をとるのも全て過ごすというこだわりは無い。山でもキャンプ場でも、天気が良くても悪くてもストーブを好んで活用する。

    14:クッカー

    クッカーも実に種類が多く、丸型、角形、浅型、深型、チタン製、アルミ製、ステンレス製、シリコン製などがある。色々な組み合わせの中で僕が使っているのがチタン製、丸形で深型のニコイチセット。山とキャンプの兼用だ。焚火オンリーの時は吊せるアルミタイプに変えている。

    15:もしもセット

    どこに行くにも必ずバックの中に忍ばせている。個人用のファーストエイド、ナイフ、パラシュートコード、ヘッドライド、ライター、カラビナ、電池などなど。フィールドで使う便利グッズ、困った時に使えるものの最小限が詰まっている。

    16:ソフトクーラー

    フィールドでも旨い肉や魚、冷えたビールを胃に入れたい!ハードタイプもあるが、使わない時はたたんでコンパクトになり、時にはクッション代わりに使える高性能なソフトタイプがいい。

    17:保温保冷ボトル

    家で言ったら給湯器やポット的な役割で、重い!大きい!と持たない人もいるかもしれないが、これがあると無いとでは、フィールドでの生活が大きく向上するのだ。燃料と時間の節約にも一役かってくれる。

    18:椅子

    シビアなフィールド意外ではかならずバックパックの横にくっつけていく。愛用しているのはいわゆる「座椅子型」のもので、軽くてコンパクトなのが気に入っている。

    19:大型防水スタッフバッグ

    サイズは80リットルとかなり大型だ。ザックカバーが嫌いな僕は、バックパックの中に入れてその中に装備を入れて使っている。また、旅中荷物をデポジットしたり、最悪水の保管などにも使う事ができる。

    僕はオートキャンプの場合でもこれらの装備をそのままバックパックから大きなトートバッグに詰め替えてラゲッジスペースに投げ込んで出発するし、気分が変わればテントを変えて行くこともある。

    今回の装備リストをもとに、皆さんにも自分らしいアイテムセレクトをしていって欲しなと思っています。


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