価値観が変わり始めるこの年に、日本焚き火協会ができることを考えてみた

2020.05.19

私が書きました!
日本焚き火協会会長
猪野正哉
焚き火の素晴らしさを伝え、もっと身近に感じてもらえるように活動。焚き火検定やイベント開催に向け準備中。またアウトドアプランナー/焚き火マイスターとしても活動し、千葉県千葉市でアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ<いの>」の運営・管理も務める。

誰もが予想していなかった新型コロナウイルスの猛威。アウトドア業界も痛手を負っていることは確かで、終息することを願うばかりです。思いっきり自然のなかで遊べる日が来ることを信じ、乗り切りましょう。今回は、この状況下で私が活動していること、これからやっていきたいことを紹介します。

人の価値観が変わる!?

アウトドアシーズンも今年は寂しく、ぼっち焚き火しかできない……。

私は焚き火マイスターとして活動させてもらっていますが、個人での活動にはどうしても限界があります。そこでおととしから、ある広告関連の撮影で出会った、焚き火をこよなく愛する三橋さん(日本焚き火協会事務局長)に相談し、賛同してもらい協会としてスタートしました。

当初から、焚き火の楽しさやハウツーを知ってもらえるようにイベントを通じて活動していますが、まだまだ小さな活動になっています。そうこうしているうちに、この世界的なピンチを迎えました。皆さんもそうだと思いますが、私自身も仕事が減り、不安な毎日を過ごしています。そんななか昨年末、テレビを流し見していると占い師のゲッターズ飯田氏が「2020年は、人の価値観が変わります」と言っていたことを思い出します。

例年なら、このようなキャンプサイトがあちらこちらで観られるはずが……。

今年はオリンピックも開催され、本来なら日本はお祭りモード。正直、この占いは外れるなと思っていましたが、まさかこんな事態になるとは……。自由が制限され、この自粛をきっかけに、生活や働き方も変わり始めてきています。このタイミングで自然の素晴らしさも再認識され、地方移住を考えているとの声も聞こえてきます。

確かに公園の緑を見るだけでもホッとしますし、自然に囲まれると安心もします。そこで協会としては、以前の生活が戻ってきたさいに、公園をもっと有効活用できるよう活動し始めています。 

多くの人に焚き火を楽しんでもらえるスペースを

焚き火は、こどもから大人までが夢中に楽しめるアウトドアアクティビティ。

焚き火ブームながらも、実際にできるところは限られています。キャンプ場に行くのもひと苦労です。そこで新たな試みとして身近な公園でできないものかと、行政(千葉市)と企業(オリエンタルコンサルタンツ)にご協力してもらい、市内にある泉自然公園を開放してくれ試験的に焚き火イベントを実施しました(※現在はイベント時のみ)。

ルールとマナーをきちんと守っていけば、もっとたくさんの公園でもできるようになるはずです。BBQ場を作るより初期費用はグッと抑えられます。BBQの楽しさも分かりますが、弁当を買ってきてピクニック気分で楽しむのもありです。キャンプ場でなくとも、焚き火があるだけで開放感があり自然を近くに感じられます。

倒木を活用するプロジェクトを開始

土地の所有者が分からず、手付かずの杉林が千葉市内だけでも所々にあります。

あまり知られていませんが、台風15号で甚大な被害を受けた千葉県では依然として倒木が放置されたままです。ただでさえ生態系が狂い始めているなか、倒木を処分しないと地面まで光が届かず、どんどん生き物や植物が育たなくなります。イベントを行った泉自然公園も例外でなく、いまだに一部が閉鎖されています。

焚き火イベントでは、玉切りした倒木を薪割りから体験してもらい、生木ながらも燃やしてもらいました。この状況を少しでも打破できるように、行政や企業はもちろん興味のある方に声をかけ、新たなプロジェクトを始動させていきます。薪にすることはもちろん、家具などにも活用できればとも思っています。

焚き火文化を広めていく実現へ向けて

協会としては、焚き火の知識を伝えることはもちろんですが、まずは焚き火を囲む楽しさを知ってもらえるよう活動していきます。また焚き火スペースを増やして提供できるように努めていき、自然環境活動の一環として倒木問題も解決できるように働きかけていきます。

日本焚き火協会の公式ページはこちら
https://www.takibi-japan.jp/

イベント協力:泉自然公園
http://izumi-park.city.chiba.jp/

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