あなたも「焚き逃げ」している?キャンパー必携ツール「焚き火シート」の役割とメリット | BE-PAL

あなたも「焚き逃げ」している?キャンパー必携ツール「焚き火シート」の役割とメリット

2021.10.24

筆者私物。

焚き火台だけでは不十分!焚き火シートの重要性を知ってほしい

「焚き逃げ」というワードが、キャンプにおけるマナー違反の1つとして注目されています。

焚き逃げとは、焚き火で出たゴミを放置したり、「直火禁止」などのその場所のルールに反し、地面にダメージを与えて立ち去ったりする行為のこと。

焚き逃げに明確な基準はありませんが、「その場を来たときより悪い状態にして帰れば、それは焚き逃げ」と解釈してもいいでしょう。

直火禁止のキャンプ場で焚き火をするには、焚き火台が必要であることは言うまでもありません。

しかし焚き火台を使用している人のうち、焚き火シートも使っている人は何割くらいいるのでしょうか。

直火禁止のルールはクリアしているものの、地面へのダメージを軽減するための準備が不十分な場合も多いと感じます。

見た人を残念な気持ちにさせる焚き火跡。

キャンプ場の地面に点々と残された、芝生が焼けて変色してしまった跡がそれを証明しています。

たとえ悪気はなかったとしても、結果としては焚き逃げと同じようなものです。

「焚き火シートを使えばそれで十分」と、単純に言い切れるものではありません。

しかし、ただ焚き火台の下に敷くだけで、地面へのダメージを大幅に減らせます。さらに、焚き火をする人においてもメリットがあるのです。

今回は、まだ焚き火シートを使用していない人に向けて、焚き火シートの重要性をお伝えします。

爆ぜた薪のかけらを受け止める

これが乾燥した落ち葉の上に乗れば、火災につながりかねません。

焚き火の最中、焚き火台の隙間から燃えている薪のかけらがこぼれ落ちたり、パチンと爆ぜて飛んだりします。

薪のかけらはまだ高温で、芝生の上に落ちるとその部分が焼けてしまいます。

使い古した焚き火シートに、黒いシミのような汚れがたくさんついているのを見たことがあるのではないでしょうか。

焚き火シートを敷いていなければ、その場所の芝生が焼け焦げていたということです。

それがもし枯れた落ち葉の上にでも落ちていたなら、火災に繋がっていた可能性さえあります。

空気が乾燥し、キャンプ場に落ち葉が多くなる秋・冬は、とくにその危険性が高くなります。

森林火災という最悪のケースを避けるためにも、焚き火シートは重要です。

焚き火台から放たれる熱をカットする

熱源と地面との距離が近い焚き火台ほど、焚き火シートが必要です。

焚き火台の熱源と地面が近いために、時間をかけてジリジリと芝生を焼いてしまうこともあります。

これはキャンプの経験があまりない方にとっては、意外な落とし穴。まさにそのとき、芝生に深刻なダメージを与えていることに気づきにくいのです。

「夜は暗いためその状態に気づかず、朝に見たらその部分が焼け焦げていた」ということもありえます。

熱源と地面との距離が短い焚き火台を使用している場合は、焚き火シートとセットで使うことを前提としましょう。

後処理と撤収が簡単になる

焚き火シートの上に落ちたゴミは、簡単にまとめられます。

焚き火シートを使うと、焚き火を楽しんだあとの処理が簡単になります。これが焚き火シートがもたらす、焚き火をする人におけるメリットです。

焚き火台を寄せて焚き火シートの端を持ち上げれば、燃えかすや灰をまとめられます。

あとは火消しつぼに入れて冷ましてから持ち帰るか、キャンプ場の灰捨て場に捨てるだけです。

いっぽう、焚き火シートを使っていないと、周囲に飛散した燃えかすを1つ1つ拾わなくてはなりません。

これがなかなか大変です。来たときと同じくらい綺麗な状態に戻すには、相応の時間と労力が必要になります。

焚き火シートを敷くのは、ほんの数秒の作業。それだけで後処理と撤収の作業がスムーズになるのですから、もはや使わない理由はありません。

焚き火台に対して大きめの焚き火シートを選ぼう

焚き火台のサイズを考慮することが大切です。

焚き火シートのサイズが小さすぎると、爆ぜて飛び散った薪をカバーしきれません。

そのため、焚き火台のサイズに対して、大きめの焚き火シートを選びましょう。

そうすることで、革手袋や火ばさみの置き場として使えるというメリットが生まれます。

道具などを焚き火シートの上に置く際はもちろん、焚き火台からある程度離して置かなくてはなりません。

落ち葉など、火の粉で簡単に燃えるものは置かないようにしましょう。

メリットだらけのキャンパー必携ツール

広げて敷くだけのキャンプ用品。それでも大きな役割を持っています。

地面へのダメージを極力避けるには、焚き火をしないのがベストでしょう。ですが、そう簡単に割り切れるものでもありません。

なぜなら、おそらく多くの人にとって、焚き火はキャンプの醍醐味の1つ。

キャンプ場を運営している方においても、その点を考慮したうえで、焚き火を許可している側面があるのではないでしょうか。

そうであれば、できる限りの準備をしつつ焚き火を楽しむことが、その場所を管理している方に対して、そして自然に対しての当然の配慮だと考えます。

現在、焚き火台のみで焚き火をおこなっている方は、焚き火シートの導入を考えてみてください。

そして一緒にキャンプへ行く仲間にも、ぜひその重要性を伝えてください。

焚き火シートはキャンプ用品としては地味な存在ですが、メリットだらけのキャンパー必携ツールです。

キャンプができる環境と美しい自然を、一緒に守っていきましょう。

私が書きました!
アウトドアライター
斎藤純平
キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。
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