フェスで大人気なあの帽子、アウトドアでもガーデニングでも大活躍する説

2020.06.16

まるで竹笠のようにもアジアでよく被られる農作業用の帽子にも見えるこのハット、アメリカシアトル発の人気アウトドアブランド、カブー(KAVU)の「チルバ(Chillba)」です。

つばがとても広く、強い日差しととっさの雨から頭部を守ってくれます。機能はもとより個性的な見た目と相まって、アウトドアフェスでも人気の製品です。それだけに音楽好きな若者向けのイメージがありますが、フェスだけでかぶるのはもったいない。実はこのチルバ、とても高性能なんです。

日除けの場所がない夏フェスだと、直射日光モロです(写真は2012年の朝霧JAM)

人力車の俥夫もカヤック乗りも愛用するチルバ

チルバ最大の特徴はツバが広く、顔のまわりにぐるりと日除けを作ってくれること。キャップだと顔の前面しか日除けができないので、後頭部から首の後ろにかけてがどうしてもノーガードになりがち。夏の強い日差しだとそこから体力が奪われていきます。その点、チルバなら完璧です。

後ろ側にあるKAVUのロゴ。前ではないので間違えないよう要注意。

円錐の形は、雨にあたっても下へと受け流してくれます。生地にはDWRナイロンを採用。DWRとは「Durable Water Repellent」のことで、耐水性撥水加工を表します。さすがに傘のように全身を雨から守ることはできませんが、それでもかなり広いエリアをカバーできます。レインウエアを着ていればカバー率ほぼ100%です。

また、クローズドセルフォームが組み込まれているので水に浮きます。海や川で万が一落としたときでも安心です。そのことから、カヤックやSUPなどのウォーターレジャーを楽しむ人たちの間でも好まれて使用されています。

日除けにも雨対策にもなるこのチルバ。観光地などで人力車の俥夫さんたちがかぶっている姿をよく目にします。粋な服装にもよく似合う、まるで現代の編み笠といったところでしょうか。

インナー部分はメッシュ仕立てで蒸れにくい

チルバはただ頭の上に置いているわけではありません。帽子のなかにインナーがあるのでずれることなく着用することができます。また、インナーはメッシュなので、頭皮が蒸れることはありません。おでこに当たる帽子のすべり部分はKAVUらしいチロリアン柄で、KAVU好きなら思わず「おっ」となるポイントです。

アジャスターで頭にフィットするよう調整し、あご紐で上下から固定すれば強風に煽られても吹き飛ぶことはありません。抜群の安定性を誇るチルバは、動きがある庭仕事や農作業にも向いているとも言えます。長時間かぶっていても蒸れないですし、直射日光もガードできて雨対策にもなる。外での仕事にもってこいなワークウエアです。

素材自体がとても柔らかく、軽い生地でできているので、折りたたんで持ち運ぶことができます。旅先でもバックパックの中に入れておけば、パッと取り出してすぐに使えます。使い終わったら無造作にたたんでポケットにぐっと突っ込んでおいてもOK。KAVUのチルバはそんな自由なスタイルがよく似合います。

一般的なキャップやハットとは異なるカタチなので、「似合わないかな」「合わせる服とか難しいかな」「ファッション上級者向けかな」とも思われがちですが、日本もアジアも、この円錐形なかぶりものは古来より慣れ親しんできているので、日本人の平べったい顔によく似合います。チャレンジな気持ちでかぶってみて思いのほかしっくりくる。おそらくDNAレベルで似合うのでしょう。アウトドアにもガーデニングにもおすすめです。

SPEC:

カラー :パイライト、ジャングルパラダイス、ブラック、ネイビー、ゴールド、クレイジーペイント
素材 : 100% Nylon(DWRナイロン)
取り扱い:エイアンドエフ(A&F)

カブー チルバ
https://www.aandfstore.com/store/commodity/0/11863018

※構成、文、写真/早坂英之

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