アルコールストーブをメイン火力にして、サイレントソロキャンプを楽しもう! | BE-PAL

アルコールストーブをメイン火力にして、サイレントソロキャンプを楽しもう!

2021.11.24


焚き火の音をつまみにハードリカーで夜を過ごし、朝は鳥の鳴き声とコーヒーの香りで過ごす…。これって最高のソロキャンプの過ごし方だと思いませんか?
”音”は、ソロキャンパーにとって自分の世界に入り込めるスイッチのひとつとです。そんな自然の音を楽しむなら、使用機材の音を一切無くしてみるのがオススメです。そんなサイレントソロキャンプに導入してみてほしいのがアルコールストーブです。歴史も古く、昨今ではUL系ハイカーにも使われているアルコールストーブの魅力を味わってみよう!

アルコールストーブのメリット

各社からアルコールストーブは出ているが、基本構造はあまり変わらないところからもその完成度がうかがえる。

アルコールストーブを使うメリットは、実は多い。代表的な物は次の通りです。

1:音がない

まずはなんていっても「音がない」ということ。これで先にも述べた自然の音しか存在しないサイレントソロキャンプを存分に楽しむことができます。

2:故障が少ない

アルコールストーブの構造は、燃料のアルコールを燃焼させる熱がそのまま火力になるというもの。それだけに構造自体は非常にシンプルで、故障が少ない。

3:燃料が手に入りやすい

燃料はいわゆる「燃料アルコール」といわれているもので、アウトドアショップだけではなく、薬局などでも購入できる。これは大きなアドバンテージで、世界中どこでも気軽に使う事ができるのだ。さらには空き缶やキャップなどのゴミが出ないのもいいところ。

4:自作もできる

ストーブなのに、構造が簡単なことから空き缶などで簡単に自作もできてしまう。構造的には容器に燃料アルコールを入れて火を点けるだけなので、缶詰の空き缶がもうそのままアルコールストーブになってしまう。

デメリット

単体での使用だけで考えるとデメリットはあるが、それをクリアするのも面白いアイテム。

アルコールストーブにも、ガスやガソリン式のストーブと比べたときに苦手なことはある。デメリットといえばデメリットだけど、これを楽しんでしまえるのがソロキャンプの楽しさのひとつだろう。

1:火力調整が難しい

市販や自作のアルコールストーブのほとんどが、火力調整が苦手です。もちろん調節機能を持ったものもありますが、火傷に注意が必要な方法が多い。でも、メインの火力が焚き火であれば、充分扱いやすい程度です。

2:火力はガスやガソリンストーブに劣る

スピーディーにお湯を沸かしたいといった作業になると、どうしてもガスやガソリン式に軍配が上がります。そこはソロキャンプ!かかる時間すらも楽しめば、クリアできちゃいます。

3:風に弱い

アルコールストーブ単体だと、どうしても風に弱いです。風防の設置や風よけに石で囲むなどの工夫が必要になります。でも、その使う人を試している感が好きな人には最高の弱点です。

アルコールストーブの能力を最大限に引き出すアイテム

僕自身もいろいろな旅で使ってきたストームクッカー。

少し弱々しい感じもあるアルコールストーブですが、素晴らしいシステムも存在します。アルコールストーブの先駆者であるtrangiaが1951年からずっと変わらない、いや、変える必要がないストームクッカーという鍋とフライパンがセットになったシステムを出し続けています。これがあれば風の影響もエネルギーに変えてくれて、不安な火力も充分に引き上げてくれるのだ。

このシステムを使えば、煮炊きはまったく問題無くできるのだ

ずっと変わらないこのシステムが素晴らしすぎます。

短時間高火力のシングルストーブもいいけれど、自然の中で過ごしていることをまったく邪魔しない、そんな自然との溶け込み度が高い、エコでスローなアルコールストーブを使う時間を楽しんでみてください!

私が書きました!
アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
長谷部雅一

1977年4月5日生まれ。有限会社ビーネイチャー取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊なネイチャー系会社の役員。仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。Instagram:https://www.instagram.com/hasebemasakazu/?hl=ja
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