焼く。燻す。バーベキューグリル「スモーキージョー」で自家製ベーコンを作ろう! | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.07.07

    焼く。燻す。バーベキューグリル「スモーキージョー」で自家製ベーコンを作ろう!

    製品の写真は全て筆者の私物です。

    スモーキージョーの魅力

    BBQで使う熱源には、ガス、炭、薪と、いろいろ種類があって悩みますよね。

    我が家では長年BBQを行う中で買い足しをした結果、現在6種類の熱源があります。その中でも、特に高頻度で使用しているのが、スモーキージョーです。

    スモーキージョーは、蓋付の小さなバーベキューグリル。小さいながらも、よりBBQを楽しむための工夫が詰め込まれています。

    今回はスモーキージョーの魅力を紹介。さらに、スモーキージョーで手軽に作れる自家製ベーコンをご紹介します。

    スモーキージョー

    焼き、蒸し焼き、燻製と調理が広がる

    スモーキージョーは、そのまま炭火で焼くのはもちろん。蓋を使うことで、蒸し焼きや燻製が楽しめます。

    幅広い調理を可能にしているのが、蓋とグリルの底の部分、2か所に取り付けられた通気口です。

    しっかりお肉に火を通したい時には、通気口を全開にして高温に。低温で調理したい場合は、通気口を小さくするなど、調理に合わせて、簡単に温度調整が可能です。

    網で焼いてすぐに食べられる「焼き」も良いですが、骨付きのお肉や塊り肉など、時間をかけてじっくり火を通す「蒸し焼き」は、出来上がりの美味しさ・感動も格別です。外は香ばしく、中はジューシーに、お肉の美味しさを引き立ててくれます。

    火消壺としても使え、片付けが楽

    我が家では調理が終わったら、そのまま通気口を閉じ、火消し壺として使用しています。

    完全に炭の熱が消えたらそのままにしておき、次回使用する際は、その炭をそのまま使用しています。つまり、グリル内の掃除はほぼ行なっていません。

    ただし、お肉を焼くと肉汁が落ちます。そこで、お肉を焼くゾーンの下にだけアルミホイルを敷き、調理後はアルミホイルを捨てるだけで済むように、工夫しています。

    灰の処理についても簡単です。グリル下の通気口部分より、灰が落ちる仕様になっており、落ちた灰を受け止める皿が付いています。ただし、この皿はグリルに直結しているため、皿の上にもアルミホイルを敷くなどして、使用後、簡単に灰を捨てられるようにしておきましょう。

    底の通気口。ここから灰が落ちてきます。

    グリル内はそのままなので、使用後に洗うのは網と蓋だけ。

    こちらも汚れが落ちやすい加工がされているので、お手入れはとても簡単です。

    スモーキージョーで自家製ベーコンを作ってみよう!

    今回は簡単な自家製ベーコンづくりを行ないます。

    ベーコンづくりの基本の工程は、塩漬け、塩抜き、乾燥、燻製の4つ。時間はかかりますが、作業自体は少ないので、ぜひ作ってみてください。

    1.塩漬けにする

    左上から、砂糖(今回はきび砂糖)、塩、ニンニク。ハーブはローリエを用意。

    <材料>

    ・豚肉ブロック(三枚肉) お好みで

    ・塩 豚肉に対し2%

    ・砂糖 豚肉に対し1%

    ・お好みのスパイスやニンニク

    豚肉にフォークで穴をあけ、染み込みやすくしたら、全部の材料をポリ袋に入れ、よくもみ込んでください。

    あとは冷蔵庫で5日間ほど寝かせます。11回上下を返してください。

    2.塩抜き

    塩抜き中。

    塩漬けした肉をボールに入れ、水に浸します。このまま6時間ほど放置し塩抜きをします。

    時間が経ちましたら、肉の端を少し切り、フライパンで焼いて塩加減を確認します。

    焼いて塩加減を確認。少し塩気が少ないくらいで大丈夫です。

    まだ塩辛ければ、再度新しい水に浸し、追加で塩抜きをしてください。

    3.乾燥

    外で乾燥させる方法もありますが、筆者は高温多湿の沖縄に在住のため、冷蔵庫で乾燥させています。

    塩抜きが終わった肉の表面の水気を、キッチンペーパーで拭き取ります。拭き終わりましたら、新しいキッチンペーパーで包み、お皿などにのせて冷蔵庫に1日置き、乾燥させます。

    キッチンペーパーで包み、冷蔵庫へ。

    時々様子をみて、キッチンペーパーが湿っていたら、交換してください。

    4.燻製

    乾燥が終わったら、いよいよ燻製です。

    燻製に使用するのは、肉とスモークウッドのみ。

    スモークウッドは火を付けるだけで、それ自体が熱と煙を発してくれる手軽な燻煙材。長さで簡単に燻製時間を調整できます。

    スモークウッドの木材はいろいろありますが、今回は、子供でも食べやすい優しい香りのリンゴを使用しました。

    では、さっそく配置していきましょう。

    配置の様子。肉汁を受け止めるアルミホイルを敷いています。

    スモークウッドに火をつけたら、網と豚肉を配置します。

    その際、豚肉の肉汁が垂れると火が消えてしまう場合があるため、豚肉はスモークウッドの上には置かないようにします。

    蓋をする際は、煙の動線が豚肉に向くように、通気口が豚肉の上となるように蓋をしてください。

    通気口は全開。煙がもくもくと上がります。

    今回は2時間ほど燻してみます。煙が出なくなるまで待ちましょう。

    完成!

    2時間経ち、煙がおさまりました。果たしてうまく燻せているのでしょうか……

    ドキドキしながら蓋を開けてみます。

    上手に燻せました!

    綺麗な色合いに燻すことができました。美味しそうなベーコンの香りが周囲に広がります。

    作ったばかりのベーコンも美味しいですが、密閉容器に入れ1日冷蔵庫で寝かせると、香りが落ち着き、さらに美味しくなります。

    焼いて食べると程よい塩加減。ブラックペッパーが良く合います。

    そのまま数日冷蔵庫で保存可能ですので、多めに作れば、いろいろな料理に活用できますよ。

    数日後、ペペロンチーノに。

    スモーキージョーでBBQをもっと盛り上げよう!

    蓋をしながらじっくり調理される時間、そして出来上がりに蓋を開ける時のワクワク感は、蓋付で安定調理のできるスモーキージョーならではの楽しみです。

    大きな塊肉や丸ごと鶏1羽を使ったビア缶チキンなど、迫力ある料理をつくれば、BBQがさらに盛り上がること間違いなしです。

    またベーコンについても、今回はシンプルなベーコンを作成しましたが、使用するハーブや燻煙材で、いろいろなバリエーションが可能です。

    ぜひお好みの素材で、ご自身のベストベーコンづくりに挑戦してみてください。

    私が書きました!
    ライター
    にーわ
    島の自然と人の温かさに魅了され、夫婦で移住した沖縄在住ライター。海辺や森の中でファミリーキャンプ・アウトドア、そして食べる事が趣味。よりキャンプ飯を盛り上げるべく初級バーベキューインストラクターの資格も取得。家族で楽しめるアウトドア情報をお届けします

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