運動用具の製造・卸を手がける会社「増新商店」として、1924年に創業。その後、増新=増々新しいを英語に置き換え、1933年に「EVERNEW」ブランドが誕生する。当時横文字の商標は極めて珍しいものだった。終戦2年後の1947年に増新商店を再開。製品は戦後の日本の文化史そのものであり、時代とともにエバニュー商品のラインアップも変化していった。
子供に夢を売る玩具にはじまり、1970年代の登山ブームが来るとピッケルやコッヘルなど登山用具を販売。より良い道具を作ることで、日本における登山の黎明期からアルピニストを支えてきた古豪メーカーも、2024年に100周年を迎えた。次はどんなヒット商品を世に送り出してくれるのか、期待が高まる。