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電柱鳥類学に自転車お宝ラーメン……、ゴールデンウィークにオススメしたい本2冊

2021.04.28

これからゴールデンウィークだけど、何もすることがない……そんなあなたにオススメの書籍を2冊ご紹介しよう。アウトドア&ナチュラル派の皆さんが満足すること、間違いなしだ。

BOOK01

電柱や電線に、巧みに適応
してきた野鳥の姿に感心

『電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?』

三上 修著 岩波科学ライブラリー ¥1,300

 

大学で教鞭をとる鳥類学者が提唱するユニークな野鳥観察法。どこにでもある電柱(全国で3300万本!)とそれに張り巡らされた電線を通して、野鳥の生態や行動を見直そうというのだ(電柱鳥類学という名前は著者のシャレ)。

まず驚くのは、日々お世話になっている電柱や電線について、私たちが何も知らないという事実。ましてや野鳥がそれをどう利用しているかなど、なおさらだ。一番の好例は、電線に止まっている野鳥はなぜ感電しないのかということかも? また、ある推計では、年間に電柱から撤去される鳥の巣は全国で17万個以上だとか。だが人間と野鳥は電柱を挟んで敵対しているわけではない。人間側の配慮もあって、共存する形になってきていることに著者はある種の感動を覚えている。

ただ電柱や電線が、野鳥の暮らしに入り込んできたのは、わずか150年ほど前の話。そして、電線は地中化によって早晩地上から消え去る運命にある。そうなったとき、電線で休み電柱に営巣していた野鳥たちは、どうなっていくのか? 電柱鳥類学は、電線に囲まれて暮らす現代の私たちにしかできない生態観察だ。


BOOK02

発見のある旅をしたいなら
やっぱり自転車っしょ!

『自転車お宝ラーメン紀行』

石田ゆうすけ著 産業編集センター ¥1,100

世界を自転車で旅した著者が、東京で人知れず消えていく昭和の味のするラーメンを求めてペダルをこぐ。本書の醍醐味は、目的のラーメン店だけでなく、そこにたどり着くまでの路地裏ポタリング(自転車散歩)にある。「どこにでも自在に行け、気軽にとまれる」自転車だからこそ、今も息づく昭和という異世界を見つけられると著者は熱く語る。あなたも自分の町で、お宝を探してみたくなる。

※構成/三宅直人(BOOK)

(BE-PAL 2021年3月号より)

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