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    2020.07.03

    どこでもテーブルになる魔法の自転車で、場所を選ばずテイクアウトを楽しむ

    私が書きました!
    グルメサイクリングガイド
    指田真琴
    1979年、神奈川県藤沢市生まれ、富山県在住。富山グルメサイクリングツアー代表。年間500軒以上外食し「美食」を追求。2014年から食と自転車をコラボしたグルメサイクリングツアーを開始。他に類のないサイクリングガイドを目指しています。https://www.facebook.com/toyama.gourmet.cycling.tours  instagram:@maksashida

    テイクアウトにぴったり!どこでもテーブルが完成

    グルメサイクリングガイドをしている職業柄、絶対に削れないものといえば、それはやはり”食”。年間500軒、ほぼ毎日実店舗で外食をするために自転車を走らせていたが、うれしいことに最近はテイクアウトを始める店が増えている。テイクアウトを利用した場合、近所ならば家で食べることになるが、遠方のお店になると帰宅までの時間がかかり、食品が傷んでしまう。それによりテイクアウトしたものを外で食べる頻度も多くなってきたのだが、都合よく公園があったり、ベンチやテーブルがあるわけでもない。そんな時、私が所有するビッグファットダミーというロングテールバイクが、テーブルにならないだろうか?という構想を思いついた。

    エクステンションのテーブルを展開した状態。取り付け部のネジはフラットになるように埋め込み型に。天板の幅は、この自転車に付属する大型サイドバッグを完全に隠すように設定した。

    そのテーブルがコレ!純正天板より前後左右に2cmずつ伸ばし、12.5cm幅の板を左右に観音開きで展開するエクステンション機能を装備したテーブルだ。今回はテストで作成していただいたので、柔らかめの杉を使用。車庫に自転車を取りに行くたびに、木の香りが立ち込め清々しい気持ちになる。実際に装着して走ってみても、もともとこの自転車についていた金属製のノーマル天板と変わりなく、段差でのガタつきもなくて良好だ。

    畳んだ状態。走行時にはバンドで開閉を抑止している。見た目は、純正天板よりシックな印象になった。

    テストライド途中で、富山名産”鱒の寿司”をテイクアウト

    今回寄らせていただいたのは、富山市丸の内にある”川上鱒寿し店”。写真は、御主人の”川上弥”さん。気軽に寄れて親しみやすいお店として有名だ。”ますの寿し”は一段1,600円(税込)。

    川上鱒寿し店

    住所 富山県富山市丸の内1-2-6
    TEL 076-432-5129
    https://masuzushiten.com/

    早速、テストライドをしに自転車を走らせた。途中、富山名産=鱒の寿司を知り合いの店で購入し、海沿いまで出てテーブルを展開。天板の広さがノーマルの約2倍になっているため、お皿やカトラリー、コーヒーを淹れる器具などを置いても余裕がある。いずれはガイドの際に、お客様にこのテーブルでコーヒーやお茶を楽しんでもらう予定だ。場所を選ばない”どこでもテーブル”は最高のアイテムとなりそうな予感がする。

    大型のサイドバッグには常時椅子を入れているため、どこでもスタイリシュに食事をすることができる。

    さすがのビッグファットダミーでも、このクラスの広さと高さのキャンプ用テーブルを運ぶとなると結構大変だが、この一体型テーブルならかさばらず、展開もわずか10秒。ほかにも荷物を載せられて利便性は最高だ。

    八尾隠れ城の城主にテーブルづくりを打診

    高台に見えるあれは…何だ??

    迫力のある”幹”の看板

    “Cafe Gallery Craft 幹”の門扉。たくさんの木材が置かれている。

    門をくぐると立派な回廊のあるお庭が!

    奥へ進むとさらに広いお庭があり、広いテーブル&ベンチが設置されていて、屋外でピザをいただくことも可能。ここからの眺めは素晴らしい。

    店内にはオーナーの畠山さんの作品である家具たちが並べられている。カフェで実際に見て、使ってみて、良さを体感してほしいそうだ。壁には私が両手を広げてもとどかない程の大きな欅が置かれている。

    今回テーブルの製作を依頼したのが、以前グルメサイクリングイベントで協力いただいた、富山市八尾にある”Cafe Gallery Craft 幹”さんだ。写真でもわかる通り外観はなんと”城”である。何故ここに城があるのか?は内緒にしておこう(笑)。城主?でもある畠山幹夫さんは、木材屋さんのご子息で、独立後に現店舗&自宅にて自身の作品を展示。こだわりは、既製品にない天然無垢の家具で、入口の門からして、その荒々しく大胆なセンスが伺える。平日はお二人で依頼された家具製作をし、週末にはご主人がピザを焼き、奥様が調理を担当するカフェへと変わる。薪窯で焼かれるピザは、いわゆるナポリ系ではなく、甘みが香る子供が好みそうなやさしい生地。職業柄、様々な種類の木材が手に入るため、甘い木の香りが生地に移るように、その季節に応じて木材をチョイスしているからこそ生まれる味だ。

    ほんのり甘みのある生地が、具材の味を際立たせてくれるピザだ。

    決して脇役とはいえない焼き野菜。しっかり甘く食べ応えがあり、これだけで満足してしまうことも。

    凛とした雰囲気をお持ちの奥様”畠山昌美”さん。いつも癒されます。是非訪れてみて下さい。

    Cafe Gallery Craft 幹

    〒939-2361 富山県富山市八尾町三田251
    TEL/FAX 076-455-2515
    facebook:https://ja-jp.facebook.com/siromiki/

    今回私がデザインし、幹さんに製作を依頼したオリジナルテーブルは、杉を利用して茶色に着色した。加工費、材料費を合わせた価格は、30,000円(税込)ほど。使用する木材によって値段は変動する。

    これからの時代、あなたも色々なテイクアウトを楽しんでみてはいかが?

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