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「サイクルモードライド大阪2021」で見つけた!国産スポーツバイク&パーツブランドの最新ギア4選

2021.08.13

晴天の中、大阪・万博記念公園で開催された「サイクルモードライド大阪 2021」で最新のバイクギアをチェックした

「サイクルモードライド」で見つけたユニークな製品

2021年7月24日〜25日、大阪は万博記念公園で行なわれた「サイクルモードライド 大阪2021」に出かけてみた。サイクルモードは一般のサイクリストが参加できる日本最大級の自転車見本市として、東京や大阪で開催されてきた人気イベント。「ライド」と名付けられただけあり、単なる展示イベントではなく、特設コースで最新バイクをしっかり試乗できる。

最新バイクやパーツの展示・試乗に加えて、様々なイベントが行なわれた2日間。ブースをめぐるとユニークな製品がたっぷり。さっそく紹介しよう。

1.「SHIMANO(シマノ)」ブースでグラベルバイクの最新トレンドをチェック

「SHIMANO(シマノ)」ブースに展示されたカーボンフレームのグラベルE-BIKE。「シマノ」はこのバイクの電動ユニットとパーツを製作。フレームの製造は手がけていないが、同ブランドのコンセプトモデルが最新トレンドを象徴する

まずは、日本が世界に誇る自転車パーツメーカー「SHIMANO(シマノ)」。サイクルモードでは例年大きなブースを展開し、熱心なサイクリストたちを迎えてくれる。そこに展示されるバイクを見れば、最新のトレンドが一目瞭然。なかでも、今回最大の注目はハイスピードでオフロードを駆け抜けるグラベルバイクだ。

数年前からグラベルバイクを強く推している「シマノ」だが、今回は従来製品に加えて、電動アシスト仕様になったグラベルバイクが展示されていた。2019年に取材した際にも、同社ブースでは電動アシストのグラベルバイクは展示されていたが、今回はフレームが金属製から軽量のカーボン製へアップグレード。さらなる走破性の向上が期待できる。

展示車に搭載されていのは「GRX」というグラベルバイク用のコンポーネント。バイクパッキングを意識したハンドルバーバッグは、「PRO(プロ)」と呼ばれるシマノ傘下のブランドだ

以前は選択肢が少なかったグラベルというジャンルだが、ここ数年は認知度も急激にアップしていて自転車やパーツの選択肢も広がっている。そんなトレンドをけん引するのが、展示車に装着された「シマノ/ GRX」というグラベルライドに特化したコンポーネントだ。フロントギアを主流のシングル仕様にしてもギア比が足りるよう、リアスプロケットに幅広い歯数のギアを搭載している。また電動ユニットは「シマノ/STEPS(ステップス)」と呼ばれる同ブランド謹製のもので、高度な制御と力強いトルクでペダリングをしっかりアシストしてくれる。また、展示車に装着されたバッグも同ブランドのアクセサリー部門「PRO(プロ)」製で、デザイン性と使い勝手のよさが両立されていた。

SHIMANO(シマノ)
https://bike.shimano.com/ja-JP/home.html

2.国内生産ユニットを取り付けた「パナソニック」の電動アシストマウンテンバイク

「Panasonic(パナソニック)」のフラッグシップ電動アシストバイク「XM-D2」。参考価格 701,800円 

カラーは「プラチナムメタリックシルバー」と名付けられた青いラメ入りの特別色。細部にまでこだわりを感じさせる一台だ

続いては、E-BIKEのなかでも、タイプの違うモデルを展示していた「Panasonic(パナソニック)」のブースへ。競輪やロードでも定評のあるハンドメイド・フレームによるバイクと、E-BIKEを複数展示していた。なかでも前後輪にサスペンションのついたフルサス仕様の電動アシストマウンテンバイク「XM-D2」は、フラッグシップというべき風格だ。

「XM-D2」は、先行して発売されているリジッドモデルと比較して、山道での走破性をさらに向上させるパーツ構成を採用した。また、同社はフレームの設計、電動ユニットの開発製造までを国内で行なっているという。色違いの前期モデルは完売しており、現在販売中の展示車は美しい青色のラメ入り塗装が印象的だ。買い物などで使われる軽快車からスポーツ車まで、多くの電動アシスト自転車を製造してきた「パナソニック」だけに、アシストのかかり具合もとても自然で初心者から上級者まで乗りこなしやすい設計となっている。

Panasonic (パナソニック)
https://cycle.panasonic.com 

3.「Panaracer(パナレーサー)」の人気グラベルタイヤをアップサイクルした限定バッグ

日本が誇るスポーツバイク用のタイヤブランド「Panaracer(パナレーサー)」。グラベル用の最新タイヤのほか、廃棄製品をつかったハンドルバーバッグがお披露目された

「Panaracer(パナレーサー)」は、名前から連想されるとおり、家電製品でおなじみの「パナソニック」の子会社として誕生し、平成27年からは「パナレーサー株式会社」として独立した会社として運営されている。

同ブランドの「グラベルキング」というタイヤをアップサイクルした「ハンドルバーバッグ」。整った縫製、開けやすいジッパー、サイドポケットなど細部にまでこだわりが感じられた。参考価格 16,000円

昨今のグラベルライドの流行を受け、グラベル用タイヤ「グラベルキング」の各モデルのほか、同モデルそのものを素材として使ったハンドルバーバッグが展示された。このバッグは、今まで製造過程で廃棄されていた規格外品(いわゆるB品)を再利用し、新たな製品にアップサイクルした環境対策を意識したもの。スペインの「BUCK!T(ブキット)」が製作し、2ブランドのコラボレーション作品として8月初旬にウェブなどで販売されるという。

生産数が限られるため、気になる方は「パナレーサー」のウェブサイトのチェックを欠かさずに。

Panaracer(パナレーサー)
https://panaracer.com

4.こだわりの自社開発製品を展示する「GROWTAC(グロータック)」

ワイヤー引きとは思えないブレーキタッチを実現した「GROWTAC(グロータック)」製のディスクブレーキ「EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー」参考価格 33,220円(税込)

スポーツ自転車用ローラー台などを開発・製造・販売するメーカー「GROWTAC(グロータック)」。試乗車を目玉とするメーカーが中心の会場内において異彩を放っていたグロータックのブース。独自開発のディスクブレーキや、トレーニング用機材を展示し、マニアックなサイクリストを中心に賑わっていた。

鮮やかなカラーバリエーションのみならず、こだわり抜いた製品の特徴を余すことなく紹介する展示がなされていた

注目すべき製品は2点。ひとつはディスクブレーキ用のブレーキキャリパー。その名も「EQUAL(イコール) 機械式ディスクブレーキキャリパーセット」だ。この製品の特徴は、ディスクブレーキで今や主流となっている油圧作動式ではなく、一般に効きが”弱い” とされるワイヤー引きタイプである点。とことん設計にこだわり、制動力やタッチの軽さを向上させている。キャリパー本体のみならずワイヤーまで独自開発することで、「ワッ!」と驚くほどタッチが軽くなっている。以前、同製品を搭載した自転車に試乗した際に、その制動力の高さに大変驚かされたことを思い出した。

あえて負荷をかけられるハブ。その名も「FUKA-HUB(フカハブ)」。取り付けられたボタンを押すと、負荷の強弱を変更できる

もう1点は今後登場予定のかなりマニアックな製品。その名も「FUKA-HUB(フカハブ)」。トレーニングの際にあえてフロントタイヤに “負荷” をかけ、より厳しいトレーニングを低速で行なうことができる製品だ。例えばアマチュアでも本気でペダルをこげば40km/hを超える速度が簡単に出てしまうロードバイク。速度が上がらない急勾配の登りならまだしも、高速になりがちな平坦な公道でトレーニングを行なうには注意が必要だ。しかし、この製品を使えば低速でもハードなトレーニングを行なえるため、安全な速度域で自分が必要とする負荷をかけられるという。

「回らないハブ」という、自転車部品のセオリーを度外視したキャッチコピーがおもしろい

なにより印象的だったのは、これらの製品を説明してくださった同社の代表の木村社長だ。どれも一般受けはしづらい製品ながら、欲しいと思っているユーザーに向け、試行錯誤を繰り返して完成まで漕ぎつけている。製品として性能が高いだけでなく、ひとつひとつに木村社長の想いやこだわりを強く感じることができた。

GROWTAC(グロータック)
https://growtac.com

国内ブランドの勢いを強く感じた見本市

土、日曜とも晴天に恵まれた会場。暑い中、たくさんの来場客が訪れた

今回ピックアップした4ブランドは、くしくもすべてが日本のブランドだった。とくに狙って取材をしたわけではないが、結果としてドメスティックブランドばかりに目がとまった。優れた性能や美しいデザインを持つ海外製品もたくさん展示されていたが、それらと互角以上に対抗できる高品質な国内ブランドの躍進が際立った「サイクルモードライド大阪 2021」だった。

イベント情報

イベント名:サイクルモードライド大阪
次回開催予定:2022年3月5日~6日
開催場所:万博記念公園(大阪府吹田市)

サイクルモードライド公式ウェブサイト
https://www.cyclemode.net/ride

私が書きました!
CX / BMXアスリート
腰山雅大
自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。https://www.instagram.com/vhlg/
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