小枝や落ち葉、松ぼっくりなどを熱源とする小型の焚き火台ことウッドストーブ。ユニフレームの「ネイチャーストーブ」はひとりやふたりでの使用に最適なサイズです。
ここ最近のブッシュクラフトやソロキャンプ人気と相まって、コンパクトに焚き火する。そしてその焚き火を使って料理するスタイルが流行しています。
今でこそ、ウッドストーブはさまざまなメーカーから発売されていますが、ユニフレームのネイチャーストーブはそのはしりとも言える存在。ソロキャンプをする人が少なく、その存在自体が珍しいときから重宝されてきました。その理由は小型なボディーに秘められた確かな構造にあります。
高い燃焼効率には秘密がある!
ネイチャーストーブの底面はメッシュ状になっています。その下にX字の脚をセットして使用します。このX字の脚が外気を取り込み、メッシュの底面を通して空気を上昇させます。すると、ボディーの煙突効果から火力が上がり、力強い燃焼効率が生まれます。
また、ネイチャーストーブには組み立て式の五徳が付いているので、コッヘルやシェラカップなどを乗せることも可能です。五徳の形状もユニークで、2枚のステンレスプレートを十字に組み合わせて、それぞれの穴に針金状の持ち手(ハンドル)を通します。そうすることでステンレスプレートが固定され、コッヘルやシェラカップを置いたときでも崩れることはありません。
最速火熾し! ネイチャーストーブの使い方
1)ネイチャーストーブを組み立てます
底部に十字の脚部をセットします。その上に本体を置き固定させます。脚部のステンレスプレートには針金状の突起があり、底部とボディーにある穴を通すことで、各パーツをロックすることができます。
2)燃料となる松ぼっくりや小枝を拾います
ネイチャーストーブは乾いた小枝、松ぼっくり、落ち葉などを燃料として使います。生木を折って使うのはNG! そもそも水分を多量に含んでいるので燃やすと白い煙が発生してしまい使えません。必ず、落ちている乾いたものを拾いましょう。
3)小枝や松ぼっくりなどを入れ、ライターなどで火をつけます
まずは燃料に火をつけます。この時、側面に小さな穴が空いているので、そこから新聞紙などを通して、焚き付け代わりにすることも可能です。ネイチャーストーブは地面へのダメージもあるので、地面が燃えやすい場所(芝生や枯れ葉など)では利用に注意しましょう。
4)燃料は短時間で消費されます
燃焼効率の高さと、そもそもの燃料の使用量が少ないこともあり、ネイチャーストーブは短時間で火が消えます。絶え間なく使用したい場合は、小枝や薪などの燃料を十二分に準備しておき、火が消える前に投入していきましょう。
5)片付けたら収納ケースに入れて保管しましょう
ネイチャーストーブには専用の収納ケースが付いてきます。使用後はパーツを分解して、ケースに収めましょう。コンパクトにまとまります。
ネイチャーストーブの使い方はこれだけ。シンプルながら使い勝手は抜群。「大きな焚き火台は持っているけど、サブでネイチャーストーブを使っています」という愛用者がいるほど、人気のアイテムです。
サイズもコンパクトなので、持ち運びに苦労することはありません。そのため、オートバイや自転車でのキャンパー、さらにバックパッカーからも注目されています。これからソロキャンプにチャレンジしてみたいという人にもオススメです。
SPEC:
サイズ使用時:約140×140×160(高さ)mm、収納時:約130×130×15(厚さ)mm
材質:ステンレス鋼(メッシュ部のみ耐熱鋼)
重量:約320g
付属品:収納ケース
ネイチャーストーブ | ユニフレーム アウトドア用品総合メーカー : https://www.uniflame.co.jp/product/683033
※構成、文、写真/早坂英之