海辺の一本道で意外な出会いが…? タイ中部・パクナムプランのビーチロードを歩く | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.10.22

海辺の一本道で意外な出会いが…? タイ中部・パクナムプランのビーチロードを歩く

海辺の一本道で意外な出会いが…? タイ中部・パクナムプランのビーチロードを歩く
タイ中部プラチュアップキーリーカン県のパクナムプランは、筆者が暮らす静かな海辺の町です。

海沿いには散歩にちょうどいい遊歩道が続いていますが、毎回同じ景色ではありません。潮が引けば砂浜が広がり、犬や鳥たちにとっても絶好の遊び場になります。遊歩道にはヘビやダンゴムシの姿も見られ、時にはオオトカゲにも遭遇することも。

日々のビーチ散歩で出会った、観光名所とは少し違うタイの海辺の日常を紹介します。

潮が引くと砂浜がぐんと広がる

パクナムプランの海は遠浅です。干潮になると波打ち際が遠くへ下がり、浜が大きな広場のようになります。

遊歩道から砂浜へ。干潮時は漁船の間を歩くことができる。

波打ち際まで歩く時は砂に足が取られるので裸足になります。

波打ち際まで裸足で歩く。

水の引いた砂の上では、鳥が小さな魚やカニを探していました。そっと近づいても、こちらが一歩進むたびに向こうも一歩離れるので、なかなか距離は縮まりません。

水の引いた砂浜で獲物を探していたサギの仲間。スマホズームの限界。

別の日の夕方には犬たちが集まって水浴びをしているところを見かけました。ビーチで遊びたくなるのは人も犬も同じようです。

ビーチに集まり遊ぶ犬たち。

一本道だけど

浜と道路の間には約5kmの遊歩道が続いています。カイトサーファーや波の絵が描かれた区間もあれば、赤く舗装された区間もあります。一本道なのに、場所によって雰囲気がずいぶん違います。

路面にカイトサーファーが描かれている。海上に伸びるのは壊れて使われなくなった桟橋。

そして遊歩道自体も、きれいに整った道が端から端まで続いているわけではありません。突然舗装が途切れたり、崩れた箇所がそのままになっていたりします。

崩れかけた場所にはカラーコーン。歩きやすい道が急に途切れるのもタイらしい。

この写真の場所は海岸侵食が進み、潮が高い時期になると波が押し寄せてさらに砂を持っていってしまうため、このように崩れたままずっと放置されています。砂地に石が剥き出しになっているところには当初ヤシの木などの植物の苗が植えられていましたが、これも打ち寄せる波に負けてしまったようで気付いたら無くなっていました。

波に削られた地面に必死にしがみつくように生える木。

それでもまだしぶとく残っている木もあります。

実は筆者は15年ほど前からパクナムプランにカイトサーフィンをしに何度も訪れており、当時この場所に遊歩道はありませんでした。

2013年カイトサーフィンの大会中のビーチの様子。遠くに先ほどの壊れた桟橋が写っている。https://www.facebook.com/KTAsportsevents/

この写真の椅子が並べてあるところが今は遊歩道になっています。当時は広かったビーチも現在は干潮時に少しだけ顔を出す程度。日本でもビーチが削られて海水浴場が開けない等、ニュースで耳にすることがあるかもしれませんが、海岸侵食は世界中で起こっています。

動物たちにも出会う

観光客で写真渋滞することもあるフォトスポット、3本ヤシの木。

パクナムプランのシンボル、3本ヤシの木を通り過ぎたところで、足元に動くものを発見。

大きいダンゴムシ!
頭を潜り込ませるようにして丸くなる。

日本で見かけるダンゴムシとは大きさも丸くなる時の形も違って面白い。さらに行くと今度は草かげから出てきた鮮やかな緑色の美しいヘビにも遭遇。

ニョロニョロ。オオアオムチヘビとみられる。

頭がすごく尖った三角形でシュッとしたかっこいいヘビ。周囲を確認すると草むらに帰って行きました。しばらく歩いて振り返ると、今度は犬が散歩について来ていました。

ハァハァと舌が出っ放しで暑そう。

草むらに目を移すと、トカゲがじっとこちらの様子を伺っています。

じっとしている間は見つかっていないと思っているのかもしれない。

そしてまた少し歩くと、なんと目の前に現れたのはオオトカゲ!写真を撮ろうと近づくと、ものすごい勢いで走って逃げて行きました。

車道を横切るミズオオトカゲ。

公園や、もう少し薄暗いような所ではよく見かけるのですが、こんな開けた海辺で見たのは初めてで少し驚きました。

巨大トカゲがすぐそこに!タイ「プランブリー森林公園」マングローブ林を歩く

同じ道でも毎日違う

日差しが強くなってきたら、大きな木の下を選んで歩きます。パクナムプランは一年を通して暑いため、散歩なら朝か夕方が快適です。帽子と飲み水は必須。遊歩道が途切れる場所や砂のたまった場所もありますが、平坦なのでサンダル履きでも気軽に歩けます。

大きな木の下は天然の日よけ。暑い日は木陰をつないで歩く。

潮の満ち引きで景色が変わり、歩くたびに思いがけない生きものに出会うパクナムプランの海辺。ただ歩くだけでもなかなか気が抜けません。今日は何がいるだろうと、つい足元や草むらをのぞき込んでしまいます。

著者画像

大島彩さん

タイ在住ライター

現地ガイドとして海や自然を楽しむ旅を案内している。スリランカ、フランス、タンザニア、ポルトガル、マルティニークに在住経験あり。カイトサーフィンのアジアチャンピオンで、現在はレッスンやツアー企画も行う。日英仏の3言語を操る一児の母。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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