軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールインしました。
バーベキュー三昧
道中、いくどともなく旅の最終回を迎えそうになったものですが、なんとかケープタウンに到着しました。喜望峰で初日の出を拝みます。
骨休めと称して、4ヶ月間ほどキャンプ場と民泊を渡り歩きました。バーベキューを食べまくって、日本に帰るための体力づくりです。南アフリカのアウトドア料理の定番は、バーベキュー。こちらでは「ブライー」と呼びます。
たまには、豚肉も。
寄生虫が怖いので、ちょっと焦げるくらいのウェルダン。塩以外の調味料はかけません。噛めば噛むほど口に広がる豚の滋味。歯茎に染みます〜。
火炎放射器が便利
キャンプ場には必ず、焼き台があります。ネコ車にドラム缶をくっつけた小洒落たものや、
ホイールを流用したもの。
上の写真の右にある青いボトルは、ガスボンベです。南ア人のキャンパーは、決して小さくないガスボンベと手製の火炎放射器を持参。薪のなかに炎を突っ込んで、強引に燃やします。
真似してMSRのストーブで焼いてみました。
あまり効果はなかったです。危ないですから、真似しないでくださいね。
民泊した家にバーベキュー台がなかったので、嘘でしょう、南アフリカなのに! って驚いたら、すぐに新品を買ってくれました。す、すみません、でもありがとう。
薪をケチったら肉がぜんぜん焼けなくて、網を斜めにしたりして。
民泊のオーナーには見せられないです、こんなカッコ悪いブライー。
ピーマンの丸焼きは、我が家の定番
前菜は、さつまいもに似た甘い芋とソーセージ。ピーマンの丸焼きは、我が家の定番です。ふにゃふにゃに焼けたら、食べごろ。薄いピーマン汁の美味いこと!
長いソーセージは、肉汁が吹き出すと食べごろ。ひっくり返すのが難しいので、サンドイッチ型の金網が便利です。
ダチョウのお味は?
南アフリカの名物、ダチョウの肉に挑戦します。500gでおよそ845円。
ほとんど脂身がありません。
例によって、炭をケチってしまい、
ソーセージはよく焼けたのですが、ダチョウ肉はぜんぜん焼けません。ブロックで、底上げしました。
それでも焼けなかったので、鍋で蓋をしました。こうなれば、蒸し焼きです。
途中、地元民に見られるのではないかとコソコソしたものですが、けっこう美味しそうに焼けたものです。外はこんがり、なかはジューシー、血のソースがだらだら。
見た目はものすごくそそられたのですが、淡白すぎました。肉は、脂肪があったほうが美味しいものですね。
余談です。バーベキューとは関係ありませんが、南アフリカのコンセントはこんなに巨大です。
世界で使える旅行用万能コンセントでも太刀打ちできないシロモノです。
次回は、南アフリカに360度ぐるりと囲まれた謎の小国レソトをレポートします。これまた、最高のキャンプ場を見つけました。カバとかワニに襲われるかもしれないという、秘境中の秘境です。