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「EVERGOODS」とは
アメリカ、モンタナ州ボーズマンを拠点とするバックパックブランド。アウトドアブランド・パタゴニアでの製品開発経験をもつデザイナーのケビン・ディーが2016年に設立した。
大きな特徴は、上部が開くトップローディングではなく、ジッパー開閉できる「パネルローディング」にこだわっていることだ。

なぜEVERGOODSを立ち上げたのか
ケビン:パタゴニアを辞めたあとも、デザイナーとしてアウトドアプロダクトだけでなく、ミリタリーやスペースプロダクトなどいろんな製品開発に携わっていました。その経験、素材知識、デザインスキルを生かして、独自性のある製品作りをするためにブランドを立ち上げました。
「シビックパネルローダー24L(CPL24)」と「マウンテンパネルローダー30L(MPL30)」という2モデルを、クラウドファンディングのキャンペーンで発表したところ大成功をおさめました。
「CPL24」は通勤や通学といったエブリデイユースに適したサイズ感と仕様で、「MPL30」はちょっとした冒険旅や登山に便利な作りになっています。
"パネルローディング"へのこだわり
製品名でもわかるように、雨蓋のあるトップローディングではなく、EVERGOODSはあくまでジッパー開閉のパネルローディング式にこだわっている。それはなぜなのか?
ケビン:パネルローディングのほうが、荷造りや荷ほどきが圧倒的に楽で効率がいいじゃないですか。トップローディングだと、上からしか荷物の出し入れができないでしょ。
それに(実際にCPLを持ち出して)バックパックはタテに置くより、こうしてヨコ置きにしたほうが安定するじゃないですか。ヨコからでも荷物の出し入れができるのは、パネルローディングだからこそなんですよ。

オリジナル素材を使った"inーhouse design"
CPL、MPLともに、表地がとてもしなやかな感触なのが印象的。生地素材にもなにか秘密があるのだろうか?
ケビン:(よくぞ聞いてくれました──とばかりに)生地はすべてオリジナルなんです。表地だけでなく裏地も、うちのカスタムメイド。タテ糸とヨコ糸を1:1で織り上げてあるので、しなやかなのに耐摩耗性が高く耐久性に優れているのです。
しかも、有毒な有幾フッ素化合物をいっさい使っていないC0DWR(シーゼロ耐久撥水)加工を採用しています。さらには、繊維の状態で染色することで水やエネルギー、化学物質を大幅に削減できるソリューション・ダイという染色技法を導入することで、経年劣化による変色も少なくなっています。
背負いやすさの秘密は?
あるとき取材で訪れたアウトドアブランド「ゼインアーツ」のオフィスで、デスクの脚に立て掛けられたMPLを発見した。以前からEVERGOODSのよさを認識していた筆者は、「おー、さすがにお目が高い!」と、思わず持ち主の小杉敬さん(社長)に声をかけてしまったのを覚えている。その後、EVERGOODSを選んだ理由をお聞きすると──、
小杉さん:あるイベントでサンウエストさんのブースを訪れたときに背負ってみて、コレはいい! と思って即買いしちゃいました(笑)」

ケビン:人間の体に直線はないですからね。ショルダー上部の三角マチは、背負ったときにできる肩とパックの空間をなくしてくれるんです。パックを肩に引き付けるスタビライザーがないから、見た目にもすっきりしてるでしょ。余分なパーツを付けなくても、快適に背負える──というのもEVERGOODSの特徴なんです。
アクセスしやすいパネルローディング、耐久性に優れたオリジナル素材、余分なストラップ類のないスマートなデザイン──。デザイナー、ケビンによる微に入り細を穿つモノ作りには感動。
創設10周年で、企画開発は外注することなくすべて"in-house design"。しかも従業員はわずか15人というのにも驚き。 でもだからこそ、こだわり抜いて納得のいくプロダクトが作れるのだ。創業当初から貫き通しているモノ作りは、何年経っても変わることはないだろう。



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問い合わせ先:サンウエスト https://www.sun-west.co.jp/








