
キャンプグッズの収納方法の基本
キャンプグッズの収納について、基本的な方法をライター・ヒロさんに解説してもらった。

キャンプが好きになってからというものお気に入りのギアが増えて、家の中がモノで溢れてしまっている……なんて人はいないだろうか?
“アウトドア”と“収納”は、切っても切れない関係とも言える。
収納の基本といえば、コンテナや棚などの収納アイテムを上手に活用すること。
キャンプ道具はそれぞれ形や大きさがバラバラなので、単体で置いておくと、どうしてもデッドスペースができてしまう。コンテナや棚などの収納アイテムはスタッキングできる商品も多くあるので、それらを積極的に活用していこう。
そのほかに押さえておきたい収納の基本は、「用途別にまとめておく」ということ。例えば、調理器具と調味料はまとめておく、寝具とシュラフは近くに置いておく、など関連するギアをジャンルごとに分けておくことで、収納だけでなく、キャンプの準備をするときにもとてもスムーズになる。
▼参考記事
実際のキャンプグッズ収納術をチェック!
キャンプグッズが溢れる『BE-PAL』編集長の自宅をチェック。可動棚や有孔ボードなどの工夫にも注目だ。
(BE-PAL 2024年3月号より)

テント8張りに椅子11脚、テーブルにコット、寝袋などなど…。たくさんのアウトドアギアやアウトドアウェアが収まりきらずに溢れていた、アウトドア専門誌「BE-PAL」編集長の自宅の押し入れを編集スタッフたちがDIY。
重い物は下段、小間物や普段よく使う物は上段に。押し入れは下にいくほど湿気が溜まりやすいので、湿気を嫌うシュラフやマットなどは天袋に収納するといい。

収納物に合わせて高さを簡単に変えられるように、棚は可動式をチョイス。

可動棚の手前には物を置かず、スペースを空けておく。道具が取り出しやすく、簡単なメンテナンスもできる。

奥が見えにくく、重い物を多く収納する下段は、台車で取り出しやすくすると効率が良い。

小物類は壁に取り付けた有孔ボードに掛けてわかりやすく収納。S字フックやバスケットを取り入れれば使い勝手も良い。
撮影/三浦孝明
▼参考記事
これで快適!キャンプグッズの収納に役立つコンテナ
キャンプグッズの収納に欠かせないコンテナのおすすめをピックアップ! スタッキングしやすいタイプや、自宅にもぴったりなおしゃれモデルなども紹介。
(BE-PAL 2025年6月号、2023年7月号等より)
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 容量 | |||
トランクカーゴ TC-50S | ![]() | ¥4,980 | 50L | |
Mt.SUMI(マウントスミ) Mt.SUMI別注 THOR 53L | ![]() | ¥7,920 | 53L | |
Nordisk(ノルディスク) ブロックフスアルミニウムボックス M | ![]() | ¥42,900 | ー | |
FIELDOOR(フィールドア) アルミコンテナボックス | ![]() | ¥7,199~10,599 | 33L、60L、97L | |
IKIKI(イキキ) シェルフコンテナ M オーク | ![]() | ¥37,400 | 約46L | |
無印良品 再生ポリプロピレン入り 折りたたみコンテナ | ![]() | ¥1,890~2,990 | 20L、50L | |
トランクカーゴ TC-50S
買いやすい価格で様々な容量を取りそろえるトランクカーゴ。テントサイトで便利な蓋の上部に載せるボードなど、多数のオプションを展開する。(画像右)
●サイズ(約):幅60×高さ35.7×奥行き39cm
●重量:2.6kg

本体がスタッキングできる形状なので、複数を重ねて保管すれば、場所を取らない。
Mt.SUMI(マウントスミ) Mt.SUMI別注 THOR 53L
薪ストーブや小型グリルなどで人気のマウントスミが、コンテナの人気ブランド、ソーに別注した藍鉄色のポリプロピレン製コンテナ。22Lモデルや、薪ストーブ用の小物が入る専用インナーバッグもある。
●サイズ:幅70.8×高さ27.2×奥行き43.4cm
●重量:2.7kg

本体の反対側には、THORのロゴがプリントされている。グリップも握りやすい。
Nordisk(ノルディスク) ブロックフスアルミニウムボックス M
テントサイトはもちろん、自宅に置いてもスタイリッシュなデザイン性に優れたアルミ製トランク。同モデルを積み重ねて使えるスタッキング仕様。バックルをはずして蓋を開くと、垂直の位置で止まるストラップ付き。まるで宝箱。
●サイズ:幅58×高さ35×奥行き28cm
●重量:4.6kg

グリップにはバネが内蔵されていて、手を離すとボックス側に収まる。高級感あり!
撮影/森本真哉
(BE-PAL 2025年6月号より)
▼参考記事
FIELDOOR(フィールドア) アルミコンテナボックス
航空機や建材にも使われる丈夫で耐久性に優れたアルミ素材を使用。天面がフラットだから簡易テーブルとしても使え、また家では道具の保管庫としても活躍してくれる。蓋裏周囲には開閉時の衝撃をやわらげる緩衝材付き。
●サイズ(約):W52×D30×H28cm(S)、W65×D35×H33cm(M)、W78×D40×H38cm(L)
●重量(約):3kg(S)、4kg(M)、5.1kg(L)
●容量(約):33L(S)、60L(M)、97L(L)

収納する道具の大きさに合わせて3つのサイズがラインアップされている。留め具には南京錠も付けられる。

正面にもハンドルが付き、荷物が軽ければこのように片手で運ぶこともできる。
IKIKI(イキキ) シェルフコンテナ M オーク
側板が着脱式だからアウトドアはもちろん、家でも道具を展示するかのように収納できる、新発想の木製コンテナ。拡張性を高めるオプションが豊富に用意され、さまざまな使い方ができる。ウォルナット材のモデルもある。
●サイズ:W71.5×D36×H33.5cm
●容量:約46L
●重量:約6.5kg
●耐荷重:20kg

エクステンションテーブル(別売り)があればコンテナを連結して使える。

4面の側板はすべて着脱自在。

見映えの良さは抜群。トップパネルMは別売り。
撮影/永易量行、小倉雄一郎
(BE-PAL 2023年7月号より)
▼参考記事
無印良品 再生ポリプロピレン入り 折りたたみコンテナ
業務用としても活用できるように設計された折り畳みコンテナ。どんな場所にもなじむシンプルなデザインとリーズナブルな価格が魅力的。アウトドア用の荷物はもちろん災害用の備蓄品などの収納など、荷物の量に応じて使うことにも適している。素材には、白物家電やOA機器などの回収再生材を一部活用。
●容量:20L、50L
●耐荷重:10kg(20L)、15kg(50L)
アウトドアグッズを収納するのに便利なコンテナ。使わない時には折りたたむことができれば、多めに準備しても場所をとらない。口枠と底面がはまってずれにくい構造なので、最大4段まで積み重ねても安心だ。

20Lは積み重ねた時に突起が底板のリブにはまってずれにくくなる構造。50Lは積み重ねた時に底板が口枠にはまってずれにくくなる構造となっている。

50Lは横に窓がついているため、積み重ねたままで下の荷物を取り出すこともできる。
▼参考記事