
「しりとり」や「ウミガメのスープ」などの定番から、「ナンバープレート計算」「ワードウルフ」など大人も楽しめる心理系まで、年齢を問わず盛り上がれる内容を厳選。スマホ不要のものも多く、急な渋滞時にも大活躍します。
(写真:photoAC)
車内ゲームはどんな時におすすめ?

同乗者と盛り上がり絆が深まる
ドライブ中は日常と違った空間で過ごすため、普段よりもコミュニケーションが生まれやすいタイミングです。そんな時こそ、車内でできるゲームを活用すれば、家族や友人と自然に笑い合い、より深い信頼関係を築くきっかけになります。
とくに子どもがいる家庭では、ゲームを通じて子どもの感性や考え方に触れることができ、親子の距離も縮まります。
渋滞の退屈な時間を回避
予想外の渋滞や長距離移動は、どうしても集中力が切れたり、イライラしがちです。そんなとき車内ゲームがあれば、乗っている全員が「今の時間も楽しもう」という気持ちに切り替えられます。後部座席で退屈していた子どもも前のめりになって参加してくれるので、運転手も安心できます。
車内なのでできるゲームが幅広い
車内はスペースや安全面の都合から、体を使った遊びはできませんが、逆に「頭を使う」「言葉を使う」ゲームをするのに向いています。スマホを使わずにできるものから、アプリを活用したデジタルゲームまで幅広く楽しめます。人数に合わせてルールをアレンジすれば、少人数でも盛り上がれます。
車内でできるゲーム一覧

しりとり
言葉の最後の文字をつなげていく定番ゲーム。「動物」「食べ物」などのジャンルを縛ったり、「3秒以内に答える」などのルールを加えるとスリルが増して盛り上がります。「ン」で終わる単語をわざと狙って勝負を決める駆け引きも楽しめます。
アーキネーター
スマホアプリで遊べる、思い浮かべた人物やキャラを、AIが当ててくるゲーム。「え、なんで分かったの!?」と驚くこと間違いなし。子どもから大人まで一緒に楽しめ、出題役と推理役を交代しながら進めるのもおすすめです。
ウミガメのスープ
出題者が「男の子が傘をさしていないのに、まったく濡れずに帰ってきました。なぜでしょう?」などの、なぞなぞのようなストーリーを伝えます。答える側は「雨は降っていましたか?」「屋根のある場所を歩きましたか?」といった、はい・いいえで答えられる質問を繰り返し、少しずつ真相に近づきます。
推理力と発想力が試されるこのゲームは、大人も子どもも一緒に楽しめます。問題はインターネットでたくさん見つかるので、事前準備も不要です。
カタカナ禁止ゲーム
会話中にカタカナ語を使った人が負けというシンプルなゲーム。意外と「コンビニ」「アイス」などが口から出てしまい、思わぬ笑いを誘います。また、「飲み物に関する言葉だけOK」などのルールを決めて遊ぶと、難易度が上がって盛り上がります。
ナンバープレート計算
前を走る車のナンバープレートの数字を使って、足し算・引き算・かけ算・割り算などをして指定された数字に近づけるゲーム。「合計が10に近い車を探せ!」などテーマを決めれば、競争も生まれて白熱します。
共通感覚ゲーム
「赤いものといえば?」「夏といえば?」という問いに、全員がそれぞれ答えを書き(または口頭で)、最も人数が多かった答えが“共通感覚”として勝利。お互いの感覚のズレに驚いたり、「そんなイメージだったんだ」と新たな発見があったりして、会話が盛り上がります。
イントロクイズ
スマホでイントロ部分だけを流して、いち早く曲名やアーティストを当てるゲーム。世代ごとのプレイリストを事前に用意しておけば、親子対決や年代対抗戦も可能。歌詞当てや2秒再生ルールなどの変化球も楽しいです。
マジカルバナナ
「バナナと言ったら黄色」「黄色といったら信号」など、連想をつなげていくゲーム。どこまで続けられるかを競ったり、思わぬ連想で盛り上がったりします。スピード感が命なので、リズムを意識して遊ぶとより楽しめます。
山手線ゲーム
「国の名前」「ポケモン」「食べ物」など、特定のジャンルに沿って順番に答えていくゲーム。テンポよく続けないとアウトになるルールが、緊張感と笑いを誘います。即答できずにあたふたする姿も醍醐味です。
31ゲーム
「1」から「31」までの数字を順に言っていき、最後の「31」を言った人が負け。1回に言える数字は最大3つ。単純なようで戦略性が高く、先の展開を読んで、うまく誘導する駆け引きが楽しめます。家族みんなで頭を使って盛り上がれるゲームです。
車探しゲーム
「赤い車を見つけたら1点」「ナンバーがゾロ目なら3点」など、走る車を使って遊ぶゲームです。時間制限をして点数をメモすれば、白熱した競争になります。
ワードウルフ
参加者に同じテーマの言葉が配られますが、1人だけ違うお題を渡されます。たとえば全員「すし」なのに、1人だけ「ハンバーガー」など。
お互いにお題を言わずに会話をして、「誰が違うお題を持っているか」を推理します。ウルフ役は正体を隠しながら話す必要があり、ドキドキの心理戦が楽しめます。
車内ゲームを用意しておけば大盛り上がり間違いなし!
渋滞や長距離移動は退屈な時間になりがちですが、ゲームを用意しておくだけで、まるでアトラクションのように車内が楽しい空間に変わります。
とくにスマホの電波が弱い場所でも遊べるアナログゲームは、ストックしておくと重宝します。紹介したゲームをいくつか事前にメモしておけば、急な渋滞にも余裕で対応できますよ。ぜひ次のドライブの際にお楽しみください!