
キャンプや防災で使えるランタン、植物の鉢を作ってみた

こじらせハスキー・ドイツみちこ
筋力トレーニングで体脂肪率15%。ボディビル「NPCJ」世界大会40歳オーバーの部で3位の、肉体派お笑い芸人。

サーカスで数年ピエロをやっていた経験を活かし大道芸ネタで人気に。登山やキャンプ好きで自給自足暮らしを目指すピン芸人。
これからの季節、キャンプで消費が増える飲料水のペットボトルやビン缶類、BBQ用の食品のトレー。これらをキャンプ終了時にゴミ箱へポイっという人に、「ちょっと待った!」と、現役清掃員でお笑い芸人の清掃団団長マシンガンズ・滝沢さん。
「ビンや缶、ペットボトル、食品トレーは基本ゴミではなく資源。洗って乾かし自治体ごとに分別し回収するのが基本です」
ただし、ひどい汚れなど回収できないものもあるので注意。リサイクルできない例は以下。
【ガラスビン】乳白色のビン。耐熱ガラス。薬品のビン。
【ペットボトル】調味料容器などで汚れやにおいがついたもの。
【トレー(発泡スチロール製)】爪楊枝が刺さらないトレー。納豆容器。カップ麺の容器。
工作などでビンやペットボトルを加工する際も、絵の具や接着剤を使うとリサイクルできない。最終的にゴミにならないようきれいに加工するのが重要だ。
そこで清掃団のドイツみちことまりんかが資源加工法を紹介。
「キャンプや防災で使えるランタン、植物の鉢を作りました。〝捨てる〟という概念から資源を再利用する意識へ。SDGsな取り組みでキャンプを華やかに飾りましょう」(清掃団一同)
ランタン
ペットボトル

ペットボトルにビー玉などを入れて水を注ぐ。携帯ライトを下から照らせばランタンに。災害時の防災ランタンとしても役に立つ。
テーブルライト
ビン

空きビンを洗って乾かし、中にふた部分がスイッチになっているLEDボトルライト(Lighting EVER ¥1,955 Amazon.co.jp)を入れれば完成。

ビンのラベルはミカンなど柑橘系果物の皮でこするととれる。
ミニ植木鉢
コルク

コルクに多肉植物をさして栽培(たまに水をかける)。コルクは通常「燃えるゴミ」として扱われるが、本来は天然資源。専用の回収ボックスへ。
リサイクルできない容器の利用法
カップラーメン容器

容器を洗い、底に小さな穴を3〜4個開けて土を入れ、野菜などの植物を栽培。観葉植物としても楽しめる。
納豆容器

容器をきれいに洗って乾かし、赤玉土など水はけの良い土を入れて多肉植物を栽培。テーブルの飾りに。
※構成/松浦裕子 撮影/茶山 浩
※資源の加工法は、BE-PAL.NETでも紹介しています。
(BE-PAL 2025年8月号より)