サイレントキャンプを楽しむマストアイテムとして「アルコールストーブ」をおすすめしたい! | バーナー・燃焼器具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.01.01

サイレントキャンプを楽しむマストアイテムとして「アルコールストーブ」をおすすめしたい!

サイレントキャンプを楽しむマストアイテムとして「アルコールストーブ」をおすすめしたい!
冬将軍とともにキャンプシーンにやってくるのは、焚き火がはぜる音や白い息、ほんのり鼻孔をくすぐる熱燗の香り、そして満点の星空…と、他の季節にはない特別な時間です。そんな冬のキャンプでは、あまり人工の音を出さずに楽しむのがオススメ。

そこで活躍するのがアルコールストーブです。自然の音を存分に感じられる「サイレントキャンプ」に欠かせないアルコールストーブの魅力をご紹介します。

アルコールストーブの魅力

この機能美を眺めているだけでも楽しい時間が過ごせてしまうのがアルコールストーブの魅力!

アルコールストーブは、日本では「アルスト」と呼ばれ、世界中のアウトドア好きに愛されている、燃料に液体のアルコールを使うバーナーです。僕が使っていて思う魅力は大きく次の3つになります。

①シンプルで壊れにくい

細かい機構はあるが、液体を容器に入れて着火するだけというシンプル構造

おおよそ1900年代前半に生まれ、ほとんど構造が変わっていないアルコールストーブ。燃料のアルコールを入れて火をつけるだけなので、外見も上部に小さな穴、内部構造は壁面があるだけなので、落としても転がしてもほとんど使用に支障が出ないのがいい。

②サイレント&プリミティブギア

最大の魅力はなんといっても火を使っている時にほとんど音がしないこと。ガスやガソリンを使ったバーナーは「ゴーッ!!」という音を出すが(それもまた魅力ではありますが)、アルコールストーブにはほとんど音がありません。聞こえる音と言えば、お湯が沸く音や食べ物が焼ける音だけ。

おかげで風や遠くから聞こえる動物の声など、自然の音を何者にも邪魔されずに楽しめます。一緒に使うランタンもローソクランタンにすれば、完璧なサイレントキャンプを楽しむことができます。

聞こえるのは沸騰しているお湯の音だけってちょっと素敵じゃないですか?

また、液体に火をつけその火で調理をするというシンプルな構造がちょっと焚き火のような感じで使っていて面白い。その代わりに風に弱く火力は控えめというデメリットもあるが、そこも含めてプリミティブで愛しやすいアイテムだと思えたら、あなたはもう「アルスト・ラバー」です!

③サードパーティーやオプションを楽しめる

様々な組み合わせを楽しめるのも魅力のひとつ

アルコールストーブは、100年以上の歴史があるため、たくさんのサードパーティーアイテムがあり、そのおかげで様々な組み合わせを楽しむことができます。

本体はもちろんのこと、様々な素材、形状の風防や五徳などがあります。また、アルコールストーブの代名詞「trangia」では、アルコールストーブを高機能化するクッカーのセットまで存在していて、これがシステマチックであり、風に弱く火力は決して強くないというアルコールストーブの弱点全てを補ってくれるだけではなく機能美も兼ね備えているため、使っていて楽しいアイテムです。

空気を吸い上げ、風の影響は受けないこのtrangiaのシステムは1900年代に生まれてから今も全く変わっていない

内部にはアルコールストーブを装着できるようになっている

アルコールストーブを使う際の注意点

楽しいギアも、安全対策はしっかりと!

使い方はシンプルだけど、ちょっと油断した隙に大やけどになる可能性も秘めているのがアルコールストーブです。とくに気をつけたいのは次の3つになります。

①日中は火が見えにくい

実際この写真も火はついているが全く見えない…

アルコールストーブの炎は日中はほとんど見えないといってもいいくらいわかりにくいです。ですので「あれ?火がついていない?」と思って手を当てると火傷をしてしまう場合があります。

音や空気のゆらめきで認識するか、火事に気をつけながら小枝などを当ててみるなど、自分なりの炎の確認方法を持っておくことをオススメします。

②アルコールの途中注入禁止

途中注入でプチ火災…は意外と起きているので注意!

アルコールストーブは、燃料のアルコールがすべて燃焼しきると再注入の必要があります。しかし、まだ炎が出ているタイミングで途中注入してしまうと、注入中のアルコールにも引火して大惨事になってしまいます…。

長時間使用の場合は毎回炎が消えてから再注入するようにしましょう。

③燃料の持ち運び方法に注意

専用容器は安全な上に、注ぎやすい構造も持っている

燃料のアルコールは危険物です。適当な入れ物にいれて運ぶと、容器が溶けたり液漏れの可能性があるためもしもの時に火事を引き起こしてしまいます。

アルコール容器として使用可能なものかを必ず確認し、アルコール専用の容器にいれて燃料を持ち運ぶようにしましょう。

さて、決してパーフェクトとはいえませんが、だけど、愛するべきアイテム「アルコールストーブ」の魅力を感じていただけたでしょうか?

すでに持っている方はギアボックスの中から引っ張り出して、そして「使ってみたい!」と思った方はこれからのキャンプに導入してみてください!

長谷部雅一さん

アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター

1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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